編集後記


2001年12月28日(金) [長年日記]

Xplns

新着情報に載せる星図を作るのに使っているXplnsですが、Kondara 2.1 RC 0.9ではとうとう日本語がでなくなりました。前バージョンまでは、VineのLC_CTYPEファイルを/usr/share/locale/以下のそれらしいディレクトリに放り込んでやれば解決したのですが、今回はそれをやると固まってしまいます。そして、やらなければ can't set locale ja_JP.EUC-JP となり、メニューもなにも日本語になってるはずの部分が文字が表示されなくなってしまいます。そもそもglibc2.2になってからロケールの処理方法が変わってるような気がしないでも。。。。

xplns はソースが公開されていないので、リビルドすれば、とか、いざとなればソースに手を加えて、とかいう技も使えません(リビルドはともかくソースを修正するのは私の手には負えないでしょうが)。そこまでせずに解決すればいいんですが、開発者の安喰氏に連絡してみようかと考えてます。

しかし、これ、RedHat 7.2あたりで何ともなかったりしたら嫌だな。

それなりに無茶な発想

しかし、Xplnsにしろseti_appletにしろ、なぜか私の使いたいものは、Kondaraにすんなりと入ってくれません。誰が悪いのか知りませんが、わたし的には困ったものです。

こういう天文系のソフトウェアを多く収録したディストリがあるといいなあと考えることもあります。適当なディストリをカスタマイズしてつくっちゃおうかなどと無謀なことも。。。ほんの1つ2つのソフトウェアのために実に大げさです。ディストリなんて大仰でなくても、要はあるディストリにすんなり入るよう調整したパッケージ集でいいんですよね。ほんとの理想を言えば、別に最初からついてくるんじゃなくても、どのソフトウェアでも苦労なく後からインストールできるというのがいいわけですけれども。

もちろん、単に収録してほしいというだけなら Kondara に入れればいいだけですが、Kondaraもいい加減巨大化しているようで。。。。

そろそろ、一つのディストリにあらゆるソフトウェアが収録されているというのも再考した方がいいのかな、という気がします。MS-Windowsみたいに、ほんとにOSまわりのものしか入らないディストリとか。

すくなくとも、CD-ROMは何枚もあるけど、一枚で必要最小限度のLinux+Xなシステムが構築できて、残りはアプリケーションCDとか。で、アプリケーションCDには、必要なソフトウェアのセットをすぐに選択できるようなインストーラがついている、と。たしかDebianってこういうのに近いんでしたっけ。

なにせ、1000ものパッケージがついてきたって、そのうち使うのはほんの一部です。もちろん、いるものだけ選択すればいいんですが、wireless-toolsのような、どっちかというと裏方の、でも必要な人には必要なパッケージを見落とさずにきちんと入れようと思ったら、結局1000 ものパッケージをあらかじめ精査しなければならないわけだし、そのディストリが想定するシステム構成にも熟知する必要がある(無線LANをサポートしたければwireless-toolsがいる、みたいな)わけで。。。

しかしKondara

先行き大丈夫なのかな、あんな騒動が起こって。すぐに支持を失うことはないだろけど。

私は今のところKondara以外はあまり考えられないのですよね。Vineはもう古いし、RedHatのあの素っ気ないデスクトップはつまらない上、ランレベル3でのログイン直後がLANG=ja_JP.eucJPなぞとなっているのは、なにを考えてるのかと思う(デフォルトでkonが立ち上がるならわかるが)。Turboは。。。以前なんであんな色使いなんだと思ったので捨ててます。仕事じゃ、RedHatを教材にTurbo-CEを教えてたりしたんですけど(笑)


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