リンク先の9月24日、No.236を参照。
「トリビアの泉」で見たこのトリビア、「日本も確かそうだったはず」と記憶していたので、何で読んだか探していたのですが、みつかりました。
講談社の「日録20世紀」のスペシャル「日中戦争全記録!」。その29ページ。
20歳になると徴兵検査が行われ、体格や体位によって甲種から戊種に分けられる。甲の中から抽選で現役兵が選ばれ(抽選制は14年に廃止」)、乙種は第一、第二補充兵、丙種は第二国民兵とされる。
この抽選は公開で行われて本人が直接クジを引いたのかとか、タイでは徴兵検査をやっているのかとか、そういう疑問は残りますけど。まあともかく、
旧日本軍も、軍人を抽選で選んでいた
かな。
同じ記事によれば、当時兵役義務を負っていたのは17歳から40歳までの男子で、総人口約1000万人、実際には、戦争中毎年のように制度が改正され、上限が45歳までに引き上げられたり、徴兵検査が19歳にひきさげられたりしたようです。陸海軍の総兵力は日中戦争開始時の昭和12年には55万人だったのが昭和20年の終戦時には700万人以上、実に徴兵可能な世代の7割が動員されたことに。
徴兵検査の丁種は不合格で兵役が免除されます。じゃ、当時の若者はみんな丁種になったら喜んだのかというとさにあらず。丁種は非国民として蔑まれたはず。それに当時の男の子は軍隊に入って天皇陛下のために死ぬことが至上の価値だったはず。
今の時代に生まれて本当に良かった。
ところで番組に出ていた美輪明宏さん、どんな気持ちでボタンを押してたのでしょうか。