編集後記


2009年08月22日(土) [長年日記]

16階観測室公開

天文科学館で16階の担当。
二人体制で、一人が望遠鏡のところで説明、もう一人は入り口で資料の配布と人数のカウントを受け持ちます。30分間隔で役割を交代しました。

夏休みもそろそろ終わるとあって、人は少な目。
118名来場。
最初は曇天で、途中雨まで降り出す最悪の天気。
ところが、終了40分ほど前ににわかに晴れ渡り、金星が望遠鏡で見え始めました。
やっぱり望遠鏡ではなく星を見せてあげたいものです。

「宇宙へ。」

観測室公開を終えた後、急いで三宮へ。昨日封切りされた映画「宇宙(そら)へ。」を見てきました。
ぎりぎりに飛び込んだら場内は一杯。500円の効果か、主題歌を歌っているゴスペラーズの効果か。

「ザ・ムーン」+スペースシャトルというような内容でした。98分の中でNASAの有人活動を概観しているので駆け足の感はあります。また、有人活動の中でもスカイラブやISSは省かれています。単なる「NASAの活動紹介」ではないからでしょう。

アメリカ人初の宇宙遊泳を行ったエドワード・ホワイトもアポロ1号の死者の一人だったということを今ごろ知る。

実際のNASAの記録映像をベースにした内容は迫力があります。
「ザ・ムーン」を見ていても楽しめます。

天体観望会

天文科学館に戻り、観望会へ。
久しぶりによく晴れました!
テーマはリング星雲で、4階では、木星、こと座イプシロン、アンタレスなどを導入。
私はドブソニアンで木星を。低いので、子供でも脚立なしで見ることができます。
低いにもかかわらず、2本の縞がはっきりと見えました。シーイングは非常に良かったようです。
ここで、またまた高倍率をかける。だって迫力が違いますし・・・・
もっとも、今回は2,3人おきの調整で対応できました。ただ、人によっては、なかなか覗くのに時間がかかる(特にお子さん。覗きかたがわからないというより、もじもじしてしまったり、逆にばたばたはしゃいでたり)ので、「動いてしまう!」とやきもきすることもしばしばでしたが。

終わりごろ「ダブルダブルスター(こと座イプシロン)を見せてほしい」と頼まれました。別の望遠鏡で導入していたのですが、望遠鏡が架台の足に当たるようになり、導入できなくなったので別の対象に切り替わったとのこと。
見れば、ほぼ天頂ではありませんか。そこはドブソも辛すぎる・・・

なんとか導入しましたが、分離はせず。良く見ると、星像が伸びて見えるのが分かる程度。最初に見せていた望遠鏡では分離していたとのこと。最初はドブソの方でダブルダブルスターを見せようと提案していたので、そうしなくてよかったです。

次回は天体観望会の前半は海部宣男先生特別講演会です。

プロフィール

星を見る、本を読む、そこらを歩いてまわる・・・→詳しく

注目リンク

バックナンバー