2006年10月25日(水) 奈良へ [長年日記]
興福寺の特別公開と正倉院展
行ってみることにしました。自分が本当に行きたいところへは、私は一人で行きます。同行者に気兼ねしなくていいからです。特に私の場合、歩くし、行きあたりばったりだし、進んでは引返し、同じところをぐるぐるまわり、同行した人はきっと呆れ返るでしょう。逆に言えば、私の行きたいところへ行き当たりばったりについて回ってくれる人なら同行してくれると楽しいかもしれません。行きたそうなところを薦めてくれるならなおいい。
奈良市内は大学時代の4年間をすごしたところです。奈良公園まで楽に歩いて行ける場所に住んでいました。それから20年ほど。まったく訪れたことがないわけでもありませんが、ゆっくり歩いたことはありません。公園内はともかく、街はだいぶ変わったんでしょうね。
JRで奈良入りし、三条通→興福寺→国立博物館→東大寺→奈良町→元興寺、メジャーどころばかりですが、一日がかり。
*1
*1 こういう風に地図にリンクしているのを見て「こんなやり方は云々で今はGoogle Mapsというのがあって云々」と周囲に得意げに解説して回るWeb2.0かぶれもいるのでしょうが、私はあまりGoogle Mapsの地図が好きではないのです。MapionはAPI公開してましたっけ。
三条通
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あの頃あった建物もあれば、ずいぶん変わってしまったところもあります。NTTはドコモショップが大きな看板を上げているし、ビブレなんかできているし、よく通った3軒の本屋は、2軒まで無くなっていました。
同じくよく通ったうどん屋があって、調べたらまだ存在しているようなので、そこで昼食にしようと思ったら、店はあったけれども、休みでした。しかし、こんなに小さくて貧相な店だったっけ。
中谷堂
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驚いたのが、この店、私がバイトしていた(そして、自分は客商売は向かないと改めて思った)おもちゃ屋のあった場所に建っていたのでした。
そして興福寺
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境内に入り、興福寺特別公開の入場券を購入。公開は阿修羅像のある国宝館、仮金堂、北円堂、三重塔の4箇所で、4箇所ともまわれる共通券が1300円です。
三重塔
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北円堂
弥勒如来が安置されています。菩薩ではありません。つまり修行を終えて如来となった弥勒です。ということは今から56億7千万年後の姿です。果たして地球は存在しているのか。
その周囲に四天王がいるのですが、みな邪鬼を踏んづけています。彫っている最中に邪鬼が逃げ出して災いをもたらすという話が夢枕獏の「陰陽師」にありましたっけ。
中金堂(再建中)
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| 再建中の中金堂の基礎。かなり大きい。 |
やっと会えた
国宝館へ。阿修羅像をやっと拝観しました。あの当時、なぜか、今回のような特別公開の時でないと見ることができないと勝手に思い込んでいたのでした*1。これ、仏像でしょうか。他の八部衆の像と比べて全然表情が違います。他の仏像と比べても違う。 よく言われるところの、少年か少女のような姿、哀しみとも決意とも取れる表情、優れた作家なら確かにこの像を見て小説を一つ書いてしまうでしょう。作者は阿修羅に何を感じて、このような像につくったのでしょうか。
添えられた説明書きでは
ううむ。。。。「生命(asu)を与える(ra)者」とされたり、また「非(a)天(sura)」にも解釈され、まったく性格の異なる神になる」。。。謎が多い。。。
*1 もしかしたら当時はそうだったのかもしれません。でも記憶がさだかでない。
正倉院展
国立博物館へ。入場券は大人1000円。同じ券で常設展示も見られるそうですが割愛しました。
よく知られる琵琶とか碁盤などは出展されていませんでした。聖武天皇ゆかりの品、衣類や馬具、仏具、それに文書や経典の展示が多かったような印象です。正倉院にはこういう文書も多く保管されているのですね。
テレビなどで報じられた「国家珍宝帳」は、聖武天皇の四十九日に光明皇后が天皇の遺品を東大寺に献納した*1、その目録です。これが長い。何メートルあったかな。途中まで目で追っていましたがあきらめました。文書は、読めないとちょっと面白くないです。
*1 これが正倉院宝物の始まりとされます。
東大寺大仏殿
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他のところ(興福寺や後で出てくる元興寺など)は、堂内撮影禁止(さらにスケッチ禁止)が普通なのに、大仏殿ではみんな写真取りまくりです。
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奈良町
奈良町は、それと意識して歩かなければ、ただの街です。つまりそれくらい、結局はごく普通の街になりつつあります。現在の街並の中に古い建物が混在している程度なら、そういう街は日本のあちこちにありそうです。
でもそれはそうでしょう。奈良町はテーマパークではありません。人が生活している現役の街です。それでも、他の古い無名の街と違うところは、奈良町は奈良町らしくあろうとしているところでしょうか。20年ぶりに歩いてみて、そんなふうに思いました。
星が好きな人のための新着情報の編集後記です。一応。


















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http://news.local-group.jp/editor/20061027.html#p02<br>この街の空にも星は瞬く<br>「ミセ」という部屋<br>「ミセ」は、以前に他の地域で見学した町屋にも見られたのですが、別に商いをする場ではなく、町屋にはほぼ必ず備わっていたようです。