講師は国立天文台普及室長の縣秀彦先生でした。
改めて惑星の定義確定の内容と、最新の太陽系像について話を聞くことができました。ともかく太陽系は広くなりました。
ディスカッションの中で、これも改めて印象的だったのが、冥王星のカテゴリ変更に対するマスメディアの反応です。前にも聞いた話なのですが、研究者は、惑星の専門家などは以前から冥王星を惑星とみなしていなかったし、各メディアの科学部の記者もそうだった*1、だから科学部記者たちは冷静だったけれども、他の記者たちが騒ぎ出して大騒動になったとのこと。日頃から一般に向けた研究者からの情報発信が重要ということなんですが、難しいところかもしれません。受け手の側はすぐに忘れますし。
そしてもう一つ印象的だったのが、科学関係のキーワードで一番人気があるのは「生命」と「宇宙」だそうです。だから2009年(世界天文年)には、岡山188センチ鏡で地球型太陽系外惑星を見つけてください、と(^^)
岡山駅。
路面電車に乗るのは広島以来。
ここが会場のルネスホール。室内は天井が高くておしゃれなところです。コンサートなんかいいでしょうね。JR岡山駅から路面電車の東山行きで県庁通りで降り、南へ歩いてすぐのところにあります。
*1 そして、私たち星が好きな人も、多くの人が、その状況を認識していたと思います