止まらない超新星発見

著者 :山岡均(九大理)

今年も残すところ10日あまり、一年の決算をされている方も多いでしょう。

空の世界はそれはお構いなしで、いつもと同じペースで新天体が出現し、発見されているようです。今日、新たな超新星の発見が報じられました。発見したのは、山形県山形市の板垣公一(いたがき こういち)さん、今月に入って3個目の超新星発見です(VSOLJニュース256257)。

板垣さんは、12月19.383日(世界時、以下同様)に60cm反射望遠鏡でちょうこくしつ座の不規則銀河NGC 7645を撮影した画像上に、17.5等の新しい光点を見つけ、翌20.360日に確認しました。光点の位置は、

赤経  23時23分46.37秒
赤緯 -29度23分10.0秒   (2000年分点)

で、母銀河の中心から西に11秒角、北に3秒角にあたります。天体は、板垣さん本人が20.360日に同じ明るさで確認しています。

不規則銀河なので、最近に星生成があったと考えられ、大質量星起源である重力崩壊型超新星である可能性がありますが、それにしては明るく見えています。今後の動向が注目されます。

板垣さんの発見画像 http://www.k-itagaki.jp/images/psn-7645.jpg

参考文献:

2010年12月21日

※ この「VSOLJニュース」の再転載は自由です。一般掲示、WWWでの公開等にも自由にお使いください。資料として出版物等に引用される場合には出典を明示していただけますと幸いです。継続的・迅速な購読をご希望の方は、VSOLJニュースのメーリングリスト vsolj-news にご加入いただくと便利です。購読・参加お申し込みは ml-command@cetus-net.org に、本文が subscribe vsolj-news と書かれたメールを送信し、返送される指示に従ってください。なお、本文内容に対するお問い合わせは、著者の連絡先までお願い致します。