編集後記


2007年07月22日(日) [長年日記]

野外天体観測会(7/21〜7/22)

今年の夏の野外天体観測会はさじアストロパークでした。2005年以来2回目の利用です。

が、しかし。。。。

霧の天文台

霧の天文台
天文台が霧にまかれても全然うれしくないんですけど。。。「この梅雨最後の雨」だそうで、朝から悪天候でした。だいたい、星を見に行くのに傘を持っていくなんて。。。

往路のバスは途中激しい雨の中を抜けていきます。到着した時も霧のような細かい雨が降っていました。

セレス観測所

セレス観測所

今回はサブ天文台(コテージ)も借りていました。セレス観測所はサブ天文台で最大の40センチドイツ式反射があります。他の人はペンションに部屋を割り当てられましたが、私を含む6名はこちらの部屋が割り当てられています。晴れればこのコテージがメインの活動拠点になる予定でした。

ミカゲ製40センチ望遠鏡

焼き肉

星は見られそうにないのですが、それなら他の事を楽しめばいい、ということで、夕食です。前回同様、バーベキューです。

焼き肉の食材
結構ボリュームがあります。これで大人6人分ですが、充分満足できる量です。

観望会とその後

本当なら、借りた小型望遠鏡やサブ天文台、それにメイン天文台の103センチ鏡で、一晩寝る暇もないところでしたが。

悪天時の企画ということで、観望会は、まずクイズ。それから103センチ鏡の見学という段取りになっていました。

クイズの一問目は、「月の大きさはどれくらいか」でした。ですが、いくらなんでも選択肢が多すぎます。いろんな大きさの月の絵から、各々これと思うものを選べ、というのですが、何十枚もあります(^^) こりゃわからん。

クイズの後は103センチの見学です。2年ぶりの対面です。

103センチ鏡
やっぱり大きい。接眼部の長い筒*1はここが最初に取り付けたそうで、これがあると望遠鏡がどこを向いていても大人から子供から車椅子の人から楽にのぞけます。こういうのは大事だと思います。光路上にあまりいろいろつけるのを嫌う人もいるでしょうが、覗けない望遠鏡は存在しないのとおなじですしね。

見学のあとは、最近恒例の懇親会。他の人が泊まっているペンションの一室に大勢集まりました。私は板垣さんのピーナッツを差し入れ。

夜も更けてコテージに戻ると、ドームが開いています。どうも一瞬星が見えたようです。でもその程度ではあまり期待できないのですよね。しばらくねばってみましたが、結局また雲が厚くなり、あきらめました。

*1 「ワンダーアイ」というそうです

2日目

まず、プラネタリウムの見学です。40席程度のこじんまりしたドームで、前半は星座解説、後半は自動番組です。

プラネタリウム

自動番組は「天の川のひとしずく」。この番組はアクアマリンのファンならうれしいのでしょうね。

次に工作です。いくつかの中から選べます。望遠鏡は前回購入したので、今回は分光器を作ってみました。

分光器
完成した分光器。紙の筒の一方をスリットを開けた紙でふさぎ、もう一方は中央に四角い穴をあけてフィルタを貼った紙でふさぎます。

分光器(改良)
ふくださんによる改良。ありあわせの紙でスリットをより細く。スペクトルの解像度が上がっていい感じです。

最後にクイズラリー。「耐久」とついているように館内全体を走り回って全40問です。そんなに難しくはないのですが(たいてい、展示をよく見れば答えがある)、なかなかやりごたえがありました。で、これをやると、展示を一通り全部見てしまうのですよね。よく考えてあります。

最後まで悪天候のまま、明石へ帰還しました。


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