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2021年06月12日(土) [過去の同じ日]

131億年前の銀河で猛烈な銀河風

先にすばる望遠鏡で発見した、超巨大ブラックホールを持つ130億年以上前の銀河の一つをアルマ望遠鏡で観測。
銀河サイズの巨大な銀河風が発見された銀河としては最古。風を駆動しているのは銀河中心の巨大ブラックホールと考えられます。銀河と巨大ブラックホールが互いに影響を及ぼし合いながら進化してきた歴史を解く、重要な手掛かりとなる、とのこと。

市民科学プロジェクトが系外惑星を発見

29,000 人が参加する市民科学プロジェクト「Planet Hunters TESS」で、約352光年の距離にある恒星HD 152843に2つの系外惑星が発見されました。
惑星bは、地球の約3.4倍の大きさで公転周期約12日。惑星cは、地球の約5.8倍の大きさで公転周期は19〜35日。
同プロジェクトでは、トランジット法で系外惑星を捜索する人工衛星「TESS」のデータから、市民が系外惑星による減光の可能性のある変化を抽出し、それらを詳細に解析するという手法をとっています。
AIによる解析も限界があって取りこぼしが多く、市民科学の人の眼による解析は大きな助けになる、と。

「NASAが探査予定の小惑星『プシケ』予想ほど金属の含有量は多くない可能性」(sorae)

プシケは初期の惑星が破壊されて核の部分だけが残った天体(=金属が多い)と考えられていましたが、実験室でプシケ表面のスペクトルと一致する組成を調べたところ、思ったより金属は少ないとのこと(それでも82.5%)。また空隙率が高く、「ラブルパイル」構造ではないか、とも。
NASAはプシケを探査する小惑星探査機「Psyche」を2022年に打ち上げ予定。

「宇宙空間を走る謎の高速電波バースト、500回超の観測に成功」(CNN)

高速電波バースト(FRB)は継続時間が極めて短いうえ、いつどこで発生するか予測がつかず、したがって観測回数が少ないため謎の多い現象でしたが、カナダ・ドミニオン電波天体物理観測所のCHIME望遠鏡は2018年の運用開始から2019年にかけて535回も観測。一部のFRBは同じ発生源から繰り返し発生していることなどを突き止めています。

しなの鉄道に、佐久地域の星空をデザインした列車を通常運行、愛称を募集

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『情熱大陸』 (葉加瀬太郎)

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■火星観測週間/マーズウィーク(2003年火星大接近 サイトはすでに閉鎖)