Stonehouse彗星(C/1998H1)は現在「うしかい座」に入った位置で、全光度10〜11等台とのことです。
軌道要素は放物線軌道ですが、彗星は必ず最初は放物線軌道を仮定して計算されるので注意。
5月中は「うしかい座」つづいて「りょうけん座」を南東から北西へ横切っていきます。ほぼ夜中に南中し、日本からでは天頂近くを通りますが、残念ながら既に近日点を通過しており、これからは暗くなっていく一方のようです。
カリフォルニア大バークレイ校の W. D. Li、M. Modjaz、R. R. Treffers、A. V. Filippenkoは、the Lick Observatory Supernova Search において撮影された画像から、「からす座」のNGC4462に、超新星と思われる天体を発見しました。(1998bn)
4月17日および27日(いずれも世界時)に撮影された画像どちらにも写っており、17日には約17.4等、27日には13.7等と、10日で3.7等明るくなったとのことです。
アメリカのPatrick L. Stonehouseは、44センチの反射望遠鏡を使った眼視による観測で、4月22日(世界時)、「へび座(頭側)」に12等の彗星を発見しました(C/1998H1)。初期位置が不十分で確認に時間がかかったようです。
上の星図では、IAUC 6883より、Stonehouseの最初の観測と、26日の確認観測の位置をプロットしています。
カリフォルニア大バークレイ校のW. D. Li, M. Modjaz、R. R. Treffers、A. V. Filippenkoは、the Lick Observatory Supernova Searchの一環として撮影された画像の中から「おおぐま座」のIC2458に、約17.6等の超新星と思われる天体を発見しました。
国立天文台・天文ニュースを転載します。
[HST新着画像]8周年を迎えたHSTが撮影した、土星の鮮やかな赤外線画像。1月4日撮影。鮮やかなのはもちろん擬似画像のため。赤外線ですから。。。。
NASAの研究者が、ハワイ・マウナケア山頂のケックII望遠鏡で、ケンタウルス座の約220光年の距離にある恒星HR4796に、これから太陽系が形成されようとしている明確な証拠を発見したとのこと。
The Supernova Cosmology Projectが、13個の超新星と、7個の超新星の可能性のある天体を発見しました。いずれも25〜22等台の明るさです。(1998as〜1998bl)
数が多いのとあまりに暗いので星図は割愛します。
本日起こる同時食は、「同時に隠される」ではなく、あくまで「同時に隠れた状態が見える」です。Sky & Telescopeの図を誤って解釈していました。また、日食などと同様に、食の見られる地域は時間経過と共にアフリカ大陸を西から東へと横断していきます。
#ほんとに同時だったら、どれくらい希有な現象になることか。。。
「星と民俗」第20号。今回の内容は埼玉における月をめぐる伝承の調査報告など。
4月23日の、木星と金星と月が接近する現象は、アフリカ・アジアの一部地域で、木星と金星が続けて月に隠され、更にアフリカ東岸・西岸の一部地域では同時に隠されるという非常に珍しい現象になります。
アストロアーツによれば、この様子を、大西洋上の英国領・アセンション島からライブ中継しようと計画している人がいるということです。
大島修さんのWebサイト「天文と科学のページ」を紹介します。
イギリスのMark Armstrongは、「おおぐま座」のNGC3982に14.9等の超新星を発見しました。(1998aq)
アストロアーツによれば、この超新星は爆発直後らしく、これから12等まで明るくなるかも、という事です。
北京天文台のY. L. Qiu、Q.Y. Qaio、W. D. Li、J. Y. Huは、「しし座」のNGC2916に超新星を発見しました。(1998ar)
国立天文台・天文ニュースを転載します。
スペースシャトル、コロンビア(STS-90)は、1998年4月17日午前3時19分(日本時間)に打上げの予定
吉田誠一さんの「彗星の広場」が更新されました。ランキング一位は相変わらずヘール・ボップ彗星。とはいえ、もう9等から10等にまで暗くなりました。
日本で夜間照明の光が空へ逃げている事によるエネルギーの無駄は、電気代換算で年間約二百億円にものぼるそうです。朝日新聞より。
チリ大のJ.Mazaは「うみへび座」の無名銀河に18等の超新星(1998ao)を、「ぼうえんきょう」座の無名銀河に17等の超新星(1998ap)を発見しました。
国立天文台・天文ニュース。LINER彗星の事です。
SOHO彗星を除けば今年発見された最初の彗星。例年に比べてペース遅い?
[HST新画像]大マゼラン雲の中にある散開星団NGC 1818の画像。
円形の画像の矢印で示された星はごく最近に形成された白色矮星で、天文学者は、元の星は太陽の7.6倍の質量をもっていたと考えています。従来は、これくらいの大きさの星は、こんな静かな終末(赤色巨星->ガスを放出->惑星状星雲を形成->中心に白色矮星が残る)を迎えるとは考えられていませんでした。
イギリスの Ron Arbourが「やまねこ座」のUGC 3683に15.3等の超新星と思われる天体を発見しました。(1998an)
マーズ・グローバル・サーベイヤーの撮影したCydonia領域の画像が公開されています。あの人面岩のある領域です。
Lincoln Laboratory Near-Earth Asteroid Research projectが最近報告した、高速移動小惑星状天体の中から、4月2日に逆行軌道をもつ彗星が発見されました。(LINER彗星 C/1998 G1)。現在「こじし座」にあって、「しし座」へ向かって移動しています。発見時の核光度は18.9等でした
「りゅう座」CM星に、褐色矮星または大きな惑星が存在する可能性があります。
[HST]4月2日既報の"Hubble Reveals Details Of A Newly Born Planetary Nebula"の続報。この惑星状星雲は輝きだしてから20年に満たない生まれたての星雲だそうです。
観測衛星のSOHOが新彗星を発見しました(C/1998 F1)。発見時の明るさは4等で、尾もはっきり見えているとの事ですが、SOHOが見つけた=太陽のすぐ近く、なので、地球から見るのは難しいでしょう。
Beijing Astronomical Observatory supernova surveyが「りょうけん座」のNGC4704に16.1等の超新星を発見しました。(1998ab)
超新星1998T(IAUC 6830)の出現した銀河は、IC 694ではなくNGC 3690らしいとの事。綾部市天文館の観測から九州大の山岡氏らによる。
the High-Z Supernova Search Teamが11個の超新星を発見しました。(1998ac, ad,ae,af,ag,ah,ai,aj,ak,al,am)
国立天文台・天文ニュースを転載します。
で、マーズ・グローバル・サーベイヤーの撮影した画像は、来週からNASAのWebサイトで公開されるようです。
[HST]Hubble Reveals Details Of A Newly Born Planetary Nebula
[HST]A Bull's Eye for MERLIN and the Hubble