仕事を早めに切り上げ、明石市立天文科学館へ。17P/ホームズ彗星の緊急観望会に参加してきました。
ただ、残念ながら曇り。朝は小雨がぱらついていました。午後から回復するという予報もあったのでわずかに期待していたのですが。
ということで、プラネによる解説のみとなりました(希望者はその後16階観測室の見学がありました)。いつものように日没から始まり、だんだんと暗くなっていくドーム内、「ホームズ彗星はあのへんだよなぁ」と、北東のペルセウス座のあたりを見てみると・・・・あ、あれれ?
α星の下あたりに、ぼんやりした光の塊があります。さすがツアイス、ホームズ彗星を投影できるとは・・・(あり得ない^^)。
参加者が帰宅してから自分でホームズ彗星を探せるようにという、とても良い演出でした。いや、笑っちゃったけど(^^)
たーさんのお話しも、探し方の話が主でしたが、もちろんペルセウス座がわかるような人には造作もありません。問題はペルセウス座がわからない場合で・・・カシオペア座とカペラがわかればまだなんとかなりますが、会場に拍手で答えてもらうと、これらもわからないという人が何人も。そうなるともう大変です。とにかく分かる天体や星の並び、それこそ正反対の木星からたどってみるなど、大変でした。たーさんのしゃべりなので全然大変に見えないんですが(^^)
明日はまた晴れそうです。どうして観望会だけ曇っちゃったんでしょうね。ホームズ彗星の増光の原因ぐらい大きな謎です。
「星の情報.jp」の「はやぶさ2を応援しよう」のバナーの横に、Amazonへのテキストリンクを3つつけました。
というのも、リンクのうち、最初の2つのDVDはどれも人気があることがわかったのですが、にもかかからず、この2作を紹介した記事はすでに過去記事の中に去ってしまいました(検索すれば出てきますが)。なので、表に引っ張り出しておきます。もちろん、このリンクから買ってもらえれば私が儲かります。ただ、Amazonギフト券になるだけだから、最終的にはAmazonが儲かるのか(?)
ただのテキストリンクでなく、マウスポインタを持っていくとポップアップウインドウが開きます。Amazonのそういう仕掛けです。人によっては煩わしいかもしれません。
もう一つの「4152088605」は、まだ読んでいる最中だけれども、おもしろい本です。アメリカの探査機も苦労しているんだな、ということがよくわかります。科学も競争です。市場経済よりも熾烈かもしれない。すでに松浦さんの書評もあるので参考に。
先の週末から天気が悪くて、2,3日見ていません。
イオンテイルが写るらしいことを、観測に出ていたWBSのメンバーに、別のメンバー経由で伝えたら、さっそく撮影してくれたようです。WBSの画像掲示板参照。さすが素晴らしい腕です。
でも、やっぱり眼視でイオンテイルを見るのは厳しいかな。
これからですが、コマの拡散につれて徐々に光度を落としていく、1,2日で急に暗くなることはない、と勝手に願望しています。当たるといいんですが(^^)。
実際に歩いてみたレポート。
いや、さすがに太陽直径23メートルだと、結構距離がありますね。最近太陽系のスケールを実感してみるこういった試みを時々聞きますが(そういえば私も昔参加してました)、身近なランドマーク(単純にガスタンクとか)を使って換算して実際にやってみると面白いかも。ガスタンクだと距離がありすぎますか。
明石市立天文科学館が導入した移動プラネの初公演を見てきました。
家を出るのにぐずぐずして出遅れてしまいました。整理券の配布は11時からでしたが、到着したのはたぶん11時20分ごろ。7回の投影のうち、入手したのは3回目、13時10分からの分になってしまいました。
投影まで時間をつぶして戻ってきたら、「整理券は手に入れた?」と、たーさんに心配して聞かれました。それまでに整理券はすべて捌けてしまったようです。
ドームはアルゼンチン製です。空気で膨らませています。人が出入りして空気が抜けるとしぼみますが、閉じるとゆっくりと元に戻ります。生き物みたいで、見ていると面白いです(子供かよ)。
定員は30人、15分の上映時間です。これくらいの大きさですから、内部は広く、ドームの縁の床にぺたんと座りこみました。許されるなら仰向けに寝転ぶのもよさそうですね。番組は生の星空解説で、今日の明石の星空から、ハワイや南極の空まで投影、15分があっという間に過ぎました。
投影機は人が抱えられる程度の大きさの銀の球形で、丸い大きな穴がぼこぼことあいています。移動プラネだからそれなりの星空かと思ったのですが、とんでもない。とても精緻な星空で驚きました。さすがに月惑星は投影できませんが、オリオン座の星座絵を独自に用意して手持ちで投影していました。先日のツアイスでのホームズ彗星の投影もそうですが、いい演出をしてくれます(だから笑っちゃだめです^^)。
この初公演はあかし市民まつりの中のイベントとして開催されました。周囲は出店がずらりと並び、スーパーカーがあったりステージイベントがあったりとお祭り騒ぎです(お祭りですから)。たこバルーンが見られなかったのは残念。
もうしばらく前になります。駅までの道を歩いていました。四つ角で車が通り過ぎるのを待っていると、轟音をたててカウンタックが目の前を走っていきました。
・・・・・へ?
こんな地方都市郊外の田舎町で、また思いがけないものが現れたと思ったのですが、それから2度、見かけました。どうも近所に所有者がいるようです。
ただ、ですね。カウンタックなんて生で見た事は、生まれてからこれまで数回しかないわけです。子供のころはスーパーカーブームでしたが、男の子らしくミニカーを何台も持っている割には車に無関心な子でした。だいたいカウンタックも、あの独特な形だから覚えていた程度なのです。だから、「カウンタックだ」と思っても、自信がありませんでした。
あかし市民まつりでスーパーカーが展示されていたのですが、その中にカウンタックもありました。ああ間違いない。近所を走ったあの車もカウンタックです。
しかしまあ、近所をああいう車が走っているとは。
JAXAのリリースを見て、動画がなかなか動かなくてうんうん言っていたら、NHKのニュースの時間であることに気が付き、あわててテレビをつけました。
待つこと数分、地球の出の映像が流れます。月の地平線の向こう、一点が白く明るくなったと思うと、小さな地球がゆっくりと。
思わず頭の中に「ツァラトゥストラはかく語りき」が鳴り響きました。
これだけで、かぐやはもう充分役割を果たしたと思います(いや、これからが本番だけど^^)。
逆に「地球の入り」も撮影されています。こちらの方が拡大率は大きいので迫力はあります。オーストラリアが写っています。日本も・・・・ちょっと分からなかったけど。
リリース中にも注意書きがあるのですが、月での地球の出入りは、実は衛星が月の周りを回ることによって起きる現象なのですよね。月面に立った人には見られないのです。厳密には、地球が地平線付近にかかるような地点だと、秤動によって地球が地平線上を飛び跳ねるような動きが見られるかもしれないらしいのですが(昔の知識のうろ覚えなので確かではありません)。
番組自体は生ということもあってか、宇宙飛行士やJAXAの人へのインタビューはいま一つ要領を得ませんでしたが、肝心の月の映像は、すごかった。地球の出入りもさっそく使われていたし。できたらデジタルハイビジョンで見たかった>自分のテレビの問題。
途中視点を移動させたり(専門用語で何と言うんだっけ?)、一点をズームしたり、カメラマンが乗ってるんじゃないかと思うような操作もありました。さりげなくNHKの撮影技術を見せつけられたかもしれません。
昨日の続き。「カメラマンが乗っているような」と書いたのですが、そもそもリアルタイムで遠隔操作なんてやってるわけはないのです。すると、あの、さりげなくパン*1したりズームしたりしていたのは、あらかじめそういう動きをするようカメラに指示しているのか。でもそれで、ああいうふうに狙った対象へスムーズに動かしていけるものでしょうか。
ではカメラに指示しているのでないとすると、ダウンロードしたデータを加工してやっていることに・・・・
動画処理はほとんど知らないのですが、それって、普通にできることなのでしょうか。
・・・普通にできることみたいです。なんだ。
*1 やっと専門用語が分かった
ざっと調べただけですが、読売新聞だけかな。
10月12日の落札者の発表ではコニカミノルタプラネタリウム(株)が落札したことだけが報じられていて、ツァイスであるとは明かされていません。わずかに「ファイバーシステムを利用」というあたりにちょっと引っかかる程度でした*1。
そうすると、明石はどうするのかなというところが気にかかります。10月26日の記者会見だと、明石市長は現行機種をもっと長く使いたい意向のようですが。ならば提案。明石市は50年後の最古をめざしていただけませんか。「最新」のステータスなんてすぐに失われます。新機能を追い求めるよりも、現行機のように、長い間、みんなに愛着を持ってもらえる投影機こそ、明石にふさわしいと思います。いま、星の友の会では子供たちが元気ですが、この子たちが、子供の時に見たのと同じプラネタリウムの星空を、何年かのち、今度は自分の子供に見せるなんていいですよね。財政にも優しいし。
・・・ほんとうは投影機は二の次で、今の、生解説による投影のスタイルを、これからも続けてほしいというのが一番です。
*1 ところで、この文書、対抗の五藤光学は厳しい評価です。低価格の意味を見透かされたようです
どうして素直に、「かに座55番星」と呼んではいけないのでしょうか。「55 Cancri」の「Cancri」は「かに座(Cancer)」の所有格で、この星の固有名ではないのに。(JANNET 星座名の一覧を参照)
今日のこの地方は透明度もよく良い空でした。その分かなり寒くなりました。
双眼鏡で見たホームズ彗星は、だいぶ拡散が進んだのか、少し淡くなった感じでした。また形も少し歪んで見えます。各地の写真を見ると、尾が延びていると思われる方向が輪郭がぼやけているので、それが歪んで見えた原因かもしれません。
Mel20の星の群れに近づいて、双眼鏡でもなかなかよい眺めです。もうすぐα星を(見掛け上)呑み込みそうな勢いです(そこまで近づくかな)。
冬の天の川の下で見てきました。
透明度はいいんですが、あれ? なんと、肉眼ではわからない。まだ月明かりが残っているせいか?
32センチ望遠鏡で36倍で見てみたら、ほんとに大きくなったと実感しました。みかけの大きさは確かに月に匹敵します。
核周辺の集光部は、かなり目立たなくなっていました。
周囲のコマは、一方が輪郭がぼやけて、きれいな球状ではなくなっています。
ほんとにクラゲみたいなマンボウみたいな。
背景に恒星がいくつも透けて見えていました。
また、コマの輪郭付近と中心付近が濃く、その間はやや淡く見えました。
放出された物質が、球殻状に取り巻いているような感じでしょうか。
一緒にいた他の人が、輪郭がぼやけたあたりから、何かが延びている、 と言っていました。言われて良く見るとそんな気もします。尾が見えたの かもしれませんがよくわかりません。
18日は関西文化の日2日目。天文科学館では17日に引き続いて16階観測室の特別公開をやっています。私は午後の回のお手伝いです。
昨夜、八塔寺へ出かけたところですが、日付が変わるころに曇られて徹夜とはならなかったので、体力は回復しています。
17日にも顔を出して、今回のだいたいの見積もりはつけていたつもりでしたが、心配したとおり、ドームを開けてみると天頂付近は薄曇り。当初予定していたベガが見えす、かわりに雲の切れ間にある月に向けました。
ところが、肉眼で見えている月が判然としません。40センチF12の高倍率でコントラストが落ちてしまったようです。やむなく同架している15センチでみていただくことになりました。
風が強い日で、ドームの向きによっては猛烈に風が吹き込みます。終盤には雲が広がり、月も見えなくなってしまいましたが、それでも二百数十名のお客さんが来られ、盛況でした。
今日は薄曇りです。月の周りがぼんやりして、かすかに暈がかかっているようです。
天頂付近は雲はさらに薄く、双眼鏡でMel20ははっきりしているのですが、肝心のホームズ彗星はやっとわかる程度にかなり淡い。それでもα星にかかっているのがわかりました。まるでα星が核のように見えます。
最後にもう一度空全体を見まわすとと、薄雲が、あたかも月を中心に大きく渦を巻いているように見えました。巨大な渦巻き銀河みたいに。
あることで、ビデオリサーチのWebで視聴率を調べてみたのですが、週刊視聴率ランキングで、音楽番組部門で先週第一位の番組が眼に留まり、へぇ、と、思ってしまいました。
その番組とは
「歌謡コンサート」(NHK総合、毎週火曜日20:00〜20:45)。
演歌中心、大ホールでコンサート形式・生放送で進行する昔ながらの番組です。先週(11月12日〜11月18日)では平均視聴率15.4%でした。何か特別なことがあったわけではなく、バックナンバーを調べた範囲では、わりあいコンスタントに13%から16%程度の数字をあげ、何度も一位になっています。
先週、二位の「ヘイ!ヘイ!ヘイ!」(フジテレビ)は11.3%、Mixiの日記キーワードランクで上位に上がってきていた、同じNHKの「プレミアム10・恋うた2007」は7.4%でした。
「歌謡コンサート」は、必ずしも演歌ばっかりというわけではないし、演歌だから年寄り向けというつもりもありません。しかし、火曜の夜、じいじとばあばの世代は、こぞってこの番組を見ているんじゃないかという気がします。
いつからこういう状況かはわかりません。いまどきの音楽事情なぞ、語りたい人はいくらでも語ってくれるでしょうが、それも含めて、テレビに関する限り、音楽業界なりTV業界はもうちょっと方向を考えてもいいんじゃないかという気がします。わかってるんでしょうけどね、素人が言わなくても。
いまWeb版を見ました。
はじめちょっと退きかけた(^^; 「はやぶさ」擬人化は各々やってるけれども、一応話には聞いたような気もするけど、本家がほんとにやるとは(^^)
圧巻は、ラストにやってきます。質の高いCGも、甲斐恵美子さんの音楽も、それぞれ素晴らしいんだけど、このビデオの本当の価値は、一番最後に流れてくるものです。不覚にもウルっときてしまった、ほんとに。噂にあった2チャンネルのはやぶさスレの名もあったね。どの探査機もそうだと思いますが、本当に、たくさんの人の思いがこもっています。
23日から25日まで、KOBE帆船フェスタ2007が開催されています。日本丸と海王丸が入港し、23日午後には、両船同時にセイルドリルを公開します。そのセイルドリルを見に行ってきました。
神戸港の第一突堤。なんとなく私にもなじみの場所になってきたみたいです。
日本丸と海王丸は、今日の午前中に入港したばかりです。すでに黒山の人だかりです。
突堤に着いてみて気がつく。逆光だ。写真はもちろんですが、見るにもちょっと困ります。なので南寄りの位置から見ることにしました。両船は北に舳先を向けているので、後ろから見ることになりますが、帆の裏側を見ることになるので、今日のような場合はかえっていいでしょう。
帆を張る海王丸
突堤には解説の音声がずっと流れています。それを参考に注意深く見ていると、甲板を掛け声とともにロープを引っ張って実習生が走ると、帆が一枚、するすると広がっていきます。周囲から「綱引きみたい」と。
海王丸、展帆完了。
こちらは日本丸。
考えてみたら、帆を張った大型帆船は始めて見ます。帆走中のところを見てみたい。
帆をはったら、今度は畳む作業です。そのまえに休憩を取るとのことなので、それまでちょっとうろうろしてみました。といっても第一突堤に何があるわけでもありません。フリーマーケットやなぜかバイクが置いてあったり。
「国際屋台」と称して、各国の料理を売るテントがありました。スリランカ料理の店に惹かれてゴタンバを1個買ってみました。ジャガイモを詰めた大きな焼き春巻き(ジャガイモだったのかな)というような感じで、面白い味でした。
ふと、第一突堤から南西を見ると、灰色の船が停泊しています。実は来たときにも気が付いていたのですが。
なんでしょうね。艦尾に艦名が記されているのですが、私のカメラではズームしても判別できません。
「艦型から見てワレンシュタインと思われ・・・」やめよう、お里が知れる。
子供づれも多く来ていましたが、あまり小さい子は、すぐに飽きてしまって、ぐずったり走り回ったりしています。だからかどうか、こういうものがありました。
いよいよ畳帆です。やはり甲板を実習生が掛け声とともにロープを引いて走ります。まず各マストのコース(一番下の帆)を畳んで視界を確保し、それから、各マストの一番上から順に畳んでいきます。
畳まれ方は帆によって異なります。各マストにそれぞれ6本あるヤードのうち、3本はヤードを下のヤードの位置まで下ろすことによって畳みます。実況解説では非常時にすぐに帆を畳めるようにするための構造だそうですが、ちょっとよく聞き取れませんでした。
さて・・・畳んだ帆はヤードにくくりつけます。ということで、実習生が一斉に登檣します。
ヤード上では命綱をつけていますが、登るときはつけていないとのこと。
うーん、私には登れないな・・・・
明日は海王丸の一般公開、明後日は日本丸の一般公開です。また、両船とも夜は21時までイルミネーションをともしているそうです。メリケンパーク側から見てもきれいかもしれません。
セイルドリルを見た帰り道、居留地を抜けて三宮に抜けることにしました。途中、神戸市立博物館があります。ここで「インカ・マヤ・アステカ展」をやっています。もう時間があまりないのでまたの機会にと思ったら、今日は19時まで開館しているとのこと。それなら、というわけで、見てきました。
(当然、撮影はしていませんので、写真はありません。文章だけ、しかも長文ですので、その気がある人だけお付き合いください)
実物の遺物が土器や装身具、石碑などを中心に展示されています。マヤ・アステカは、実はそんなに好きな文明ではありません。あの独特の絵柄と文字、それに生贄のイメージ。それが展示を見て覆ったのならいいんですが、逆に強くなってしまいました。嫌いというより、合わないという感じです。
しかし、いずれも本当に精巧な作りです。
マヤとアステカと言えば生贄の儀式がよく知られています。これは彼らの創造神話に理由があります。この世は神々の自己犠牲によって創造された、だから人間も、この世界を動かすため、最も大切なもの―命―を捧げなければならない、と考えたのでした。実は、生贄だけでなく、王も自らの体を傷つけて血を流し、神にささげる儀式を行っていて、道具も展示されていました。意味もなく残虐だったわけではないのですが。なお、血だけが神にささげられたのではありません。神によってささげるものは違います。たとえば頭部だけの小さな像がありましたが、良く見ると、口をあけた中にまた口があります。実は、これ、生贄の頭の皮をはいで、その皮を神官がかぶった姿・・・
「インカ・マヤ・アステカ展」はNHKが盛んに宣伝しています。その中でかならず出てくる「ワシの戦士像」もありました。「あったあった、テレビとおんなじだ」と思わず納得する自分←いいのか、そんな、情報を確認しに来てるような態度で。
この「ワシの戦士像」と向き合わせにある像があります。こちらのページで「ワシの戦士像」とならんで写真が載っています。頭にあいたたくさんの小さな穴には本物の人の髪の毛を植えていたそうです。浮き出たろっ骨、これは朽ちる肉体を表わしています。そしてその下に、内臓が、びろーんと(ははは^^;;)。実は、これ、死の神の像なんですが、うーん。
やっとインカ文明です。世界遺産人気No.1のマチュピチュの立体模型がどんと置いてあります。これを見ると、マチュピチュが本当に高山の尾根の上にあり、しかも段々畑が広がる「天空田園都市」であるということがよくわかります。一方、インカは山岳国家のイメージがなくもないのですが、海岸にも支配が広がっており、海から山頂までの様々な環境を生かした国でした。ただ、国といっても面で支配したのではなく、都市などの「点」を、インカ道でつないで支配していました。
インカと言えば金です(そうか?)。金の冠や耳飾りなども展示にあります。インカの王族はこんなのかぶってたんでしょうかね。インカの黄金製品は、スペインがほとんど奪ってしまい、ほとんど残っていないとのこと 。残念な話です。
展示の最後に、いきなり、例の「父と子のミイラ」(こちらのページ参照)が目に飛び込んできました。アンデス地域では古くから死者をミイラとする習慣があったのです。父と子のミイラは、調査では、最初子供が先に死に、別の位置に埋葬されていたが、父が死んだ時、掘り出されて一緒に埋葬しなおされた、と考えられています。この他、犬のミイラもありました。死後も食べるのに困らないよう、食べ物なども埋葬されていたそうです。
これらのミイラは、エジプトとは違い、加工したものではなく、自然乾燥でミイラ化したものです。しかし、一部、中に供物を詰め込んだりしたミイラもあるとのこと。生贄かというと、どうも特別な地位にあった人らしいとのことです。
展示室を出たところにショップがありました。いつも図録を買うことにしています。インカ・マヤ・アステカ展の図録は2300円、高っ・・・買いましたけど。
こういう所へ来ると、だいたい何か買いたくなってくるもので、インカコーラなんかもいいかと思ったのですが、ちょっと手を出しませんでした。
なんと、マヤの「ヒスイの仮面」(こちらのページに写真が)をあしらったTシャツがあります。これ、着てて怖くないですか? 「夜光塗料使用、暗い所で光ります」・・・うぅ、なに考えてんだか・・・星見にこんなTシャツ着て行って(もちろん夏にですが)、暗い所で光られた日には(^^;;
ところが、その場を離れようとしたら、若い人が、「お、Tシャツ、おお、カッコええやん」・・・うぅ、近頃の若いもんの趣味はわからん(^^;;
気を取り直して、その先の棚に行きました。そこには、さっきのミイラのフィギュアがありました。何考えてんだか(2回目)・・・その先に行くとキーホルダーがおいてあります。そこには変形頭蓋骨のキーホルダー、何考えてんだか(3回目)
なお、ことさら変なものばかり取り上げましたが、他は面白そうな商品ばかりなので(アルパカの毛皮の帽子とか。手触りよかったです)、覗いて見られることをお勧めします。
博物駅まで向かう帰り道に、セイルドリルもマヤアステカインカも吹き飛ぶような事があってどっと疲れが出てしまいました(知りたい人は直接聞いてください)。無事に帰りついて何より。
またまた第一突堤にやって来ました。今日は海王丸一般公開です。
9時30に現地到着、すでに行列ができていました。10時からの予定でしたが、やや早い時間に乗船が始まりました。
今日の主役の海王丸は満船飾がほどこされています。船首から船尾まで、マストの上に信号旗が飾られます。万国旗ではないので注意。
いよいよ乗船です。
続々乗船する見学者の列。
甲板は木製です。毎朝甲板磨きをしてぴかぴかです。
船首
ウインドラスと錨鎖
きれいに巻き納められた策類。いっぱいあって素人にはどれがどれやら。「区別する名札などは一切付けてない。夜間に操作する時など名札があっても見えない。だから全部のロープの役割を頭に叩きこんでおく」と、昨日のセイルドリルの解説で触れられていました。
ウインドラスと錨鎖
乗船してから船首をめぐり、汽走時の操舵室の下から船内に入ります。
見学者で混んでいますが、あまり狭い感じはしませんでした。
実習生の教室兼図書室らしい。
船室。士官級の乗組員の部屋。実習生の部屋はもっと狭いんでしょうね。
再び外へ
海図室。意外に狭い。
無線室。
船内のあちこちにノートPCや液晶ディスプレイを見かけました。PCにはRJ45が刺さっています。練習帆船もデジタルの時代です。そのうちマウスで操船するようになるんでしょうか。ああ、最近の船はジョイスティックでしたっけ。
船尾に来ました。帆走時の操舵室がここにあります。
二重舵輪。船のシンボルといえば錨か操舵輪が思い浮かびます。立派で大きな木製操舵輪です。4人がかりで操作するとのこと。
この写真でも右手にちらっと見えているのですが、操舵輪の両脇に磁気コンパスがおいてあります。
磁気コンパス
真鍮のカバーをはずしたところ。船が傾いてもコンパスの面は水平を保つような仕掛けになっています。
こちらはジャイロコンパス。二重舵輪の左舷斜め後ろの壁にかけられています。磁気コンパスの存在感に比べると、数ある計器のひとつみたいにあっさりと設置されている感じです。
右側は速度計(専門用語でなんていうんだったっけ)、左は舵の向きでしょうか。操舵輪一回転で舵は一度しか動きません。30度動かそうと思うと30回まわすわけです。帆走時は、向きを変えるには舵を動かすだけでなく、風向きが変わるのに合わせて帆の向きも変えなければなりません。進路変更は大仕事です。
ハンドキャプスタン。巻き上げ機です。下側のくびれた部分にロープを巻きつけ、上の穴に棒を差し込んで人力で回します。頭に真鍮の銘板が張ってあります。
時鐘。あるんですね。今でも時を知らせるのに使ってるのでしょうか。
時鐘の下に並んでいる棒が、キャプスタンに差し込むてこ棒だと思います。
メンマストを下から見上げたところ。マストの途中にある見張り台のような台(実際に見張り台だったり、軍艦の場合はそこに狙撃兵が詰めていたりしたのですが)、下側はトップ台、上側はゲルン台です。ゲルン台には「ラバーズホール(臆病者の穴とか初心者の穴とかいう意味)」と呼ばれる穴が開いています。本来は策具を通すための穴でしたが、帆船時代、この穴を通って登ろうとすると軽蔑されました。ただし、日本丸、海王丸では、ゲルン台より上に登る実習生は必ずこの穴を通るよう厳命されているとのこと。
船尾から右舷側をとおり、出口です。初めて乗りましたが、興味深いものがいっぱいで楽しい時間でした。
前々から、科学館や公共天文台などのイベント情報などを広くつかみきれていないという課題を感じていました。それで、とりあえず「あんてな」で網羅してしまおうと、登録作業を開始しました。
元ネタは、かとうおさむさんのGo!Planetariumを参考にさせていただくことにしました。もう何も考えず、リストの一番上から順番に登録していきます。
そして、当然のことですが、初めて5分で後悔しています。だって、全国約250施設、「あんてな」の現在の登録数を軽く超える数です。うーむ。
昨日の続き。北海道と青森を完了しました。さすがに「何も考え」ないわけにいかなくて、結局北海道は半分、青森も4館中3館となりました。基本的にあまり情報の更新がなさそうだったり、更新情報をまとめたページがないようなところは省いています。「あんてな」はミシュラン(^^)ではなく、あくまで「新着情報」の出典にするのが目的なので、もしも各地のプラネタリウムのWebを探すのであれば、「Go!Planetarium」を直接訪れられるようお勧めします(日本語ドメイン未対応の人はhttp://planetarium.to/)
そして、このページの左に進捗状況を掲載しました。大丈夫か、プレッシャーかけて>自分
バージョン番号で呼ぶのは一般的なんでしょうか。
電車の広告で見つけました。
電子チケットぴあ 新システム移行に伴う、サービス一時停止のおしらせ
「○○展2007」なんてのはありそうですが、「第○回」と呼ばすに「バージョン○○」ですか。
それはいいんですが、なんなんですか、この中途半端なバージョンは。
★ はやぶさまとめ管理人 [いつもお世話になっております :-) 動画内のパンやズームは市販の動画作成ソフトなどでもわりと簡単に出来ます.もちろ..]
★ (ふ) [あ、できるんですね。いや、あまりよく知らなかったもので。 たしかに説明は欲しかったです。地上ではよく見られるカメラ操..]
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