先日神戸で買い損ねた望遠鏡ですが、なんのことはない、会社の近くのショッピングセンターにありました。帰宅時に早速買い求めました。
Mixiの「望遠鏡で星を見よう」コミュニティ*1でさっそく紹介しておきました。
(株)永岡書店がそのものずばり「天体望遠鏡」という名前で販売しています。1680円。
対物レンズは焦点距離417ミリ、焦点距離以外のデータはついていませんが、定規で測ったら直径3センチほどです。ただし、すぐ内側に大きな絞りがあり、実質1センチほどではないかと思います。またレンズ構成はたぶんシングルレンズでしょう。まあ1,680円ですから。
接眼側は天頂プリズムになっていますが、作り付けなので外れません。これが外れたら手持ちでも使えたると思ったのですが。
接眼レンズは20倍、30倍、40倍の三種類が付属しています。接眼レンズはたぶん専用品しか使えないと思われます。
部品はこれだけ。非常にシンプルです。本体下に三脚をネジ止めして完成します。
三脚はありがちな卓上三脚で、ちょっと外に出して、というのはかなり不便です。取り付け位置はこんな構造なので、カメラ三脚に載せ変えることはできません。
取り付け位置のネジはプラスチックになっています。ちょっと強度的に不安かもしれません。
これで月を見てみました。三脚は上下動はもちろんできますが、水平回転しません。でも回転されたらかえって使いにくいかも。そこで全体を回転椅子の上に載せて使ってみたら、かなり具合よく使えました。
月は全景が何とか。まあまあの見え具合です。うさぎさんがお餅をついている姿ははっきりわかります。木星はさすがに小さすぎて模様どころではありませんでしたが。
パッケージには対象年齢5才以上とあります。星に興味を示しだした小さなお子さん(小学校低学年ぐらいまでかな)に、お月さんを大きく見せて喜ばせてあげるには悪くないかもしれません。ただ太陽だけは絶対に見ないように、常に大人がついてあげるべきでしょう。
(※注 写真に写っている書籍は大きさ比較のために並べています。望遠鏡についてはきませんので念のため)
*1 今回の粗悪品望遠鏡問題がきっかけで立ち上がりました。望遠鏡で星をのぞいてみたいという初心者の期待にちゃんと応えるための資料を整理し、ホームページに掲載するプロジェクトです。
ツングースカのクレーターの所にコメントを入れておきました。