日本未来科学館のメールマガジン「MeSci News」で、この問題に関する毛利館長のコメントが紹介されてました。曰く、
「私も小さい頃は地球が中心だと思っていました。全然問題ないです。小学生の頃からいろいろなことに敏感にさせること。そうすればさまざまなことを科学的に調べたくなる」
[MeSci News 第107号より引用]
そういえば私も、小さい頃、地球どころか自分の家が世界の中心でした*1。自分の家があって、その周りに近所の家々、ちょっと離れたところに学校、プラモデル屋、またちょっと離れたところにお爺ちゃんの家、ずっと離れたところに、時々電車で行く、デパートのある大きな街、と、極端に言えば、自分の家を中心にそれらが同心円に取り巻いているイメージで。。。
それががらっと変わったのは小学3年生の時です。社会の時間に初めて自分の住む市の地図を見せられ*2、自分の世界観がひっくり返ってしまいました。自分の家は、真ん中どころか一番端っこでしたが、そんなことはどうでもいい。
なぜ星を好きになったのかは自分でもわからないし答えるのはやっぱり嫌ですが、地理が好きになったのは、ずばり、この地図がきっかけです。
学校の授業のありかたについての議論は議論として、今回の調査の結果も、子供が自らの知見を広げていく過程が見えたものだとすれば、そうい うものでいいのかも知れません。外で覚えたことと学校で習うことが矛盾するなら、それは何とかした方がいいと思いますけど。