星が好きな人のための新着情報

2003年9月30日

インド東部のオリッサ州の村に隕石が落下して農家を直撃、数軒の家屋が炎上、死傷者が出ているとのこと。
- asahi.com(9月29日): インド東部に隕石？　１人死亡、２０人負傷
- CNN.com(9月28日): Meteorite strikes Indian village
最近の火星。
- 星の風景
- 星への誘い: 2003年の火星画像
国立天文台の「火星ジャーナル」がURLを変更。
- 火星ジャーナル
10月1日の宇宙航空研究開発機構発足に伴い、統合される3機関の運営するWebサイトはURLが変わります。
- 3機関統合に伴うウェブサイトのURL変更について
宇宙開発事業団、「つばさ」(MDS-1)の運用を終了。
- NASDA: 民生部品・コンポーネント実証衛星「つばさ」(MDS-1)の運用終了について
先日の韓国の科学衛星打ち上げはCosmos-3Mによるもので、他にもナイジェリア、トルコ、イギリス、それにロシア、合計5カ国6基(ロシアが2基)の衛星が搭載されていました。
- ロシア宇宙開発ニュースのページ
第18回世界宇宙飛行士会議。10月12日～17日。
- 第18回世界宇宙飛行士会議
天文台マダム日記の「トレンディ官舎日記」更新。探査機の気持になられたようです。
- 天文台マダム日記
NEATの画像から彗星が発見されました。(P/2003 S1, P/2003 S2)
- IAUC 8208: P/2003 S1; 2003ii
- IAUC 8209: S/2003 U 1, S/2003 U 2; P/2003 S2
超新星6個。(SN 2003ie, if, ig, ih, ii, ij)

2003年9月29日

H-2Aロケット6号機による情報収集衛星の打ち上げは延期に。第二段ロケットに搭載された管制センサーユニットが、セルフテストコマンドに対して異常を返したため。
- 宇宙作家クラブニュース掲示板
- Yahoo!News サイエンストピックス: H2Aロケット
10月は漁協との協定で打上げが出来ないことから、打上げは11月以降になる見込みです。
韓国の科学衛星打ち上げは成功したようです。
- 初の宇宙観測衛星打ち上げ＝高性能感知器など搭載－韓国
欧州宇宙機関は初の月探査機SMART-1を打ち上げました。
- asahi.com(9月28日): 欧州初の月探査機衛星打ち上げ　イオン化燃料使用
- 欧州宇宙機関

2003年9月27日

スタンフォード大学のM. R. Showalterさんと NASAエームズリサーチセンターのJ. J. Lissauerさんは、ハッブル宇宙望遠鏡による観測で、天王星に2個の衛星を発見しました(S/2003 U 1, S/2003 U 2)。
ブラックホールから発せられるX線の、鉄原子に由来する構造を調べることで、ブラックホールが回転しているかどうかわかることが明らかに。2003年9月19日の記事。
- アストロアーツ: X線での観測により明らかになるブラックホールの回転
27日に予定されている、H-2Aロケット6号機による情報収集衛星の打上げについて、宇宙作家クラブの取材が始まりました。
- 宇宙作家クラブニュース掲示板
韓国は、初の科学衛星を26日にロシアのプレセツク基地から打ち上げるとのこと。
- 朝鮮日報: 国内初の科学衛星１号が２６日打上げへ
天文台マダム日記更新。
- 天文台マダム日記
私の家も◯◯です。

2003年9月26日

われわれの銀河系に飲み込まれつつある小銀河が見つかったとのこと。
- asahi.com: 天の川銀河が近くの小銀河のみ込む　米チーム観測
そういえば次の日食は南極でした。
- アストロアーツ: 南極皆既日食ツアーが大人気
OICETS(光衛星間通信実験衛星)のプロジェクトトピックス更新。
- NASDA: OICETS(光衛星間通信実験衛星)

2003年9月25日

板垣公一さんの超新星発見と、海王星の新衛星について。
- 国立天文台・天文ニュース第673号『板垣さん、またも超新星を発見 / 海王星に新しい衛星』
国立天文台三鷹キャンパスの特別公開について。
- 国立天文台・天文ニュース第674号『国立天文台三鷹キャンパス特別公開』
2003年2月26日に予定のミッションを終了して後期運用段階にあるMDS-1「つばさ」は、電源系統に異常を生じ、9月26日頃までに運用を終了することに。
- 「つばさ」の運用終了について
探査機ガリレオの任務終了について。
- Wired News(9月20日): 探査機『ガリレオ』、木星への衝突で任務を終える
米宇宙安全諮問委員会のメンバー全員が辞任。
- CNN.co.jp(9月24日): 米宇宙安全諮問委員会のメンバー、全員が辞任
延期されていた情報収集衛星の打ち上げは27日に。
- Yahoo!News(9月24日): 情報収集衛星２７日打ち上げ　部品交換で２度延期
国際宇宙ステーションまでの輸送や救助に使われる軌道往還機の報告書が出たようです。これは Level 1で、Level 2 の要求項目も公開されたようです。
- NASA Orbital Space Plane News

2003年9月24日

イギリスのT. Bolesさんは、9月17日の観測から、M31アンドロメダ銀河に新星を発見しました。この新星は発見の二日前に、板垣公一さんの撮影した画像にも写っていたとのことです。
- IAUC 8205: 2003ie; N IN M31; 2003hu, 2003hz
- 板垣さんによる発見前画像
いて座新星にV5113 Sgrという名前がつきました。
- IAUC 8206: 2003if; C/2002 T7; V5113 Sgr = N Sgr 2003 No. 2
22日の火星。
- 星への誘い: 2003年の火星画像
- 増澤天文台フォトギャラリー
一ヶ月間の火星の季節変化。
- せんだい宇宙館: ２００３年の火星 (4)
太陽観測と教育普及に関する研究集会「昼間でもできる天文教育普及」。11月30日、埼玉県川口市。
- 日本プラネタリウム協会: 太陽観測と教育普及に関する研究集会「昼間でもできる天文教育普及」
中国初の有人宇宙船「神舟5号」は「長征2F」ロケットに搭載され、打ち上げ準備の最終段階に入ったとのこと。
- Yahoo!News(9月22日): 打ち上げ準備、最終段階に＝中国初の有人宇宙船

2003年9月23日

Registax2の使い方マニュアルがアストロクラブ福山のWebサイトにあります。(ちむらさんの日記より)
- アストロクラブ福山
Qcam Pro4000による火星画像。(これも、ちむらさんの日記より)
- 本田正春Photo Gallrey: ２００３火星-No１
UFOCapture開発者のSonotaCoさんから、イリジウムフレアの動画をいただきました。
- キャフチャサンプルトップページ
- イリジウムフレアのクリップ - 予報値: 27 Aug 19:25:17 -5 27° 355° (N) 8.9 km (W) -7 Iridium 6
UFO Captureは現在3等級までの流星なら星のまたたきに左右されずにキャプチャできるまでになっているとのことです。
リック天文台超新星サーベイが発見した「うさぎ座」の超新星(2003年9月16日)と板垣さん発見の超新星(2003年9月19日)について。
- VSOLJニュース第115号『うさぎ座に明るい超新星／板垣さん超新星を発見』
木星探査機ガリレオは、日本時間22日4時ごろ、木星大気圏に突入しました。
加古川宇宙科学(KSS)同好会星を見る会特別企画「プロジェクトKSS」。
西はりま天文台公園で10/25-26に1泊する天体観望会を企画しています。同好会がやるので、初心者中心、非常に安価(大人5000円)、火星も見ます。先着60名様までですが、9月末前後で参加者の目処をつける予定。詳細・申し込みなどはホームページをご覧下さい。(KSS同好会:畑さんより)
- 加古川宇宙科学(KSS)同好会

2003年9月22日

今シーズンの火星の集合画像と展開画像。
- 星への誘い: 2003年の火星画像
火星観測証明書は、観測週間(8月22日～31日)以外の観察の登録も受け付けられるようになりました。Webサイト開設期間の11月末まで受け付けます。
- 火星観測週間

2003年9月21日 20:45

探査機ガリレオは、日本時間9月22日 3時57分に木星に突入する予定です。
- Galileo Project Home
  - Countdown to Jupiter Impact
  - Webcast

2003年9月21日

オーストラリアのN. J. Brownさんは、9月17日の観測から、「いて座」に今年2個目の新星を発見しました。
日本科学未来館で、火星ヘの着陸を目指すビーグル2号を紹介。10月1日～6日。
- 日本科学未来館: ビーグル2の旅：地球から火星へ　-　火星の生命探査機
NASA、野口飛行士の訓練の模様を公開。
- Yahoo!News(9月19日): ＜米シャトル＞野口さんのシミュレーター訓練を公開
- asahi.com(9月20日): シャトル宙返り操縦、野口さんが事故防止策訓練

2003年9月20日

アンドロメダ銀河(M31)を巡る新しい銀河を発見。この銀河はM31に大きく引き延ばされ、星の分布がとてもまばらで、一見すると銀河には見えないとのこと。
- アストロアーツ: アンドロメダ大銀河の周りを巡る「透明な銀河」の発見
- NOAO: Case Western Reserve University Astronomers Discover New Galaxy Orbiting Andromeda
18日の火星。
- 星への誘い: 2003年の火星画像
- 星の風景
火星の南極冠近くにあるミッチェル山を捉えた写真。
- とほり天文台 2003年、火星大接近!
地球外文明探査の近況について。最近の動向として、電波に替えて光パルスを探索するグループがいくつかあるとのこと。電波探査では、アレン望遠鏡網(Allen Telescope Array)の建設が始まったとのこと。
- UNIVERSE-i: 地球外文明探査このごろ
まもなく木星へ突入するガリレオ探査機について。
- UNIVERSE-i: さようならガリレオ探査機～14年の旅を終え、ついに木星へ突入～
国立天文台の9月27日の火星観望会は、多数の参加者を予想し、通常とは異なる形式で開催。
- 国立天文台: 9月27日(土)の火星観望会について
8月23日に宇宙科学研究所が行なった、ソーラーセイル膜の展開実験について。ソーラーセイルを模した構造物を自由落下させて薄膜の挙動を見る実験を行なったとのこと。
- ISAS: 三陸大気球を利用してソーラーセール膜展開実験を実施
[Web] 宇宙科学研究所で研究中のソーラーセイルについて。
- Solarsail
宇宙作家クラブのメンバーによるトークライブ。9月27日。東京、新宿。
- 宇宙作家クラブ　ニュース掲示板
H-2Aによる情報収集衛星の打ち上げは再度延期。
- asahi.com(9月18日): 情報収集衛星打ち上げ、再度延期　Ｈ２Ａに不具合

2003年9月19日

山形県の板垣公一さんは、9月15日（世界時）の観測から、「かんむり座」のNGC 6109に17.2等の超新星と思われる天体を発見しました。(SN 2003ia)
- IAUC 8201: 2003hz, 2003ia, 2003ib, 2003ic, 2003id; 2003hx
- [星図/PNG] SN 2003ia の位置(R.A.=16h17m41s.17, Decl.=+35 00'07".2)
- 発見画像(板垣さん提供) - 銀河中心から左下の星
リック天文台超新星サーベイは、9月14,16日（世界時）の観測から、4個の超新星と思われる天体を発見しました。(SN 2003hz, ib, ic, id)
- IAUC 8201: 2003hz, 2003ia, 2003ib, 2003ic, 2003id; 2003hx
17日の火星。
美星天文台、TikiTikiインターネットのWebサイトで、同天文台撮影の火星の動画を公開。
- TikiTikiインターネット火星大接近!動画集
ヨーロッパ南天天文台の VLTによる観測でC/2000 WM1彗星に窒素の同位体が見つかった話。(2003年9月15日)
- アストロアーツ: 彗星のスペクトル観測で窒素の同位体が検出された
窒素同位体が見つかった彗星は、ヘールボップ彗星とC/2000 WM1彗星の2例だけとのことです。
X線で観測した月の話。(2003年9月18日)
- アストロアーツ: X線でお月見
X線観測衛星チャンドラとXMM-Newton、ブラックホール周囲の降着円板に含まれる鉄原子を観測。
- Cygnus X-1, XTE J1650-500 & GX 339-4: "Iron-Clad" Evidence For Spinning Black Hole
ガリレオが木星に衝突するところをシミュレーションした動画。
- Galileo - Jupiter Impact Animations
NASA幹部、シャトルに代わる輸送手段として、アポロのようなカプセル型宇宙船が用いられる可能性も示唆。
- Yahoo!News(9月18日): シャトルの代替手段にカプセル型宇宙船も＝ＮＡＳＡ幹部
NASA、シャトルの飛行再開第一号機に搭乗する飛行士の名前を発表。日本の野口飛行士も含まれています。
- asahi.com(9月18日): シャトル再開機への野口さん搭乗を発表　ＮＡＳＡ
国立天文台、9月12日の三鷹キャンパス定例観望会が大変に混雑したことについて、「お詫び」を掲載。
- 国立天文台: ９月１２日の三鷹観望会について
最接近をすぎてマスコミがほとんど取り上げなくなったにもかかわらず、火星への関心がそれほど薄れていないことがうかがわれます。

2003年9月18日

すばる望遠鏡で8月に撮影された火星。近赤外線分光撮像装置で8月27日に撮影したもの。NHKのハイビジョンカメラによるもの(7月20日、8月23日)も。
- すばる望遠鏡: IRCS と超高感度ハイビジョンカメラによる火星
16日の火星。
- 星への誘い: 2003年の火星画像
- 星の風景: 2003年の火星
X線で見た月。チャンドラによる撮影。
- The Moon: Lunar Prospecting With Chandra
S/1986U10が天王星の22番目の衛星として正式に承認されました。8月29日のすばる望遠鏡での観測で天王星の12番目の衛星が発見され(S/2003N1)、正式に承認されました。
- 日本惑星協会: 天王星に22個目、海王星に12個目の衛星
10月1日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が発足します。
- 日本惑星協会: 10月1日、宇宙航空研究開発機構が発足
日本惑星協会トピックス。
*10月1日、宇宙航空研究開発機構が発足
*天王星に22個目、海王星に12個目の衛星
*ブラック・ホールの音
- 日本惑星協会
チャンドラが観測したブラックホールの「音」について。(2003年9月11日)
- アストロアーツ: ブラックホールから発せられる宇宙一の重低音
ハッブル宇宙望遠鏡が多波長で撮影した土星について。(2003年9月11日)
- アストロアーツ: ハッブル宇宙望遠鏡が多波長で撮影した土星
[シャトル事故] NASAの幹部と技術者、来年春のシャトル打ち上げ再開は難しいとの見通し。
- asahi.com(9月17日): シャトル飛行の来春再開は困難　ＮＡＳＡ幹部が見通し
- CNN.co.jp(9月17日): ＮＡＳＡ技術者、シャトルの来春再開は困難
宇宙エレベーターに関する第2回国際会議開催。
- Wired News(9月15日): 「宇宙エレベーター」実現に向けて、第2回国際会議開催
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の初代理事長に就任する山之内秀一郎・宇宙開発事業団理事長は、有人ロケット並みの信頼性と今の半分のコストの次期ロケット開発構想を明らかに。
- Yahoo!News(9月17日): １０年以内に次期ロケット　ＪＡＸＡ山之内理事長が会見
9月9日～10日に行なわれた宇宙ステーション利用計画ワークショップについての報告。
- NASDAプレスリリース: 第25回宇宙ステーション利用計画ワークショップ開催結果について

2003年9月17日

15日の火星。
中国、早ければ来月10日にも初の有人宇宙船を打ち上げるとのこと。
- asahi.com(9月16日): 中国が有人宇宙船打ち上げへ、早ければ来月１０日
宇宙開発事業団、平成17年に打ち上げ予定の光衛星間通信実験衛星(OICETS)に搭載する光通信機器の開発モデルを地上に置き、静止軌道上にあるESAの先端型データ中継実験衛星「アルテミス(ARTEMIS)」との通信実験を行ない、成功したとのこと。
- NASDAプレスリリース: 光衛星間通信実験衛星(OICETS)搭載光衛星間通信機器を用いた通信実験について
きぼうウィークリーニュース、9月15日号。
- [PDF] きぼうウィークリーニュース
「宇宙の日」ふれあいフェスティバル2003(9月13日～15日)の様子。
- NASDA: 平成15年「宇宙の日」記念行事「宇宙の日」ふれあいフェスティバル2003
宇宙の日筑波宇宙センター特別公開(9月13日)の様子。
- NASDA: 宇宙の日筑波宇宙センター特別公開
東亜天文学会総会。9月27日～28日。さじアストロパーク(鳥取県)。
- アストロアーツ: 27～28日、さじアストロパークで東亜天文学会総会と記念講演
[Web紹介] HIRO.KOYAMAさんによる天体写真のwebサイト。
- 星空写真館

2003年9月16日

日本科学未来館で開かれたイベントで、群馬県の小林隆男さんが発見した小惑星の１つに「きぼう」と命名提案することが決定。
- Yahoo!News(9月14日): 小惑星の名前、「きぼう」に＝小・中学生が決定－科学未来館
14日の火星。
- 星の風景
- 星への誘い: 2003年の火星画像
たて座新星2003に V475 sct という名称が確定しました。
- IAUC 8200: 2003hy; 2003hx; V475 Sct = N Sct 2003
超新星3個。(SN 2003hw, 2003hx)

2003年9月15日

9月9日の月と火星の接近画像。
- 増澤天文台フォトギャラリー: Mars 2003
9月11日の火星画像。　
- 星への誘い: 2003年の火星画像
ヨーロッパ南天天文台のVLTで C/2000 WM1 彗星を光学的に観測した結果、同彗星とヘール・ボップ彗星は窒素の同位体比が同じであった、ただし電波によるヘール・ボップ彗星から得た同位体比とは大きく異なっているとのこと。（で、いいのかな？）
- ESO Press Release 25/03: Optical Detection of Anomalous Nitrogen in Comets
日本科学未来館の3階のギャラリーウォールは、9月13日より火星をテーマとして模様替えされているとのこと。
- 日本科学未来館: 火星研究最前線
国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟船内実験室の組合せ試験が終了。
- NASDA: 国際宇宙ステーション(ISS) 「きぼう」日本実験棟の船内実験室とISS本体側フライト実機との組合せ試験(MEIT-III)終了について

2003年9月12日

昨日報じた、明るい超新星2003hvについて。
- VSOLJニュース第112号『NGC 1201に超新星2003hvが出現』
昨日報じた超新星2003ltは、昨年12月11日に出現したガンマ線バーストGRB 021211に付随した超新星でした。
- VSOLJニュース第113号『ガンマ線バーストに付随した超新星』
昨日はGRB 021211を銀河と勘違いして実にトンチンカンなことを書いてしまいました。
国際宇宙ステーション利用計画ワークショップの結果報告。
- NASDA: 第25回宇宙ステーション利用計画ワークショップ開催結果報告

2003年9月11日

9月11日は中秋の明月です。ということで、
- 天文台マダム日記: 月見だんごの作り方
火星の赤い表面は鉄分を含んだ隕石の細かい粒子が化学反応をおこしたもので、従来考えられていた水との関系ではないとする新説が提唱されたとのこと。
- 日本惑星協会: 火星の赤い表面の原因に新説
9月9日の火星と月の接近の写真。
X線観測衛星チャンドラ、巨大ブラックホールの"音"を観測。
- Perseus Cluster: Chandra "Hears" a Supermassive Black Hole in Perseus
- asahi.com(9月10日): 巨大ブラックホールの「音」を観測　ＮＡＳＡ
ハッブル宇宙望遠鏡が異なる波長で土星のリングを撮影。
- The Slant on Saturn's Rings
- 日本惑星協会: 異なる光の波長で撮影した土星とリング
ヨーロッパ宇宙機関が打上げ予定のロゼッタミッションが目標とする67P/チュリモフ・ゲラシメンコ彗星の核の形や大きさがハッブル宇宙望遠鏡の観測で明らかになったとのこと。
- 日本惑星協会: 67P/C-G彗星ハッブル宇宙望遠鏡が解明に一役
国立天文台ニュースNo.121。
- [PDF] 国立天文台ニュースNo.121
南アルプスで隕石クレーターと思われる地形を発見。認められれば日本初。
- asahi.com(9月10日): いん石によるクレーターか　南アルプスで小学教諭ら確認
うーん、少し前から話には聞いてるんだけど、確かな情報源はどこかにないかな。
[シャトル事故] スペースシャトル飛行再開に向けた、NASAの「NASA飛行再開実施計画書」の概要。
- NASDAプレスリリース: スペースシャトル飛行再開に向けたNASAの対応について
[シャトル事故] シャトルの再開については、米連邦議会から「急ぐべきでない」と言う批判も。
- Yahoo!News(9月9日): シャトル再開は来年３―４月…ＮＡＳＡが計画発表
国立天文台と宇宙科学研究所などの共同研究グループ、2001年の「しし座流星群」の大出現の際、流星が国際宇宙ステーション(ISS)や人工衛星に衝突、破壊した可能性が充分にあったとして、ISS利用計画ワークショップで発表
- Yahoo!News(9月 10日): 人工衛星に衝突した可能性＝０１年のしし座流星群－国立天文台研究グループ発表
- NASDA: 第25回宇宙ステーション利用計画ワークショップの開催について
日本宇宙少年団藤沢分団主催、宇宙体験キャンプ、参加者募集。10月11日～12日。対象は小学3年生～高校生。
- 宇宙体験キャンプ、参加者募集
リック天文台超新星サーベイは、9月9日（世界時）の観測から、「ろ座」のNGC 1201に12.5等の超新星と思われる天体を発見しました。(SN 2003hv)
- IAUC 8197: 2003hv; 2002lt, GRB 021211; Sats OF URANUS
- [星図/PNG] SN 2003hv の位置(R.A. = 3h04m09s.32, Decl. = -26o05'07".5)
M. Della Valleさんらの観測グループは、間の今年1月から3月の観測から「こいぬ座」と「かに座」の境界付近にあるGRB 021211に、超新星と思われる天体を発見しました。(SN 2002lt)
- IAUC 8197: 2003hv; 2002lt, GRB 021211; Sats OF URANUS

2003年9月10日

9月9日の火星と月の大接近、速報写真。
- 西明石天文同好会 - 画像掲示板を参照
- 21世紀フォトギャラリー: 2003.9.9 月と火星の接近
ハッブル宇宙望遠鏡による観測でカイパーベルト天体を3個発見。しかし研究グループは少なくとも60個はあると予想していたので、この結果に困惑。
- アストロアーツ: ハッブルの観測で新たなカイパーベルト天体が発見された
- Farthest, Faintest Solar System Objects Found Beyond Neptune
X線観測衛星チャンドラがおとめ座銀河団の銀河NGC4438とNGC4435がおよそ1億年前にすれ違った様子を捉えた(原文は9月6日に紹介)。
- アストロアーツ: チャンドラ、おとめ座銀河団で起きた銀河のすれ違いを撮影
きぼうウィークリーニュース。
- [PDF] きぼうウィークリーニュース 9/9号
シャトルの飛行再開は来年3月から4月。

2003年9月9日 19:00

直前情報です。火星と月は沖縄では20:10ごろ、大阪では20:30ごろ、稚内では20:40ごろに見かけ上最接近します。
- 火星観測週間: ９月９日、火星と月がピタっとくっつく

2003年9月9日

本日、火星と月が大接近します。
- 国立天文台・天文ニュース第672号『9月9日、火星が月と大接近』(再紹介)
- アストロアーツ: 9月9日月と火星が大接近(再紹介)
最新の火星画像。
- Digital Astronomy Gallery
- みさと天文台
[HST] Celestial Composition(9月6日)の日本語解説
- アストロアーツ: 超新星とセファイド型変光星による銀河までの距離測定
[シャトル事故] 独立事故調査委員会委員が、再開第１号となる「アトランティス」打上げは、NASAの改善成果を試す「試験飛行」になるとの見解を示したとのこと。
- ＜米シャトル＞再開第１号機は「試験飛行」に　事故調委員
LINEARが9月2日に発見した小惑星状天体は彗星であることが分りました。(C/2003 R1)
- IAUC 8195: C/2003 R1; Poss. N IN M33; Corrs
リック天文台超新星サーベイは、9月1,4日（世界時）の観測から、「さんかく座」のM33に新星の可能性のある天体を発見しました。
イギリスのM. Armstrongさんは、9月6,7日（世界時）の観測から、「りゅう座」に18.0等の超新星と思われる天体を発見しました。(SN 2003hu)
- IAUC 8196: 2003hu; 2003he, 2003hs; C/2002 T7

2003年9月8日

火星の今。
- 増澤天文台フォトギャラリー
「日食情報」2003年No2 が発行されています。
- 日食情報センター
アメリカが打ち上げた宇宙赤外線望遠鏡衛星「SIRTF」の最初の撮影画像が公開されています。
- SIRTF
- CNN.com(9月5日): NASA's last Great Observatory takes first pictures
アメリカが開発を目指す、シャトルに代わって国際宇宙ステーションへの輸送を行う低コストの小型有人宇宙船についての記事。
- CNN.co.jp(9月7日): シャトルに代わる宇宙船の開発が加速　ＮＡＳＡ
国際宇宙ステーション計画で、日本の負担総額は1兆円を超えることが判明。
- Yahoo!News(9月7日): 宇宙基地の経費は１兆円超　日本負担分の全容判明

2003年9月6日

星の子館による、9月に火星を見る方法の案内。同館の観望会のほか、9月以降の観望会で火星が見られる施設の情報。
- 星の子館: 火星大接近！
[HST] Celestial Composition
- Celestial Composition
X線観測衛星チャンドラの観測。
- NGC 4438 & NGC 4435: Galactic Fender-Bender In Virgo
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が(財)無人宇宙実験システム研究開発機構(USEF)に委託して開発中の宇宙実証衛星1号機(SERVIS-1)の打ち上げ日は10月8日から10月29日に再設定されました。ロシアのプレセツク宇宙基地から、ドイツ・ユーロコット社の「ロコット」にて打ち上げられます。
- USEF SERVIS-1速報: 宇宙実証衛星1号機(SERVIS-1)打上げ日を再設定
- USEF: SERVIS - 宇宙環境信頼性実証システム

2003年9月5日

国立天文台、東京大学を中心とする研究グループ、国立天文台の岡山天体物理観測所の188センチメートル望遠鏡の高分散分光器による観測で、質量が太陽の約1.6倍、半径が太陽の約10倍の巨星HD104985に惑星を発見。日本で初、巨星に惑星が見つかった例も珍しい。様々な星に惑星を見つけることによって、惑星系の形成から進化に至る過程を統一的に理解することができると期待されるとのこと。
- 国立天文台・天文ニュース第670号『岡山天体物理観測所、巨星のまわりの惑星を発見か?!』
- 国立天文台岡山天体物理観測所
ハワイ大学のS. S. Sheppardさん、D. C. Jewittさん、J. Kleynaさんは、8月28,30日（世界時）のすばる望遠鏡による観測から、海王星に新しい衛星の可能性のある天体を発見しました。7月、8月にも別の観測者により同じ天体が観測されているようです。(S/2003 N 1)
- IAUC 8193: C/2002 CE_10; Sats OF NEPTUNE
ヨーロッパ南天天文台のVLTによるハレー彗星の観測(2003年9月3日)について。ハレー観測の最遠記録となるとのこと。
- 国立天文台・天文ニュース第669号『ハレー彗星観測の最遠記録、塗り替えられる』
9月9日、火星が月と大接近。
- 国立天文台・天文ニュース第672号『9月9日、火星が月と大接近』
高校生天体観測ネットワークのWebサイトに火星の画像が続々。
- 高校生天体観測ネットワーク
9月にはいってからの火星。太陽湖がくっきりしています。
- 星の風景
- アストロアーツ
かごしまコスモフェスタ2003。9月6日。
- かごしまコスモフェスタ2003
「宇宙の日」全国小・中学生作文絵画コンテストの最終審査結果。
- NASDA: 平成15年「宇宙の日」記念行事全国小・中学生作文絵画コンテスト最終審査結果について
沖縄宇宙通信所施設公開。9月14日。
- 沖縄宇宙通信所
天文学講演会「アンデスの巨大電波望遠鏡「アルマ」実現のために」。11月1日、大阪市立科学館。
- 国立天文台・天文ニュース第671号『天文学講演会「アンデスの巨大電波望遠鏡「アルマ」実現のために～アルマで宇宙の謎にせまる！～」』
NASDAニュース。準天頂衛星など。
- NASDA NEWS No.262
NASA、シャトルに代えて国際宇宙ステーションまで人員を送り込める、より低コストでシンプルな小型宇宙船を今後5年で開発するとのこと。
- Wired News: NASA、シャトルに代わる小型宇宙船を今後5年で実用化へ
NEATが8月23日（世界時）の観測で発見した小惑星状天体が彗星であることがわかりました。(P/2003 QX_29)
- IAUC 8192: P/2003 QX_29; 2003ht; 2003hq
- P/2003 QX_29 の発見位置(8月23.28243日UT) R.A.=22h39m04s.71, Decl.=+06 41'07".7
LINEARが2002年2月6日に発見した小惑星状天体は、国立天文台N. Takatoさんらによる8月22日のすばる望遠鏡による観測で、彗星であることがわかりました。(C/2002 CE_10)
- IAUC 8193: C/2002 CE_10; Sats OF NEPTUNE
LINEARが2002年11月11日に発見した小惑星状天体が彗星であることが分りました。(C/2002 VQ_94)
- IAUC 8194: Sats OF URANUS; C/2002 VQ_94
小惑星2003 QQ14の2014年の衝突可能性は、実は、報道された時点では既に消えていたようです。
- NEO Program: Asteroid 2003 QQ47's Potential Earth Impact in 2014 Ruled Out
トリノスケール1に分類されたという報道がありましたが、発見直後に一時的にトリノスケール1になる天体は年数個見つかっているそうで、2003 QQ14もそのような天体のうち今年4個めだったそうです。

2003年9月4日

1995年以来約8年にわたって木星とその衛星を調査して来た木星探査機ガリレオは、今月21日に木星大気に突入します。
- 日本惑星協会: 木星大気に突入する探査機ガリレオ
- JPL: Galileo - Countdown to Jupiter Impact - カウントダウンしています
最接近した火星を捉えたハッブル宇宙望遠鏡の画像について、日本惑星協会の記事。
- 日本惑星協会: ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた火星の超大接近
国立天文台・テレフォン天文情報の9月1日号。
- 国立天文台・テレフォン天文情報 9月1日号
英政府のNear Earth Object Information Centreは、小惑星 2003 QQ47(長径約1.2キロメートル)が2014年春に約90万分の1の確率で地球に衝突する可能性があると警告しました。今後2ヶ月間追跡観測が行なわれます。
まあ追跡観測を待ちましょう。
[シャトル事故] 事故調査委員会の最終報告書の概要。
- NASDA: スペースシャトル「コロンビア号」の最終報告書について
イギリスのテレビ局による、もう一度見たいニュース映像を選ぶ投票の結果、アポロ11号のニール・アームストロング宇宙飛行士による人類初の月面歩行が1位を獲得したとのこと。
- Yahoo!News(9月3日): 人類初の月面歩行、もう一度見たいニュース映像のトップ
「天文台マダム日記」に木星のパンケーキ。実物の953,226,667分の1サイズ。
- 天文台マダム日記: 食べる天文学: 木星のパンケーキ
「お好み焼きでもいいんじゃないか」。。。やってみよかな。

2003年9月3日

ヨーロッパ南天天文台のVLTが、現在、太陽から約28天文単位の距離にあるハレー彗星を撮影しました。
- ESO Press Photos 27a-c/03: New Image of Comet Halley in the Cold
火星観測週間は終了しました。しかし火星の見頃はいましばらく続きます。「火星観測週間」Webサイトは11月30日まで継続します。
- 火星観測週間/マーズウィーク
火星画像。8月28日の分にはフォボスが写っています。
- 亜熱帯天文台: 天体写真集
9月9日、シベリア方面で火星食になります。日本では火星と月が接近します。
- アストロアーツ: 9月9日月と火星が大接近
9月11日は中秋の名月です。
- 十五夜・お月見の民俗ＨＰ
西村さんによる新星らしき天体発見を伝える国立天文台・天文ニュース。
- 国立天文台・天文ニュース第668号『西村さん、たて座に新星らしき天体を発見』
きぼうウィークリーニュース。
- NASDA: きぼうウィークリーニュース 9/2号

2003年9月2日

メガスターのメールマガジン創刊。メガスターや開発者大平さんのイベント公開情報、新開発品や新製品、メディア掲載情報などを配信。
- メガスターのメールマガジン発行
火星ジャーナル、国立天文台の50センチ望遠鏡で得た画像のページを更新。
- 火星ジャーナル：５０ｃｍ望遠鏡で得た画像
9月12日は宇宙の日です。そして9月は「宇宙月間」ということで、宇宙開発関連の様々なイベントが企画されています。
- NASDA: イベントカレンダー
情報収集衛星を打ち上げるH-2Aロケット6号機は、9月1日、射点に移動して極低温試験を実施、試験は予定通り終了。打ち上げは9月22日の予定。
- Yahoo!News(9月1日): 打ち上げ手順を最終確認　Ｈ２Ａロケット６号機
撮影領域内で動きがあったときだけ、その数秒前からの映像を録画する動体検出録画ソフト「UFOCapture」の紹介。流星の撮影もできるとのこと。
- SonotaCo 第二サイト
- サンプル映像
問題はどれくらい暗い流星まで捉えられるか、かな。

2003年9月1日

30日の火星。
- せんだい宇宙館: ２００３年の火星 (3)
- 東亜天文学会
明石市立天文科学館で展示中の火星の隕石見学レポート。
- 塩屋天体観測所：火星の石（火星隕石）
天文台マダム日記に、火星ケーキの作り方。
- 天文台マダム日記: 食べる天文学
ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した火星、の日本語解説。
- 火星観測週間：ハッブル宇宙望遠鏡で火星を見る
29日に打ち上げられたロシアのプログレス補給船は、国際宇宙ステーションにドッキング成功しました。
- NASDA: 国際宇宙ステーションへの補給フライト 12P
- ロシア宇宙開発ニュースのページ
日本プラネタリウム協会が1月に実施した、「総合的な学習」を支援する天文施設へのアンケートの集計結果。
- 日本プラネタリウム協会：「総合的な学習」を支援する天文施設へのアンケート（集計結果）
超新星2個。(SN 2003ho, hp)
- IAUC 8186: 2003hn; 2003ho; V2573 Oph
- IAUC 8188: 2003hp; epsilon Ind B; PECULIAR Var IN Cru