6月末までの予定で土日祝開催中の、明石市立天文科学館16階観測室の公開。今日は私の担当でした。
最初は曇っていたのですが、11時ごろから雲が切れ、金星が見えるように。ちょうどお客さんが一番多くなるときで助かりました。
観測室公開を終えて、天文科学館から子午線に沿って南下。
住宅街の中に古めかしく見える建物が現れます。
中崎公会堂です。
明治44年に開堂、落としには夏目漱石も招かれたとのこと。
全国プラネタリウム大会・明石2009の記念イベントがここで開催されます。
斜め向かいには、料理旅館の人丸花壇。
ここからほぼ真北の方角に天文科学館。そういう位置関係です。
お昼を食べた後、再び天文科学館へ。
西明石天文同好会(WBS)が地元の地域情報誌の表紙を飾ることになりました。その写真撮影が行われました。
会員の機材を館の4階屋上である日時計広場に持ち込み、そこで撮影します。
日食観測を想定した装備で、普段見かける機材よりは軽装備ですが、それでも大変な荷物です。
機材設置風景。普段に比べると実に軽装です。
天文科学館での写真展は7月12日まで。ぜひお立ち寄りください。
今日は明石デーです・・・・
撮影会の後、WBSの面々と早めの夕食*1を兼ねて二次会。その後、車で金ヶ崎公園まで送ってもらいました。
星の友の会の観望会と蛍を見る会。年一回この時期に実施しています。恒例になりました。
例年、晴れないのですが、今年はなんと晴れました。暗くなるにつれてぽつぽつと現れる星を数え、望遠鏡で土星などを眺め、それから蛍へ。
昨年は少なめと感じたのですが、今年はそれなりに現れました。また、木立の間から月明かりがちらちらと出てこれもなかなかきれい。
帰りは別の会員の方の車で最寄り駅まで送ってもらいました。もう少し公共交通が便利だといいのですが。
*1 昼食という人もいた
核兵器と言うと、普通、科学技術の負の側面の最たるものとして受け止められていると思いますが、たぶんこちらの国の人々にとっては、まったく逆でしょうね。
私だって完璧という訳ではありませんが、これは言っておかないと・・・という気持ちがいい加減溜まってきたので。
追加・変更したドメインの情報が世界中のネームサーバに浸透する、行き渡る、伝播していく、なんて事はありません。
「登録・変更した情報は世界中のネームサーバに行きわたる」と真面目に信じている技術者は、それがどれくらい非現実的な事か考えてみたらいい。黎明期の HOSTS.TXT の発想だよ、それ。
一体、全世界にいくつのゾーンデータが存在し、合計でいくつのAレコードやPTRレコードなどが存在し、一日にそのうちのどれだけが追加・更新・削除され、一方、ネームサーバが全世界に何台あると考えているのか。何百万あるかわからないすべてのゾーンのコピーを、これまた世界中に何万台もあるネームサーバ全部がいちいち持っているというの? あなたは自宅に転がっている古いPCを使って自宅向けのキャッシュサーバを立ち上げるかもしれない。その非力なPCにも、立ち上げた途端に全世界から何百万ものゾーン情報が押し寄せてくる?
そんなアホなことをしないために生まれたのがDNSなのに・・・・
こういう誤解をしていると、DNSの変更時にトラブルがあっても。「浸透に時間がかかっているんだろう」とか変に納得してしまい、対応が遅れがちになるものです(実際、そういう事例をいくつも見てきた)。
「浸透中なのでまだ反映されていない」と思わせる現象は、大部分がキャッシュです。DNSのキャッシュは結構曲者で、キャッシュサーバだけがキャッシュするわけではなく、ブラウザやPCのOSでもキャッシュしたりします。これらはTTLを無視したりしてくれるので厄介です。
また、ネームサーバを変更した場合、通常、NSレコードのTTLは長いです。
申請からサーバ設定までの手続きに時間がかかったなどの単なる事務手続きの問題なこともあります。
DNSが正しく設定できたか、ブラウザでWebにアクセスするなどして確認する人がいるかもしれませんが、プロのやることではありません。DNSの確認は、digとか(Windowsなら)nslookupとか、それ専用のDNSクライアントソフトを使うべきです。
open proxyを探そうとする行為が行われたようです。proxy自体無効化しているのですが、能力を超えて大量に押し寄せたために応答しなくなっていました。
IPアドレスが限られていたのでまとめてブロックしました。広範囲からだとお手上げだった。
ので注意が必要です。
ときどき、SEO業者の方から問い合わせをいただくことがあります。
「サーバを借りたいが、IPアドレスは複数割り当てられるか」・・・ええ、もちろん。
「クラスCでの分散は可能か」・・・は?
だいたい何を求めているかは見当がつきましたが・・・
そして、たいてい、次にはこういうことを言われます。
「やはりクラスDの分散しかできないか」・・・クラス、D???
それってマルチキャスト用・・・・
調べてみて、疑問が氷解しました。SEO業者の「クラスC,D」と、ネットワーク技術者のいう「アドレスクラス」は別物でした。
ネットワーク用語としての「クラス」とはこういうものです。
クラス | 範囲 | |
クラスA | 0.0.0.0〜127.255.255.255 | ネットマスク:255.0.0.0 ホスト数約1600万台のネットワーク |
クラスB | 128.0.0.0〜191.255.255.255 | ネットマスク:255.255.0.0 ホスト数約6万5000台のネットワーク |
クラスC | 192.0.0.0〜223.255.255.255 | ネットマスク:255.255.255.0 収容ホスト数254台のネットワーク |
クラスD | 224.0.0.0〜239.255.255.255 | マルチキャスト用 |
クラスE | 240.0.0.0〜255.255.255.255 | 未使用 |
しかしSEO用語では以下のようになっています。
IPアドレス例 | 192. | 168. | 10. | 1 |
クラス | クラスA | クラスB | クラスC | クラスD |
このように実は全然別の概念なので、注意が必要だったのでした。自分のところの常識に囚われてはいけないという一つの反省点でした。
この次に問い合わせがあったら気をつけよう。
★ (ふ) [ちなみに、こういう問い合わせを受けて実際に応じられるレンタルサーバ業者は少数ではないかと思います。古い会社でクラスB..]
日食メガネは、「全国日食地図」「日食観測マニュアル」の2冊ともおなじもの。
「全国日食地図」は各地の食分と時刻がたくさん載っています。裏返すと日食のおこる仕組みや観察のしかたなどになっています。
「皆既日食と宇宙のふしぎ」は日食を入口に、太陽、太陽系、宇宙へと話題を広げています。皆既帯に含まれる島々の地図もあります。
22日〜24日の予定で開催される全国プラネタリウム大会・明石2009の一般向けイベントです。明石の中崎公会堂で開催されました。
JAXA宇宙科学研究本部の阪本成一さんによる特別講演、全国天文キャラクターシンポジウム、そして移動式プラネタリウム鑑賞の3本立てです。
「宇宙開発のいまと未来」というテーマで、ガリレオの望遠鏡を使った初の天体観測を入口に、「かぐや」「ひので」などJAXAの科学衛星・探査機による成果からISSや実用衛星の話題などを幅広く話されました。
M-Vロケットのエンジンの噴射試験の動画なども。以前にH-2Aロケット第一段のLE-7Aエンジンの試験のビデオを見たことがありますが、そんなどころじゃない迫力です。あの正面にいたくないものだといました(いや、そんなところに居ちゃいけませんけど)。
で、時々、マスコットやキャラクターが紹介されるんですが(M-Vのマスコットはじめて見ました)、それは次につながる話で・・・・
明石市立天文科学館のキャラクターと言えばシゴセンジャーとブラック星博士ですが、全国のプラネタリウム・天文台にも、数々のキャラクターがいます。今日はそれが一堂に会する日です。暑い日なのに・・・(汗)
初めにキャラクター一人ひとりが登場しての紹介です。なんですが、キャラクターたち、それぞれこういう格好ですので、段差を越えたり、狭い入り口を抜けたりするのが大変、移動に介添えがつくキャラも。
壮観です。
そして、全員勢ぞろいしてのシンポジウム。いろいろな質問にフリップで答えます。一番うれしかったこと(印象に残ったことだったかな)に「ブラック星博士の弟子になれたこと」と答えるキャラもいましたが・・・・、暑かったですからねぇ(^^)
あれ、そういえばブラックは今日はいないのか、と思っていたら、こういう盛り上がっている場所を博士が見逃すはずはありません。突然ひょこっと顔を出し、なにやら悪さをしかけようとしますが、お約束通り撃退され。
さいごに、天文キャラ全員で声明文を発表しました。「アメニモマケズ」をもじっていますが、出だしが「汗にもまけず」・・・・お疲れ様です。
決めポーズを決めるキャラ達
ブラック星博士とまんてん仮面(満点星天文台)のおたからツーショット
きくはちぞう(JAXA)
ひょんたん(左;伊丹市立こども文化科学館)、こまっきー(右; 小牧中部公民館)
ぴょん太(広島市こども文化科学館)
その他、出演キャラ一覧
天文科学館のプラネタリウム。見知った顔が担当されていました。お疲れ様です。
はりま宇宙講座で実習して以来です。ドームへの出入りがちょっと大変なのですが、ツアイスとはまた違った繊細な星象で、特にくっきりとした天の川がきれい。惑星が映せないので厳密にはプラネとは呼べない気がしますが、そんな細かい話は置いておいて、イベントなどで見る機会があれば、一度見ておいて損はないと思います。
★ N村 [行きたかったなぁ! (T_T)]
しまった。これがあったのに、忘れていた。
先日LROと一緒に打ち上げられたLCROSSは、今、月スイングバイを実行中です。
その様子が生中継されています。
普通、こういう生中継と言うと、管制室の様子などを延々流していたりしますが、今回は探査機からの映像を流しています。
日本時間の午後9時10分からだったのですが、思い出したのが30分過ぎ・・・もう、最接近は過ぎちゃったかなぁ。。。。(;_;)
・・・いま、ビデオの視野の中で、月がぐうんと動いていきました。毎秒1コマのペースなので、ビデオと言うより、昔(今も)よくあった静止画中継みたいです。
明石市立天文科学館星の友の会のジュニア部門「ほしとも☆キッズ135」の勉強会。今回は7月22日の日食に備えた内容です。担当は自分。
事前申し込み制で定員を設けていましたが、一週間前には早くも定員オーバー。お断りした人が定員とほぼ同数出るという人気ぶりでした。日食への期待が相当に高いようです。明石ではもちろん皆既にはなりませんが、8割は欠けるので、部分食としても面白いでしょう。皆既を見に行けるなら、それに越したことはありませんが。お断りした人には改めて当日の資料を配布するとのことです。
まず日食の仕組みを展示室の三球儀で勉強、続いて、オーストラリア日食のビデオ、ピンホール太陽観測器の工作、最後に、太陽を観察する時の注意と安全な観察方法という内容を考えました。
一番時間がかかりそうに見える工作は、実はかなり簡単。梅雨時なので外での観察ができない可能性が高いし、時間が余るんじゃないかと考えていました。しかし、実際には、時間一杯に使うことができました。
観察時の注意では、ビデオカメラとテレビなどのリモコンを使って簡単な実験をやってみました。
デジタルビデオカメラは赤外線を受け取ることができます。これで、太陽を減光しそうないろいろなもの、普通のサングラスや黒く塗った透明プラスチックやごみ袋などを通してリモコンを光らせ、赤外線が通過することを見せてみました。太陽観察に安全かどうかの検証には全然ならないと思いますが、可視光は減光しても赤外線まで減光されるとは限らない、というデモンストレーションにはなったかも。もっとも、下敷きとススガラスというかつての「定番」を用意できなかったのですが。
天気もどうやら雨にはならず。始まるときには雲が広がっていたのですが、終了間際になって太陽が現れ、作った観察器で実際に観察することができました。
テーマは「月」+7月22日の日食。前半のプラネタリウムでの解説で、7月22日日食と観察方法についてのお話。あともう1ヶ月ありません。
そして観望の方は、おぼろ月が時々見えるという程度の天気でした。それでも150人のお客さんです。4階日時計広場に一応望遠鏡は出しましたが、16階には上がらず、もっぱら4階にとどまっていました。操作できる若いもん(笑)もいるので、今回は4階の準備と片付けを手伝って、あとは広場をうろうろ。
★ ぷらっと編集部 [重量級の機材を4階まであげていただき、本当におつかれさまでした。あのあと、金ヶ崎公園で蛍だったのですね! 今年は昨年..]
★ (ふ) [ぷらっと編集部さま、お世話になりました。 25日ですね。どんな風になっているか楽しみです。]