編集後記


2006年08月29日(火) [長年日記]

周期表は太陽系の縮図

ウラン、プルトニウム、ネプツニウムは知っていましたが、小惑星由来のものがあるとは知りませんでした。

野外天体観測会

明石市立天文科学館星の友の会の恒例行事。8月26日〜27日の日程で、千種高原へ行ってきました。


実は同じ日に某会のBBQ観望会*1がごく近くであったのですが。。。

出発
出発

宿泊地
宿泊地

*1 某「ビール片手に。。。」ではありません。あれは同じ場所だったようですが一ヶ月前でした。

観望

今年は、この地方の山地は天候が不安定で、毎日のように豪雨に見舞われています。26日も豪快な積乱雲が頭上にあり、現地に近づくと雨もぱらぱらと降ってきました。現地付近は明らかにさっきまで大雨だったというような状態で、川も濁流と化しています。にもかかわらず、日が沈む頃には青空が広がりました。

残念ながら一晩中いい天気というわけではなく、霧がたちこめ、晴れたり曇ったりでしたが、とりあえず、よい子が起きている時間のうちには、南から北まで延びる天の川であるとか、木星であるとか、夏の星雲星団であるとか、定番の観望対象は一通りこなせた感じです。流星も結構飛んでいたようですが、残念ながら私は一個も見ていない。

よい子が寝静まって悪いオトナの時間には、もう晴れ間はほとんど出なくなってしまいました。悪いオトナらしく酒盛りなどして待っていましたが。。。

機材いろいろ

現地は天文用施設などではなく、当然望遠鏡などありません。なので必要な機材はすべて持ち込みです。
太陽観測用
ふくちんさん持込の太陽観測用機材。奥はPST、手前は中にフィルタを張って減光し、白色光での観測ができます。

ニコン20x120双眼鏡
科学館から持ってきたニコン20x120双眼鏡。かなりガタがきているのですが、これで天の川を流すと楽しい。

自作ドブソニアン
こちらも参加者の持ち込み。ドブソニアンの組み立てキットですが、小学生が作りました。先行き楽しみな子です。

屈折
これも参加者の持ち込み。えっと、なんだっけ。。。。(汗)

この他にも屈折2台などが並びました。

野外天体観測会2日目

2日目は、西脇市のテラドーム(にしわき経緯度地球科学館)へ。何年ぶりだろう。
テラドーム

81センチ望遠鏡でアークトゥルスを見せてもらいました。「ただの恒星なんて」と思いそうですが、昼間です。青い空に白くきらきら光っているのは不思議な感じです。
81センチ鏡

「あいのり」のポスター

テレビ番組のことではありません。JAXAがH-2Aロケットに相乗りで打ち上げる小型衛星を募集しているポスターです。
ポスター

経緯度交差点

西脇へ、テラドームへ来たら、ここに立ち寄らないわけにはいきません。テラドームは、「日本のへそ」つまり東経135度北緯35度の交点付近に立てられているのです。
経緯度交差点の標識は2箇所あります。一つは大正時代に作られた、日本測地系による交差点で、すぐ側の加古川の橋のたもとにあります。もう一つはGPS測量の結果を元に作られたもので、テラドームの北東の山の斜面にあります。
日本測地系による交差点
日本測地系による交差点。携帯のGPSで計測してみると、
N35.0.13.65 E134.59.49.59
でした。

経緯度交差点(2)

日本のへそモニュメント
GPS測量による新しいモニュメント。さっきの標識よりも大掛かりで、ゲイジュツ入っています。携帯のGPSの計測結果は
N35.0.0.34 E134.59.59.99


このくそ暑い中、ここまで上るのは結構しんどかった。つきあわせてごめん>ふくちん様
日本のへそモニュメントからの眺め
日本のへそモニュメントからの眺め

おしまいに。。。

わたしよりずっとまともな報告を紹介。そう、私が参加し始めてからでは一番参加者が多かったと思います。
本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]
ふくだ(ふくちん) (2006年08月31日(木) 01:25)

いえいえ、子午線好きの私としても、あそこで経緯度交点を素通りするわけにはいきません。登りはじめたのは私の方が先でしたし(笑)

KAZ (2006年09月01日(金) 00:51)

おつかれさまでした〜☆(^▽^∩)

しお (2006年09月01日(金) 23:48)

真夜中の酒はあすの活動の源デスヨ。。。これに懲りずに年度内観測会もよろしくお付合いお願い申しあげます〜

(ふ) (2006年09月02日(土) 00:05)

ええ、何度でもお付き合いいたします。


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