神戸市青少年科学館まで見に行ってまいりました。日曜日の16:40の回です。
・・・・ええ、一人で行ってきましたが何か?
天文科学館での講演会で見た映像が全天に広がります。圧巻です。圧巻という言い方は変ですね。「銀河鉄道の夜」のイメージが本当に膨らみました。
私は、銀河鉄道の汽車は軽便鉄道、しかも「石炭をたいていない」のだから、「銀河鉄道999」のC62のような大きな機関車ではない、そもそも蒸気機関車でもないのではないかと常々考えていたのですが、賢治の時代の、また軽便鉄道ですから、やっぱり小さな蒸気機関車で、でも燃料は石炭ではない、それがあの機関車の吐き出す煙と蒸気に表現されているんですね。
そういえば、アルビレオの観測所が出てきませんでした。なぜでしょうね。「銀河鉄道の夜」を読んでアルビレオに関心を持った人は多いようなのですが(当社調べ^^;)。
・・・・大阪にも見に行きたいと思います。
銀河鉄道は一方通行です。帰りの汽車はありません。いまだ南から北へ向かう汽車が走ったことがないことは原作中でも語られます。平たく言えば、死者が生き返ることはない、ということです。
でも、銀河は地上を取り巻いて丸く輪になっています。物語の中でのジョバンニの旅はコールサックを過ぎたところで終わりますが、あのまま走り続けたら、南天を走り、冬の銀河を通り抜けて、また銀河ステーションに戻ってくるのではないか、と気が付いてしまったのですが、どうでしょうね。
昨日は、当方のプラネタリウム番組をご紹介いただきありがとうございました。<br><br>>あの機関車の吐き出す煙と蒸気に表現されているんですね。<br><br>オープニングで出てくる機関車とお話の中に出てくる機関車は意味合いとしては別物ということを気づいている方はあまり多くはないようですが、お気づきになりましたか?<br><br>オープニングシーンで出てくる機関車はまだ地上世界です。<br>白鳥が橋の下を通り過ぎ、水の中を通って星の世界になっていくあのシーンはKAGAYAさんは、カムパネルラが川に入ったシーンをイメージされたそうです。ですので、あの機関車は地上世界を走る機関車ということです。だから煙をもくもくとあげています。<br>銀河鉄道の機関車は、煙で表現されておらず、蛍のような光点が煙突から出ています。な。さんのおっしゃるとおり、なかなか素敵な表現ですね。<br><br>あと、お話の部分ですが、原作に比べかなりの部分がカットされています。全部盛り込んだら大変な量になってしまうということで、現在はこの程度のようですが、KAGAYAさんご自身はもっといろいろ改良を加えたいと思っていらっしゃるようなので、いずれ「アルビレオ」のシーンも入ってくるかもしれませんね。<br><br>実はあの作品は、各施設によって微妙に変化があります。たぶんバージョンアップされていったのが反映されていくので、少しずつかわっていくのでしょうね。