2006年3月30日
- .昨年8月に開催された「ペンシルロケットフェスティバル」の一環として実施された「未来のロケット」イラストコンテストの全応募作品をタイムカプセルに納めて早稲田実業学校前に埋めるとのこと。開封は50年後。
- .JAXAによる宇宙開発委員会報告。3月23日に開催したKARI(韓国航空宇宙研究所)との会合について。
- .日本惑星協会ホットトピックス。マーズ・エキスプレスが撮影したオリンパス山の断崖 / マーズ・レコニッサンスが送ってきた最初の画像 / 衛星タイタンを覆うかすみの層。
- .asahi.comによれば、自民党の宇宙開発特別委員会は、宇宙利用について「防衛目的」の軍事利用も認める法案制定を目指すと決定したとのこと。
- .「ソラリスの陽のもとに」のスタニスワフ・レム氏が逝去。84歳。
2006年3月29日
- .29日の皆既日食について、国立天文台はトルコ・アドラサンと国内の大学、公共天文台、科学館をTV会議で結ぶ「Eclipse Cafe 2006」を開催予定。
- .昨年8月に行われた、高校生がすばる望遠鏡で観測を行う「すばるマカリィ・スクール」について。
- .[画像]シュワスマン・ワハマン第３周期彗星。
- .カッシーニによる、南極方向から見た木星。2000年に撮影した画像から作成したもの。
- .NASA TVでも29日の皆既日食を中継。
- .中止された、アメリカの小惑星探査計画「Dawn Mission」が復活しました。
- .ファルコン1の打ち上げ失敗の原因は燃料洩れによる火災が原因。
2006年3月28日
- .日本学術会議と科学技術振興機構(JST)は、科学技術週間(4月17日〜23日)に全国20カ所でサイエンスカフェを展開。
- .昨日紹介した天の川銀河の３次元地図について、中西裕之氏による記者発表資料。
- .昨日紹介した「すざく」による惑星状星雲の炭素輝線観測の記者発表資料。
- .かつて野辺山観測所で使われ、みさと天文台で展示されていた8メートル電波望遠鏡を改修、再生するプロジェクト。
- .アストロアーツ。日本天文学会春季年会のトピックス。
- .日本の過去の学術論文が検索できるサイト、Journal@rchiveがスタートしました。 「Journal@rchive Stories」がなんとなく面白そうです。
2006年3月27日
- .マーズ・リコナイサンス・オービタからの初画像が届きました。
- .日本天文学会2006年春季年会。3月27日〜29日、和歌山。
- .名古屋大学などの研究グループが、「なんてん」を使った観測で、大小マゼラン雲をつなぐマゼラニックブリッジの中に新しい分子雲を発見。ブリッジが将来新しい矮銀河に進化する可能性を指摘。日本天文学会年会で発表へ(27日 14:30からの回、B会場)。
- .国立天文台の中西裕之氏と東京大学の祖父江義明氏のグループは天の川銀河の中性水素原子・分子の３次元分布図を作成。渦状腕は6本でなく5本？ 日本天文学会年会で発表へ。(28日 13:00からの回、A会場)
- .東京大学などの研究グループ、「すざく」による惑星状星雲の観測で、炭素と酸素の輝線を分解することに成功。炭素はヘリウム燃焼の主な生成物。日本天文学会年会で発表へ。(29日 09:00からの回、E会場)
- 「すざく」による惑星状星雲 BD +30°3639の元素組成比の測定([PDF])
- 時事通信 3月26日(Yahoo!News): 終末期の星からの炭素観測＝はくちょう座で−天文衛星「すざく」 - たぶんこの記事
- .SpaceX社による初の民間開発ロケット「ファルコン1」は日本時間25日朝にマーシャル諸島から打ち上げられましたが、40秒後に海に落下、失敗しました。 昨年から何度も延期し、ようやく打ち上げられたのですが。
2006年3月25日
- .ヨーロッパ南天天文台の大型望遠鏡VLTに搭載された三次元分光器GIRAFFEの研究成果。
- .野口聡一さんの自叙伝「オンリーワン ずっと宇宙に行きたかった」(新潮社)。
- .これから活動期に入る太陽と、太陽活動予報への取り組みについて。
- .月惑星科学学会(LPSC)に参加した川口淳一郎氏(はやぶさプロジェクトマネージャー)のコメント。
- .チャンドラの観測。
- .DSPACEコラム。JAXAが宇宙服の研究開発をはじめようとしていることについて、毛利衛宇宙飛行士へのインタビュー。
2006年3月24日
- .JAXAiの「はやぶさ」関連イベント。3月26日、東京丸の内OAZO。
- .ヨーロッパ南天文台のVLTを使った観測で、国際チームが太陽系近傍に褐色矮星を発見。 太陽に36番目に近い恒星SCR 1845-6357の伴星で、褐色矮星としては3番目、連星系としては24番目に太陽に近い位置にあります。
2006年3月23日
- .惑星協会ブログより。月惑星科学学会(LPSC)での「はやぶさ」の科学成果に関する発表について。
- .日米宇宙探査シンポジウム。3月28日、日本科学未来館。
- .日本惑星協会ホットトピックス。 火星の水 / 火星のマリネリス峡谷を俯瞰する / 日米宇宙探査シンポジウム
2006年3月22日
2006年3月21日
- .「宇宙がビッグバン後のほんのわずかの間に急激に膨張した証拠を確認」(3月19日)について。同じ記事ですが図が載っています。宇宙はビッグバンから一兆分の一秒のさらに一兆分の一の時間の間に一兆倍もの規模に急激に膨張した。
- .アストロアーツの記事2件。
- .アメリカで開催された月惑星科学学会で「はやぶさ」の科学成果について発表が行われました。BBCの記事では、イトカワは2つの天体が合体して形成されたかもしれないこと、また、イトカワの観測が、地球近傍小天体の地球衝突に対する防御の手がかりになる、などが報じられています。
2006年3月19日
- .宇宙背景放射観測衛星WMAPの成果から、宇宙がビッグバン直後の一兆分の一秒のさらに一兆分の一秒までの間に急激に膨張したことを示す具体的証拠が確認されたとの事。(3/20訂正)
2006年3月18日
- .北天を45度の角度に渡って延びる細い星の流れが存在することが、スピッツアー宇宙望遠鏡を使った観測でわかりました。アークトゥルスの東にあるNGC5466から発し、北斗七星の南までまっすぐに延びています。NGC5466が銀河中心の潮汐力によって引きのばされたもののようです。(3月18日23:00訂正)
- .スピッツアー宇宙望遠鏡によるM82銀河の観測。
- .スピッツアー宇宙望遠鏡の観測で、銀河中心付近に二重らせん構造の星雲が発見されたとのこと。
2006年3月17日
- .ハッブル宇宙望遠鏡を使った、褐色矮星の連星の観測。
- .VLTによる遠方の銀河の観測。
- .石垣島天文台望遠鏡の愛称が「むりかぶし」に決定。 「むりかぶし(群星)」は八重山地方の星の名前で「すばる」のことです。
- .月探査情報ステーションのマーズ・リコナイサンス・オービタ トピックス。火星周回軌道投入成功。
- .ジオットのハレー彗星接近から、3月13日でちょうど20年となりました。 今じゃ彗星に探査機ぶつける時代ですから。
- .原始惑星円盤の外側と内側が逆まわりに回転している恒星が見つかりました。このまま惑星が形成されると、内側と外側で公転の向きが逆になっている惑星系ができるだろうとのこと。
2006年3月16日
- .岩石と氷で出来た巨大で冷たい地球型惑星が発見されました。地球から9000光年離れた赤色矮星の周りをまわっており、質量は地球の13倍、マイナス201度の酷寒の世界です。
- .アストロアーツによる3月29日皆既日食の特集。
- 2006年3月29日 皆既日食
- スターウォッチングエクスプレス - Podcast
- .ハッブル撮影による、冥王星の新衛星の画像。フィルターを通して撮影。
- .NASA、マーズオデッセイの撮影データを基に作成された、マリネリス峡谷の画像と動画を公開。
- JPL: Years of Observing Combined Into Best-Yet Look at Mars Canyon
- Mars Odyssey Imagery - ロサンゼルス付近とのサイズ比較
- Flight Into Mariner Valley (Valles Marineris, Mars) - マーズオデッセイのデータを元に作成した動画
- DICE-K.com: 火星のグランドキャニオン 他
- 【参考】火星表面地図 - 経度90度線と赤道の交点右下の東西に延びる筋がマリネリス峡谷です(クリックすると下に説明が出ます)
- .5月打ち上げを目指していたスペースシャトル「ディスカバリー」(STS-121)ですが、7月に延期となりました。外部燃料タンクのセンサーに異常があり、交換のため。
2006年3月15日
- .スターダストの回収サンプルに、高温で生成される鉱物が含まれていたとのこと。 彗星は太陽系外縁の低温の環境で生成されたと考えられています。
- .ライブ！ユニバースは、3月29日の皆既日食の中継プロジェクト「LIVE!ECLIPSE 2006」を実施するとのこと。
- .第47回科学技術映像祭において、宇宙科学研究本部のビデオが科学教育部門で文部科学大臣賞を受賞。
2006年3月14日
- .天文台マダムによる1999年トルコ日食記。 3月29日の日食を観に行かれる方はぜひ参考に。
- .3月29日、南大西洋からリビア、トルコ、中央アジアにかけて皆既日食がおこります。
- アストロアーツ: 【天文ツアー情報】 最長4分超のコロナ3月29日、リビア・エジプト・トルコ皆既日食 最新情報 - 今から申し込むのは遅いかも知れませんが。
- 国立天文台: ほしぞら情報 2006年3月
- .東京工業大学松永研が開発し2003年6月に打ち上げた超小型衛星「CUTE-I」によるブログ。 「CUTE-Iによる」というのは、人ではなくCUTE-Iが勝手に書いています。
- .「はやぶさ」応援ライブ「Jazz Odyssey Light：Back to My Arms」 3月28日、東京 渋谷 JZ Brat Sound of Tokyo。(再掲載)
- .Google Mars。
2006年3月12日
- .[画像]ポイマンスキー彗星。
- .ハッブル宇宙望遠鏡の観測で、冥王星の3衛星は共に誕生した可能性が高まったようです。
- .赤外線天文衛星「あかり」、次の運用項目である望遠鏡の開蓋は、万一の姿勢制御異常時の運用方法確立に時間をかけるため、実施時期を見直すとのこと。4月中旬までには実施の予定。
2006年3月11日13:00
- .マーズ・リコナイサンス・オービタの火星周回軌道投入は成功しました。今後半年かけて火星大気との摩擦を利用して更に減速を行い、最終的に円軌道に近い軌道に乗ることになります。
2006年3月11日
- .まずお詫び。マーズ・リコナイサンス・オービタの火星周回軌道投入は10日ですが、日本時間では11日早朝でした。27分にわたってメインエンジンを噴射して減速します。その後半年にわたって火星大気を使ってさらに減速します。
- .土星の衛星エンケラドスの地下に液体の水が存在し、それが間欠泉のように吹き出している、と、NASAが発表。
- .冥王星を目指すニューホライゾンズ探査機は来年2月の木星フライバイに向けた軌道修正を完了。
- .アストロアーツの最新記事から。
2006年3月10日
- .マーズ・リコナイサンス・オービタは、いよいよ10日、火星周回軌道に投入されます。
- Mars Reconnaissance Orbiter
- 月探査情報ステーション: マーズ・リコナイサンス・オービタ トピックス - 2月27日の記事が現時点で最新ですが、周回軌道投入のプロセスが詳しく書かれています。
- .[画像] シュワスマン・ワハマン第3周期彗星。
- .[Astronomy Picture of the Day] しし座の3銀河、NGC 3628、M65、M66。
- .Wired News。スペースデブリの問題について。
2006年3月9日
- .YMコラム「宇宙技術の成熟度」。
外国のロケットはいつも定時にきちんと打ち上げられていると信じている人があまりにも多いのに驚かされる昨今ですが、考えてみると、そういう記事を読んでいないのだから仕方ないですよね
- .日本惑星協会トピックス。「はやぶさ」との交信回復 / ３月１０日、探査機マーズ・レコナイサンス火星に到着 / “Post Cards from Venus”コンテストの入賞者決まる / 土星のFリングと衛星タイタン
- .JAXAの宇宙開発委員会報告。
- .CNN.co.jpによると、中国は、「経済的理由」により、月探査計画を延期するとのこと。次回の有人飛行も2008年に延期。
- .JAXA、宇宙服の開発研究のアイデアを募集。
2006年3月8日
- .[はやぶさ] 「はやぶさ」は生きていました。現在の状況。1月23日にビーコン信号を受信、2月末にはテレメトリデータの取得ができるようになり、さらに3月6日には3ヶ月ぶりに探査機の位置、速度が推定できたとのこと。 現在、イトカワから約1万3千km、太陽から約1億9千万km、地球から約3億3千万kmの位置にあります。
- .[画像]3月7日のポイマンスキー彗星。
- .2009年7月22日にトカラ列島を通る皆既日食の解説。 トカラ列島では6分を越えますね。
- .米国立大気研究センター、2007年から太陽活動が活発になると発表。
- .仙台市天文台WebサイトのURLが変更されました。また閲覧しやすいようにWebサイトを改良したとのこと。
- .[Web]Go!Planetariumのページが日本語ドメインでも。
- http://プラネタリウム.jp/
- Go!Planetarium - 国際化ドメイン(日本語ドメイン)未対応の方向け
- .宇宙旅行を目指す榎本大輔氏、ロシア連邦宇宙局の健康診断をパス。今年9月に国際宇宙ステーションへ向かう予定。
2006年3月7日
- .木星の"Oval BA"と呼ばれる白斑が、2005年12月には茶色になり、数週間前から大赤斑とほぼ同じような色になったとのこと。
- .[Astronomy Picture of the Day] ポイマンスキー彗星(C/2006A1 Pojmanski)。
- .大平貴之氏とユンソナが石垣島を旅行するテレビ番組。
2006年3月6日
- .[画像]ポイマンスキー彗星(C/2006A1 Pojmanski)。
- .メガスター公演用に自主製作されたオーロラ画像が札幌市青少年科学館のプラネタリウム番組で使用されることに。
- .[Astronomy Picture of the Day] 空気中にただよう氷の粒が、地上の光を反射して、このような光景をつくり出すとのこと。
2006年3月5日
- .[画像]ポイマンスキー彗星。見事な尾が延びています。
- .[はやぶさ]88万人の署名つきターゲットマーカーが着地した証拠写真を載せたポスター。ダウンロードは無料(PDF)、A1版は郵送料込一枚500円。
- .DSDPACEコラム。学生たちによる超小型衛星の開発について。
- .大平技研、メガスター次世代機の開発にも着手。
2006年3月4日
- .スターダストが回収した彗星塵の解析が、SPring-8で始まりました。
- .ミラが急増光中。
- .アストロアーツ。大質量星にダスト円盤を発見(2月10日)。
- .[Astronomy Picture of the Day] 金星とポイマンスキー彗星。
- .スピッツアー赤外線望遠鏡による「ステファンの5つ子」。
- .せんだい宇宙館の宇宙館フェスタ。3月26日。鹿児島県薩摩川内市。
- .「あかり」の運用状況。二次元太陽センサの他にも3点の想定と異なる挙動が見られ、対策中ですが、初期観測に向けての準備が進んでいるとのこと。
- .M-Vロケット8号機に搭載された2つのサブペイロードの結果。Cute-1.7 + APDは順調に運用開始、膜展開実験は3分の1しか展開できず。 いずれにせよM-Vロケットで多様な相乗り実験が可能であることが確認された。
- .宇宙機関長会議、国際宇宙ステーション計画について共同声明を発表。
- .報道によれば、国際宇宙ステーションは全体としては縮小される一方、日本実験棟「きぼう」は当初計画の規模で打ち上げられるとのこと。ただしシャトルが計画どおり運航されるのが前提。 なお、シャトルは2009年に退役となっています。
2006年3月2日
- .スターダストが持ち帰った彗星塵試料の解析の一端をSPring-8が担うことに。
- .[画像] C/2006 A1(Pojmanski)彗星。福島民報の記事より。
- .[画像] シュワスマン・ワハマン第3周期彗星。
- .JAXAとUNESCO、「宇宙教育フォーラム」をベトナムで開催へ。
- .JAXAの宇宙開発委員会報告。
- .日本惑星協会ホットトピックス: 冥王星に新しい２つの衛星 / 最も近い太陽系外惑星 / おたまじゃくしのような彗星コマのサンプル。
- .大平技研、メガスターII 5号機「アルテミス」の製作を開始。