編集後記


2007年02月27日(火) [長年日記]

野外天体観測会(2/24〜25)

ほんとは24日、25日の日付で投稿するのですが。
明石市立天文科学館星の友の会の今年度2回目の野外天体観測会は、お馴染みの西はりま天文台でした。 参加者は40人定員のところ、32人+スタッフ2人でした。実は最小催行人員ぎりぎり。やっぱり寒いからでしょうか。
24日13時すぎに科学館前をバスで出発、途中の休憩を挟み、15時半ごろには到着しました。

到着した一行

サテライトドーム

天文台の敷地内は観望をする場所にこと欠きません。宿泊したグループロッジの前の広場は、広くて平らで暗くて、そこでも充分星見ができそうです。
今回はサテライトドームを一棟借りたとのこと。今は亡きミカゲ製26センチ反射が入っています。私が最後に使ったのはもう10数年前になるけど、わりあい使いやすくて好きでした。まだ健在とは。
しかし、今回は、ガキ子供達が占拠すると張り切っています。他には貸し出し望遠鏡のBORG77が2台とのこと。
実は自分の32センチを無理やり持って来ようかなどと考えもしたのですが、バスのトランクルームを半分くらい占拠しそうなので遠慮しました。

サテライトドーム
この手前側のドームを借りた。

謎のパラボラ

サテライトドームのすぐ下には、謎の黒いパラボラアンテナが。
パラボラ

何に使っているんでしょう。動いている形跡がないのだけれど。

パラボラその2

ガムテープで補修してありました。

大撫山山頂制覇(^^)

大撫山山頂

夕食

夕食は鍋でした。みんな、そのボリュームに驚きます。そうです。ここで鍋を頼むと、スポーツ選手の合宿かと思うくらい、絶対的に多いのです。家族用ロッジに泊まる時はわざと少ない人数分で注文するほどです。ともかくがんばって食べましたが、とても雑炊までたどり着けなかった。

ところであの肉はなんの肉だったのでしょう。おいしかったけど。

カノープス

南の低空は曇っていて、見えるかどうかと思ったのですが、双眼鏡でなら見えました。コンパクトデジカメで手軽く写真を撮る人もちらほら。
私も撮りました。昼間に。

カノープス
あ、石投げないで。

なゆた望遠鏡

食後は天文台の観望会に参加。1Fで説明を受けたあと、家族ロッジ宿泊+日帰り組とグループロッジ宿泊組みの2組にわかれ、家族ロッジ組が先に「なゆた」観測室にはいります。後の組は先にテラスでの観望です。
かなり時間が経ってから交替。人数が多くて時間がかかったようです。「なゆた」では、月面とM42(トラペジウム付近)と土星を観望しました。この中ではM42が圧巻でした。トラペジウムが5個、楽々と見えるのは当然として、星雲中心部の緑色のもじゃもじゃとした微細構造が見事です。なんじゃこらと思った。見直しました>なゆた。

なゆた

照る照る坊主
てるてる坊主はマフラーをしています。寒いんだね。

液体窒素充填

観望会の後、しばらく観測室にいると、研究員が冷却CCDカメラに液体窒素を充填する作業を始めました。

液体窒素充填
この後、私達が下で星見している間、なゆたもずっと稼動していたようです。

星見

観望会の後、いったんグループロッジに引き揚げました。お茶会の始まりです。オーストラリアに行った人が撮った写真を星図とつき合わせてみたりしました。本格的な機材で撮影したものではないのですが、みなみじゅうじとカノープスがしっかり同一構図に写っていました。

しゃべっているうちに、衛星画像で九州付近に大きな雲があることに気がつき、急いで天文台南面のサテライトドームへ。

夕方あんなに寒かったのに、風が止んだせいか、いざ動いてみるとそんなに寒さを感じない。

ドームは、予告どおり、子供達が占有しています。ちゃんと大人がサポートしてましたけど。おまえら贅沢だぞぉ。

ということでBORG77を使ってみるのですが、うーん、私は使いにくいと思った。もっとも、導入しようとするものが悪いのかも。M51とか(笑)

子供達が引き上げてから(って、もう2時は大きく過ぎていたような。。。^^)、26センチを使わせてもらいました。

天空の天文台

西はりま天文台は山頂にあるので、とても視界が開けています。今回改めて感じました。特に天文台の東斜面からは南から東、北にかけて大きく開けているので、空中に浮いているような感じを受けます。どうも周囲の木を伐採して、さらに見晴らしをよくしたようです。

天文台東斜面から北を見る

脱・惑星宣言

これからのモットーはこれでいきましょう(謎)

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