昔読んだ漫画で、着陸したMe163*1からパイロットが降りてこないので見に行ったら、漏れた燃料でパイロットが溶けて骨だけになってしまっていた、なんてシーンがありました。実際にそういうものだったようで(^^;
ちなみに、スペースシャトルの軌道変更用エンジンの推進剤はヒドラジンと四酸化二窒素の組み合わせです。この二つは混ぜるだけで発火するのでロケットには都合がいいそうで、衛星や探査機のエンジンなどによく使われます。酸化剤は過酸化水素ではないけれども、現代まで立派に活きています。
オービタが着陸後、乗組員がすぐに出てこないのは、ヒドラジンと四酸化二窒素燃料が漏れていないかチェックして、安全を確かめるためですね。
*1 秋水のもとになった、ナチス・ドイツのロケット戦闘機