編集後記


2008年05月17日(土) [長年日記]

昼間の星と夜の星

朝から天文科学館へ。16階天体観測室の一般公開です。

天文科学館といえば一番目立つのが時計台、そのてっぺんに銀色のドームがあります。中には西村製40センチ反射望遠鏡が設置されています。いつもは月一回の夜の天体観望会の時に公開されるのですが、お昼の時間にも公開して、晴れれば昼間に星を見ていただこうという企画です。昨年度も数回行ったのですが、今年度は月一回、夜の天体観望会と同じ日の昼間に開催されることになりました。星の友の会で講習を受けた会員が交替でお手伝いにつきます。

今回は、晴れているものの少しうす曇り、夜ならばなんとかなるでしょうが、昼間はかなり厳しい。いくつかの天体に向けてみたのですが、いずれも存在すら分からずじまいでした。 仕方がないので明石海峡大橋に望遠鏡を向けました。さすがに、望遠鏡がありえない姿勢になってしまいます。頭を下げすぎてトラブルが起きないかと思いましたが、水平より下には下がらないよう、リミッタがついているみたいです。水平位置まで下げると、前から主鏡を見てもらうこともできました。

14時で終了。15時からは星の友の会の幹事会。

18:30からは夜の天体観望会。今月のテーマはミザールとアルコルです。

4階では、望遠鏡3台を用意。おもに月と土星。私はポルタを操作して月を。

しかし、満月間近の月だけではあまり面白くなかったので、お客さんが一巡したころを見計らって、しし座γ星を入れてみました。

実は私自身初めて見たのですが、オレンジ色の星が2つ、近い所に並んでいて、なかなかきれいです。観望対象としては二重星も悪くないですね。この時点で、もう、残られていたお客さんも少なくっていたので、こんなに奇麗な天体なら最初から狙うのだったと思いました。

今日は、昼も夜も、お客さんは少なめでした。いいお天気でしたから、外で遊ぶ人が多かったのでしょうか。

次回の16階天体観測室公開は6月14日です。そろそろ梅雨時。


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