NASAの火星探査機マーズ・グローバル・サーベイヤーは、現在火星上空にあって、目的の軌道に乗るためエアロブレーキングを行っているところですが、3月27日から9月までブレーキングを中止し、その間に火星地表の撮影を行います。「人面岩」の撮影も試みられるということです。
[HST新画像]百武彗星(C/1996B2)のコマ内部の画像。
[新天体]超新星の新発見3つ。いずれもIAUC6850に載ってました。
超新星1998Y in NGC 2415
カリフォルニア大バークレイ校のW. Li、M. Modjaz, R. R. Treffers、A. V. Filippenkoが、the Lick Observatory Supernova Searchにおいて撮影された画像から、「ふたご座」と「やまねこ座」の境界に位置するNGC2415に18.3等の超新星を発見しました。その後の観測から、タイプII型と見られています。
超新星1998Z in anonymous galaxy
L. Germanyとthe Mount Stromlo Abell Cluster Supernova Search Teamが、「はと座」の無名銀河に19.6等の超新星を発見しました。
1998aa in anonymous galaxy
チリ大学の J. Mazaが、「おとめ座」の無名銀河に約18等の超新星を発見しました。
[紹介]宇宙開発事業団による、地球観測衛星の成果を地球環境の授業に活用しようというWebサイト。4月に正式オープンとのことです。
国立天文台・天文ニュース 第165号を転載します。
国立天文台・天文ニュース 第166号を転載します。
NASAによる、エル・ニーニョ現象のページ。
で、NASAの衛星による観測を元に、アニメーションと画像でエルニーニョ現象を立体的に把握できます。
エル・ニーニョ現象は、チリ沖の中部太平洋に暖かい海水が溜まる現象で、このためにチリ沖の海面が、太平洋の平均より30センチほど高くなっているそうです。その海面の高さと水温の変化を表現しています。
宇宙開発事業団が、4月17日(日本時間)打ち上げ予定のスペースシャトル(STS-90)で実施予定の「ニューロラブ」計画の概要を発表。
向井千秋さんの2度目の飛行です。
8月1日〜8月7日はスターウィークです。
みさと天文台のストリーム放送。PipeCamを用いていて、特にプラグイン等は不要ですが、Netscape Navigator 3.0以上推奨、インターネットエクスプローラーでは滑らかに再生できないかもしれないとのことです。
[新天体]チリのW. Lillerが、「いて座」に、新星の可能性のある7.8等の天体を発見しました。
[新天体]Simon Woodings、Ralph Martin、Andrew Williams は、パース天文台の捜索グループの観測から、「ぼうえんきょう座」に、超新星と思われる17等の天体を発見しました。(1998X)
[HST新着画像]「はと座」に位置する棒渦巻銀河NGC1808 の中心部近くの星生成のようすを広視野惑星カメラ(WFPC2) でとらえたとのこと。
30年後に地球に衝突するんじゃないかと騒がれた、小惑星1997 XF11のページ。
それでも2028年10月26日に約96万キロ(月までの距離の約2.5倍)にまで近づきます。
近づくということは、地球からも観測しやすいし探査機も送りやすいわけで。。。その時代なら、もしかしたら資源採取の格好の目標になってるかもしれませんね。
Mark Armstrong(Rolvenden, England)は、U.K. Nova/Supernova Patrolで撮影された画像から、「ヘラクレス座」のNGC6627に、超新星と思われる16等の天体を発見しました。(1998V)
NGC3075に発見された超新星(IAUC 6843)の大まかな位置です。なお、こちらは1998Wです。前項に紹介した1998Vと前後してしまいました。
20日の天文ニュースに出てきた、ステファンの5つ子の位置と画像です。
はて、日本にも撮影した人はいると思うのだが。。。
[HST新画像]太陽ぐらいの中程度の質量の恒星が死につつある姿をいくつか。惑星状星雲のことです。
1ページめは惑星状星雲NGC7027。2枚の組み写真で、左がNICMOSで赤外線で撮影された画像、右が、それに第2広域・惑星カメラ(WFPC2)で可視光で撮影された画像を重ねたもの。
2ページめは、惑星状星雲が誕生しつつある段階を捉えたと考えられるもの。IRAS 17150-3224、IRAS 17441-2411、NGC6818、NGC3918の4天体。
国立天文台・天文ニュース 163、164号を転載します。
カリフォルニア大バークレイ校の W. Li、M. Modjaz、R. R. Treffers、A. V. Filippenko は、 the Lick Observatory Supernova Search で行われた観測から、「しし座」の銀河NGC3075に、17.3等の超新星と思われる天体を発見しました。
うぅ、天文ニュースとHST新着が重なると大変。自分で勝手にやってることとはいえ、寝る時間削ってやるほどのものやら。これで苦情でも来た日には。。。。(苦笑)
1998年3月19日みさと天文台(和歌山県)にパラボラアンテナの直径が8メートルの電波望遠鏡が設置されたそうです。もとは国立天文台野辺山観測所にあったものとか。
3月18日付朝日新聞の科学面(?)に小惑星1997FX11の話。情報の出し方に課題との事。福原は、むしろ情報の受け手はもっと賢明であれ、と思う。
キトラ古墳の天文図、3月15日の現地説明会で、「実は不正確」と報告されたようです。
以前にも紹介しましたが、キトラ古墳の今回の調査については、インターネット上では、いまのところ下記webサイトが最も情報量が多いようです。
NASAのwebサイトにサーチエンジンがつきました。
小惑星1998XF11について、Internet Watchまでが集中企画を組んでサイト情報を掲載していました(3月16日号)。こういう出来事はやっぱり世間の関心も高いんでしょうか。普段の星空も同じくらい関心が高ければいいのに。
米のゴア副大統領が、NASAの衛星を地球軌道のラグランジュポイントに置いて、そこから毎日24時間、地球の映像を生中継する計画を発表。このURLもInternet Watchから。
情報スーパーハイウエイの次はやっぱり宇宙と地球環境?
3月15日、明石市立天文科学館が再オープンしました。3月18日まで無料とのことです。福原は初日に行きましたが、ものすごい人で盛況でした。
小惑星1997 XF11を発見した、アリゾナ大スペースウォッチ・プロジェクトのページ
キトラ古墳の天体図の「黄道」について、「あれは間違っている」説の詳細を聞いてきました。
図では、現行の「さそり座」に相当する星宿も同定されているのですが、
福原も実際に公開された天体図を見てみた結果、上記の意見を支持しています。下記のページで天体図を確認できます。比較星図と比べて見てください。本当の黄道は房宿(現行星座の「さそり座」の頭の部分)を通っているはずなのに、天体図の「黄道」はまったく異なるところを通っています。
黄道ではないのか、星宿の同定に誤りがあるのか、あるいは誤って描かれたものか。
小惑星1997 XF11の続報。その後、1990年3月にパロマ山で撮影されたフィルムに写っていたことがわかりました。その観測をあわせた新しい計算結果では、2028年に地球に最も近づくのは10月26日ですが、その時の接近距離は、0.0064天文単位(約96万キロ)ということです。
とりあえず安心していいんでしょうか。IAUC 6839の" With regard to the remarks on IAUC 6837,"以下が、まだちょっと気になる(と言いながら、実はこの部分ちゃんと読めなかったのだ。) 。
ページ冒頭に掲げているとおり、明日3月15日、明石市立天文科学館が、兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)以来3年ぶりに再オープンします。
1997年12月6日に、アリゾナ大学のJ.V. Scotti が発見した小惑星1997 XF11は、その後の位置観測と軌道計算により、今から30年後の2028年10月26日(世界時)に、地球からわずか4万6000キロにまで接近する可能性が出てきました。誤差を考慮しても月より近づくことは確実と見られています。
う〜む。。。。
EROS collaboration が、コップ座の無名銀河に20等の超新星を発見しました(SN 1998 U)。
同じIAUC 6836に、大マゼラン星雲の超新星1987Aの記事が載っています。再び明るくなり出した超新星残骸の観測報告のようです。
国立天文台・天文ニュース161号を転載します。162号と前後しましたが。
キトラ古墳の星宿図(とか天体図とか、人は呼びたいように呼んでいる)の「黄道(太陽の通り道)」。あれは黄道じゃない、という意見が某同好会の人から。。。どういうことか今週末の例会で聞いてきます。
でも単に「黄道じゃない。白道(月の通り道)だ」というだけの話かも:-)
[NASA]マーズパスファインダーご臨終の模様
NASAの火星探査はまだまだ続きます。が、このページで追いかけるかどうかはわかりません。NASA関係なら他に良い情報源がいくらでもあるし、NASA情報を「これがすべて」とばかり追うのはミーハーな気がしてるので。
[HST]JPLのKarl Stapelfeldt と Robin Evans は、ハッブル宇宙望遠鏡の広域・惑星カメラでこれまでに撮影された、28,000枚以上の画像から、約100個の小さな小惑星を見つけ出しました。その画像のうち4枚が組写真で公開されています。各画像の中で線状に移っているのが小惑星の軌跡です。軌跡の形で写るのはCCDカメラの露出中に移動したからで、移動天体の特徴です(これがあるから小惑星とわかる)。
しかしハッブル望遠鏡程度の視野の狭いカメラで小惑星が偶然写るものなんですね。
WNN-Uインターネット観望会の次の予定は、4月1日のアルデバラン食だそうです。
キトラ古墳の天文図について天文的に最初に詳しい解説を出してきたのは、やっぱりこの人でした。新聞読むより絶対にいいです。ただし、写真はなし。掲載用としてはまだ入手は難しいでしょうね。
[手前味噌]キトラ古墳の天文図に関連して、昔の天文学(日本・中国)に関心をもたれた方には、星見人達の下記のページがお役にたてるかもしれません。
奈良県明日香村のキトラ古墳は超小型カメラで石室内の壁画が調査されていますが、天井に天文図があるのが見つかったそうです。
日本の太陽観測衛星「ようこう」が、先月の皆既日食中に撮影した、太陽のX線画像が公開されています。衛星からは部分日食になりましたが、こういう画像が欠けているのは珍しいかも。
北京天文台のZhou Wanが、おおぐま座の銀河 IC 694 に15.4等の超新星を発見しました。タイプIb型のようです。
IAUC 6830には、前日の1998Sの続報もあります。
北京天文台の一連の発見は、Beijing Astronomical Observatory Supernova Survey とよばれる観測計画の成果として行われています。同様な組織的な捜索計画が、2年ほど前からいくつか行われていて目ざましい成果を上げています。
国立天文台・天文ニュースを転載します。
ちなみに「しぶんぎ座」とは、かつて、現在の「りゅう座」の一部に設定されていた星座です。現在はありません。
NASAは、月探査機Lunar Prospectorが、月の北極と南極両方に水の氷がある証拠を見つけたと発表しました。
[追記]上記のWebによればかなり豊富な量で、以前にクレメンタインが発見したより多いらしい。
北京天文台のZhou Wanが、おおぐま座の銀河 NGC3877に、超新星と思われる15.2等の天体を発見しました(SN 1998S)。タイプII型の超新星らしいとのことです。
木星探査機ガリレオのニュースが日本語で読めるサイトを紹介します。
ガリレオの探査計画は1999年まで延長され、木星、イオ、エウロパに重点をおいた探査をおこないます。
「かけはし」の軌道投入失敗の原因究明状況についての報告を、宇宙開発事業団がWeb上で公開しています。
木星探査機ガリレオが撮影したユーロパの画像が公開されています。これらの画像はユーロパの氷の地表の下に水の海が存在する可能性について調査するのに役立つとのことです。
[紹介]青海正和さんによる「天文楽のすすめ」を紹介します。
NASAが、2月27日(日本時間)の日食の際に観測衛星のPolarとSOHOによって撮影された画像を公開しています。
宇宙開発事業団が、熱帯降雨観測衛星(TRMM)の撮影した初期画像を公開しています。
なんと、雨が降っているところの「断面」の画像です。これはすごい。
ちなみにTRMMは昨年11月下旬に打ち上げられ、現在機能確認試験中とのことです。
宇宙開発事業団は、ランデブー・ドッキング実験などを行う技術試験衛星「おりひめ」「ひこぼし」からのライブ映像を実験的に公開するそうです。3月3日と3月6日。Real Playerが必要。