編集後記


2003年01月02日(木)

ただの星空

紅白歌合戦が終わる頃から、初詣に出かけるのが習慣になっています。今回の初詣は久しぶりにいい空でした。久しぶりに星見に出かけた気分。

ただの星空というのは本当に好きです。学生の頃、木星と火星が近接して互いに抜きつ抜かれつしていた様子は何ヶ月も楽しめましたし、ちょっと天体写真のまねごとなどしていた頃も、固定撮影の最中、そのままじっと空を見つめていることが多くありました。今でも、望遠鏡なぞ放ったらかしで、ただ星空を見上げているだけの事も多いのです。「わざわざ良い環境のところへ出かけているのにもったいない」と思われるかも知れませんが、ただの星空も、やはり相当に環境の良いところで見るべきです。

ただの星空はとても表情豊かです。望遠鏡や双眼鏡ではわからない肉眼星団の特集が、かなり前に雑誌であったような記憶があるのですが、どの雑誌のいつの号だったか覚えていないのが残念です。ペルセウス座α星付近などがその一つだったと思うのですが*1

実は「私は機材を使わない、あくまで自分の目だけで空を見るのだ」という人に会ったことがあります。その人は面倒な観測機材など一切持たず、身体一つで山の上や海辺へ出かけているそうです。まだそういう境地には、私はなり切れていません。

そうそう、ある時、「ヘルクレス座はどれ?」と聞かれて教えていたら、そばで聞いていた自称「観望派」に「M13を探すならアークトゥルスからたどればいいではないか(だからヘルクレス座を探すなど無意味だ)」などと口を挟まれてあきれかえったことがあります*2。「はくちょう座」を探せない自称「撮影派」もいたっけな。フロッピーにファイルをコピーできないコンピュータ技術者のようなものか。なんか間違ってると思うのですが、人それぞれなんで別にいいんですが。

「そういうあなたには、ぜひ双眼鏡を」って言われそうですが、残念ながら、私は手持ち可能な小型双眼鏡以外は、未だに良さがわからないのです。大型の双眼鏡はどうも私には合わない機材のようです。

*1 ヒヤデスやMel.111もそうですね。

*2 それ以前にアークトゥルスは遠すぎやせんかと思うのだが。


2004年01月02日(金)

宇宙作家クラブによる2003年の宇宙十大ニュース

同じ「宇宙」でも、立場や関心のある分野によって、いわゆる「十大ニュース」なるものは大きく異なります。星が好きな人なら、一位は「火星大接近」と答える人が多いでしょう。一方、天文学的には、「WMAPミッションによって宇宙の年齢が137億歳と求められた」というのが第一位だそうです。


2007年01月02日(火)

初詣

朝から雨がぱらつくあいにくの天気ですが、初詣に出かけました。
この神社は藁で作った今年の干支が目玉の一つ

天気にもかかわらずそれなりの人出でしたが、おまいりするのに並ばなくてよかったところを見ると、例年よりは少なかったようです。
拝殿前

干支を書いた臼が並べてあって、自分の干支の臼にお賽銭を入れて杵でつくとご利益があるらしく、今年初めて実行してみたのですが、何回つけばいいのかわからなかった。また何にご利益があるのかも。。。
干支ごとに並んだ臼

スキー場

初詣の後、最寄のスキー場へ直行しました。

その最寄のスキー場です。
スキー場。
ちょっと曇ってきてから撮影したので暗い。

そこに場違いな足拵えで立っているやつ。
普通の靴と普通のジーンズ
いや、地元民はジーンズに防水スプレーを吹きかけて滑るのですよ*1。私は滑らんけど。

実は親戚の小さい子供たち*2に雪遊びをさせにきたのです。ほんとにスキーしたい人にとっては初心者向きだそうです。スノーボードは禁止されています。そんなに混雑もしないし、距離も案外手近なので、子供の雪遊びにもいい場所です。

*1 少なくとも十数年前の私の古い友人はそうだった

*2 私は独身なので子供はいません。


2021年01月02日(土)

謹賀新年

遅れましたが、新年明けましておめでとうございます。

年頭にあたっての所感とか抱負目標を述べるのは苦手ですが、今年も、「がんばらない、はりきらない、よくばらない」をモットーに進めていきます。

表のページに書きましたが、昨年は大変な年でした。様々な人が「コロナ」*1に言及するのを見て、温度差こそあれ、ここまで一様に人々の関心を集めた出来事があっただろうかと、皮肉な思いです。今年は安心して様々なことに取り組めればいいのですが、まだ続きそうですね。

ともあれ、今年も変わらずどうぞよろしくお願いいたします。

*1 もちろん新型コロナウイルスとその感染症COVID-19のことで、太陽コロナの事ではありません


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