編集後記


2003年06月09日(月) [長年日記]

PukiWiki

会社で使っているのですが、なかなか具合がいいので私的にも使ってみようかなと考えました。さしあたり、そろそろ作ろうと思っていた*1火星大接近関係のページを、これで作ろうと準備中です。

しかし、過去の実績*2から考えると、それなりに利用はありながら、私が一方的にネタを放り込むだけで終わりそうだなぁ。Wikiなんて天文関係じゃあまり知られてそうにないし*3。まあいいや。

*1 というより、やっと作る気になった

*2 昔、掲示板なんぞ作ったこともありましたがさっぱりでした。

*3 プロな方は知りませんが。

3つの子午線

日曜日は明石市立天文科学館でウォークラリーのお手伝いをしてきました。GPSの機械を持って、3つの東経135度子午線を探り当てるのです。

「3つ」というのは、天文経緯度による子午線、世界測地系による子午線、日本測地系による子午線、の3つです。

明石のあたりでは、天文科学館の時計台が天文経緯度による135度線上にあります。そこからスタートして、世界測地系と日本測地系の135度線を探すのですが、といってもそんなものはとっくの昔にわかっているわけで、実は配布した地図にあらかじめ記載されています。それでも歩きながらGPSの数値が少しずつ135度に近づいていくのを見るのは意外と面白いものでした。

話によると、昨年のオーストラリア日食でも、ちょうど135度線をバスで横切る地点があって、あらかじめGPSの機械を持ち込んでカウントダウンしたらしい。バスの運ちゃんは「日本人がなぜこんな何もないところで車を停めるのか」と怪訝な顔をしていたとか。

世界測地系の135度線は、コース上のちょうどその位置にマンホールがあって、偶然にも子午線標識になっているのでした。あれはわかりやすい。「亀の水」から小径を西へ少し歩いた最初のマンホールです。行かれた方は探してみてください。


プロフィール

星を見る、本を読む、そこらを歩いてまわる・・・→詳しく

注目リンク

バックナンバー