IAUの決定自体は、最近の観測で見つかったさまざまな天体を定義づけるものだが、「冥王星が惑星でなくなった」とセンセーショナルに伝えられたため、「水金地火木土天海冥」の冥を外した1回り小さな太陽系のイメージが広がっている。
んー、まあそんなふうに伝えた主な責任はマスコミにあると思うので、あんまり人ごとみたいに言うのもどうかと思うのですがね。
でも宇宙図でも「冥王星型天体」が記述されているとは言え、あまり広がりを感じさせるようには描かれていないし、プラネタリウムや科学館で見る図とか展示(ごめん、天文科学館のしか最近見てないのですが)も、急ごしらえとはいえ、冥王星を消しただけというということはないでしょうか。そういえば日本惑星協会のWebもそうだ。もっと冥王星型天体や太陽系外縁天体を強調して描いてもいいんじゃないかと思います。日本学術会議のポスターがどんなのになるのか興味のあるところです。