いよいよ最後の講座です。
はりま宇宙講座には望遠鏡コースとプラネコースの2通りがあります。私はプラネコースを選択しています(別にまたがって受講してもいいはずですが)。プラネコースの「星空案内の実際」は、明石市立天文科学館のモバイルプラネを使って、投影解説の実習を行います。
やってみると緊張するものです。ポインタの扱い、実はこれはとても重要かつ難しいとのこと。気をつけてやってみたのですが、矢印の向きこれでいいか、など、やりながらいま一つ自信がありません。時間配分も全然わからず。
これをもって、私は全単位取得できたので、準案内人となれそうです。「準」を取るには、観望会の企画書を作成して提出すること(もっとも、貰った回答用紙の2ページ分の量なのだけど)と、実際に観望会で星空解説をして、それを採点してもらうことが必要です。
16階を完全に借り切って、星の友の会だけの観望会が開催されました。
見たものは、金星、天王星、すばる、M35、M42、リゲル(の伴星)、うさぎ座R(クリムゾンスター)、シリウス(の伴星、見えず)。それに人工衛星。
・・・とりあえず忘れないうちに天体名だけ書きましたが、説明すると、この観望会は今年度初めて設定された行事です。いつもの観望会では一つの天体を見せてもらうだけで終わるのですが、今回はリクエストに応じていくらでも、時間の許す限り見たい放題です。
上記の他に、M78にも向けてくれましたが、確認できず。「M1」というリクエストもありましたが、M78がこの結果なので、最初からあきらめ。
クリムゾンスターは、位置と色からすれば「うさぎの目」と呼ぶのがぴったりです。初めに覗いたふくちんさんの「うわ、赤っ!」という驚きの声に、私も覗いてみましたが、「うわ、赤っ!」。ここまで赤い星があるんですね。びっくりです。
リゲルは、一見40センチ望遠鏡で見るような天体ではないように思われますが*1、実視連星です・・・ということを、先週まで知りませんでした(汗)。ピントをしっかり合わせると、光芒の中からもう一つ星が現れます。
その勢いで、シリウスB見えるだろうかということになり、向けられました。「見た」と、事もなげに言っている人が時々いるので。
結果は、見えませんでした。もっとも、思いつきで望遠鏡を向けたので、下調べしてなく、伴星が主星に対してどの方向にあるかもわかりません。次は調べて挑戦しましょう。
*1 でも、大型望遠鏡のある天文台って、なぜ恒星ばかり見せたがるのだろう。