編集後記


2007年03月21日(水) ツアイス&メガスター5日目 [長年日記]

ツアイス&メガスター5日目

第2回と5回を見ました。どちらも一般投影で同じテーマなのですが、解説者が違います。ふくださんは今日の2回目で、メガスター投影について全解説者の投影を制覇したそうな(^^)

館の人に「2回目は多いよ」と聞いたのですが、そのとおり、開演待ちの客が2階からあふれ、1階ロビーにも行列ができました*1。整理券は確保できましたが。5回目(一日の最終投影)も、そんなに並んでいる様子はなかったのですが、開演時にはもうほぼ満席状態です。直前に来ても整理券がなくなることはなさそうですが、やっぱり余裕を見ていく方がいいでしょうね。

*1 プラネタリウムは2階にあります。

天文春分祭・プラネタリウムバラバラ展示

実は、天文科学館はメガスター投影と平行して、天文春分祭でもありました。プラネタリウムの部品を日替わり展示する「プラネタリウムバラバラ展示」はこちらのイベントです。今日の展示物の中で注目したのは、恒星原板と天の川投影機のシャッターです。

恒星原板は薄い金属箔に星を小さな穴としてあけてあります。ちょうどオリオン座やおうし座のあたりでしたが、私の目では星は見分けられませんでした。ベテルギウスに色をつけるのに色フィルターを貼ってありました。案外単純なやり方で実現しているんですね。

次に天の川投影機のシャッターです。何もなしに投影すると地平線下にまで投影してしまうので、地平線の下へ向かう光をさえぎるためのものです。ガラスの中空の円筒形になっていて、その内側にライトをはめ、ガラスの中空の中に水銀を封じ込めてあります。どんな向きになっても常に水銀が下半分にたまるという仕組みですが、割れて水銀が漏れ出したら危険です。

臼田知史さん/臼田-佐藤功美子さんの講演会

国立天文台ハワイ観測所副所長の臼田知史さんと、お連れ合いの臼田-佐藤功美子さんの講演会がありました。実はお二人の帰国の目的は、明石へ行ってシゴセンジャーを見たいからだったとか(^^)

どちらも盛り上がってとても面白く、メガスター投影を振り切って聴講するだけの価値のある内容でした。

たとえば質疑応答の中で紹介された補償光学の説明のアニメーション、すばるではなくジェミニのものだそうですが、とてもわかりやすい。大気のゆらぎの情報を受け取った鏡がうにゃうにゃと波打って次の像を補正する様子が非常に面白く感じました。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]
あにー (2007年03月22日(木) 08:46)

シゴセンジャーを見た後,所用のため,後ろ髪引かれつつも<br>明石を後にしました。臼田さんご夫妻の講演,盛り上がったん<br>ですね。やっぱり行きたかったぁ。(>_<)

京もぐちゃん (2007年03月29日(木) 17:41)

シゴセンジャーとメガスター両方堪能しました。<br>お弁当なりもってくれば良かったと・・・・・。<br>子供はシゴセンジャーが分からなくて、予告状のブラック星博士をみておびえていた娘が出てくるなり大爆笑。<br>楽しんでいただけたようです。昼過ぎにはお腹すいた子供を食べさせるために明石駅へ・・・・。<br>しかし、バラバラ展示日によって変わって居るんですね。<br>残念。全部見たかった!。<br>また京都から来ますね。


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