どちらかというと、「冥王星は"準惑星"」より「IAUに惑星の定義の再検討日本を要請」のほうがニュースとしては大きいんじゃないかな。だってこれ「日本は惑星の新しい定義に反対を表明します」っていう宣言だからね。
ええと、そこまで極端なことではないと思います。第一報告の5ページで、
第26回IAU総会において決議された惑星の定義が、天文学の最新の知見を反映した、基本的に妥当なものであることを、確認するものである。
と明記されています。
アストロアーツの記事にあるように、学術会議の提言は、単なる用語の翻訳ではなく、定義を通して太陽系の姿を示す、ということに主眼がおかれているようですね。太陽系を理解する上で、あいまいさが残ったり混乱の元になりそうな部分(とりわけdwarf planet)について「さらなる検討を要請する」としているわけですね。
typo修正。dwarf plantになってるところがあったので訂正しました。