星が好きな人のための新着情報

2003年7月31日

今年のペルセウス座流星群について。満月近い月があるため、残念ながら条件は良くありません。
- 横浜こども科学館: ２００３年　ペルセウス座流星群ガイド
- 日本惑星協会: ペルセウス座流星群
7月13日から26日にかけてシドニーで開催された国際天文学連合総会で、木星、土星、天王星で発見され、まだ命名されていない衛星のうち、木星11個、土星12個、天王星1個について名前が決まりました。
- 日本惑星協会: 木星、土星、天王星の衛星の新しい名前決る
日本惑星協会ホット・トピックス。
*太陽系外の地球型惑星探査に強力な観測機器
*木星、土星、天王星の衛星の新しい名前決る
*今年も盛況だった宇宙科学研究所の一般公開
- 日本惑星協会
日本科学未来館のGeo-Cosmos(ジオ・コスモス)は、8月2日から6日の一定の時間帯、火星になります。直径90cmの巨大火星儀も展示中。
- 日本科学未来館: 巨大火星儀
政府の情報収集衛星を打ち上げるH-2Aロケット6号機の打上げは、9月10日12:00～15:00(予備期間同月11日～30日)と発表されました。
- NASDA: H-IIAロケット6号機の打上げについて
NASAのオキーフ長官、シャトル飛行の再開を来春以降の早い時期に行なうと明言。再開一号機には日本の野口宇宙飛行士が搭乗することになるとのこと。
- Yahoo!News(7月30日): 再開第１号シャトルに野口さん…ＮＡＳＡ長官が明言
三菱重工、商業衛星打上げサービスのバックアップで、仏アリアンスペース、米ボーイング・ローンチ・サービスと合意。
- Yahoo!News(7月30日): 三菱重工、衛星打ち上げで仏アリアン・米ボーイングと協業合意
- Yahoo!News(7月30日): 衛星打ち上げで国際協力　三菱重工など日米欧３社

2003年7月30日

アストロアーツに投稿された火星画像。デジタルが目立ちます。カメラ付き携帯で撮影した人も。
- アストロアーツ: 投稿画像ギャラリー
米国民の3分の2がシャトルの開発続行を支持、しかし民間人の塔乗については年々支持率が下がっており、火星への有人飛行は支持不支持が半数。AP通信の世論調査。
- CNN.co.jp(7月29日): ３分の２がシャトルの開発続行を支持、米世論調査
- CNN.com(7月28日): Poll: Support for space program steady
アメリカの偉大さを示すものとして誇りに感じているのが高支持の理由のようです。しかし英文の方の最後の3つの段落は何だ?
法学部・経済学部の大学生が中心に企画した宇宙開発フォーラムが、7月26日～28日の3日間にわたり日本科学未来館で開催されたとのこと。
- 宇宙開発フォーラム
きぼうウィークリーニュース。
- NASDA: きぼうウィークリーニュース7/29号
シベリアの森林火災はいまだに続いています。
- EORCホームページ
技術試験衛星VIII型の大型アンテナ展開試験が進行中。
- NASDA: 技術試験衛星VIII型
国際宇宙ステーションに人が滞在してから1000日目に。
- asahi.com: 宇宙滞在１０００日に　国際宇宙ステーション
LE-7Aエンジン技術データ取得試験の結果。
- NASDA: 第1回 LE-7Aエンジン技術データ取得試験結果
良かったのか悪かったのかわかりませんが、トラブルという話がないので良かったのでしょう。
リック天文台超新星サーベイは、7月27,28日（世界時）の観測から、「みずがめ座」のMCG -04-55-14に16.3等の超新星と思われる天体を発見しました。(SN 2003gr)
- IAUC 8169: 2003gr; 2002lh; 2003gj
- [星図/PNG] SN 2003gr の位置(R.A. = 23h38m12s.67, Decl. = -20o46'56".0)
テルアビブ大のA. Gal-Yamさんらは、2002年6月9日（世界時）に撮影した画像から、「うしかい座」に超新星と思われる天体を発見しました。(SN 2002lh)
- IAUC 8169: 2003gr; 2002lh; 2003gj

2003年7月29日

デジタル技術の進歩が天文アマチュアの撮影能力を飛躍的に高めているという記事。
- Wired News: アマチュア天文家の能力を驚異的に高めるデジタル技術
うーん、なんとなく突込み入れたい気分。
ESOでの赤外線観測で、太陽系から3万7千光年離れた分子雲W49Aで、100個以上の大質量星が発見されたとのこと。
- ESO Press Release 20/03: Revealing the Beast Within
- アストロアーツ: 巨大分子雲W49に多くの大質量星が見つかった
宇宙メダカの子孫一万匹を六本木ヒルズの「毛利池」に放流するイベントが、25日に行なわれたとのこと。
- Yahoo!News(7月25日): ＜宇宙メダカ＞六本木ヒルズで１万匹を放流
改良を加えたLE-7Aエンジンの技術データ取得試験を7月29日に実施。
- NASDA: LE-7Aエンジン技術データ取得試験の実施について
Southwest Research Institute の W. J. Merline さんらの観測で、小惑星 (283)Emma の衛星が発見されました。
- IAUC 8165: S/2003 (283) 1; NOVAE IN M31
LINEARが7月19日（世界時）の観測で発見した18.4等の小惑星状天体は彗星であることがわかりました。近日点距離は4.6天文単位と計算されています。(C/2003 O3)
- CBET 32
- MPEC O15: COMET C/2003 O1
リック天文台超新星サーベイは、7月22～24日の観測で、4個の超新星を発見しました。(SN 2003 gn, go, gp, gq)
- IAUC 8168: 2003gn, 2003go, 2003gp, 2003gq; XTE J1810-197

2003年7月28日

現在の技術で観測可能な星の数は7かける10の22乗個(700垓個)で、地球上の海岸や砂漠の砂粒の全個数の10倍。
- CNN.co.jp(7月27日): 星の数は地球上の砂粒の１０倍　豪天文学者ら
むしろ地球の砂粒の数の方に驚きました。

2003年7月27日

スターウィーク2003統一イベント『火星大接近記念??　★全国調査「きいてびっくり？　星見の常識･非常識」』。受付開始。8月7日まで。
- 火星大接近記念??　★全国調査「きいてびっくり？　星見の常識･非常識」
スターウィーク2003統一イベント「地球の大きさをはかろう」。
- スター・ウィーク2003　統一イベント
「今月のすばる」更新。テーマは「天文機器開発実験センター」。
- すばる望遠鏡
17日の火星画像。
- みとこ天文台

2003年7月26日

7月17日の火星と月の接近は新聞などをにぎわしましたが、アメリカのフロリダ州では接食となりました。
[Astronomy Picture of the Day] M27 亜鈴星雲。全然亜鈴に見えないです。
- Dumbbell Nebula Halo
星の子館、火星の中継を予定。8月24日～30日。
- 星の子館
小惑星の命名を廃止するかの議論は、命名提案を一人につき、月一個と制限することで結着。
- asahi.com(7月25日): 小惑星の命名権、今後も発見者に　「月１個」の制限つき
新「モバイルNASDA」。国際宇宙ステーションの観測情報を提供する「国際宇宙ステーション（ISS）を見よう」を新設。待ち受け画像なども拡充。URL: http://mobile.nasda.go.jp/
- NASDA:モバイルNASDAのご案内 - 携帯のメールアドレスを入力すると、URLが携帯に配信されます。
米空軍、ボーイング社とのロケット7基の契約を撤回、今後も同社を除外することに。ボーイング社がロッキード社の内部情報を不正に入手して受注を獲得したため。
- Yahoo!News(7月25日): ボーイングとの契約撤回　米空軍、情報の違法入手で
ボーイング社は商業衛星打ち上げ市場から手を引き、公共目的の打ち上げに集中する方針をきめたところです、たしか。

2003年7月25日

高尾さんが「へびつかい座」に発見した天体は新星と確認されました。変光星番号V2573 Ophがつけられました。
- 国立天文台・天文ニュース第660号『高尾さん、へびつかい座に新星を発見』
火星画像、動画、その3。
- 星の風景: 2003年の火星
- 星空写真館: 惑星 - 動画。ただし2001年のもの
- にしわき経緯度地球科学館: 天体写真ギャラリー(太陽系編) - 火星以外も色々
- 亜熱帯天文台 - 天体写真集を参照
- 那賀川町科学センター: 天体画像集惑星
[Web] 月を中心に美しい写真を公開しているサイト。動画もあり。
- 月世界への招待

2003年7月24日

日本惑星協会トピックス。
*明るさを増し始めた火星
*ジョン・ロンバーグのスペースアートの作品展今週土曜日（26日）の宇宙研究所の一般公開で開催
- 日本惑星協会
ぐんま天文台、富山市天文台のWebサイトに火星の静止画と動画。
- ぐんま天文台
- 富山市天文台
接近しつつある火星の画像、その2。ToUCamによるもので、鮮明に撮影されています。
- とほり天文台: 2003年、火星大接近！
文部科学省宇宙開発委員会、「宇宙航空研究開発機構」の長期計画案をまとめました。8月4日まで意見を公募し、最終決定の参考にするとのこと。
- Yahoo!News(7月23日): 宇宙計画案への意見を募集　新宇宙機関で文科省
鹿児島県十島村(トカラ列島)中之島天文台の夏のイベント情報。
- せんだい宇宙館: 2002.7～8月中之島天文台　夏休みイベント情報
- 鹿児島県十島村
  - 中之島天文台

2003年7月23日

7月23日、火星の視直径は前回の接近である2001年の大きさを上まわります。
- 国立天文台・天文ニュース第659号『火星の大きさ』
お見のがしなく。
接近中の火星の画像、動画。動画は2001年のものもあります。
国際宇宙ステーションに滞在中のロシア宇宙飛行士が計画していた宇宙での結婚式(7月19日)は、取り止めになりました。婚約者が米国籍で、空軍軍人である飛行士との結婚には法的手続がかかるため、とのことです。
- Yahoo!News(7月22日): ロシア人飛行士の宇宙結婚式、ご破算に
中国、初の有人宇宙船を、100日以内に打ち上げる見通しとのこと。
- Yahoo!News(7月21日): １００日以内に打ち上げ　中国初の有人宇宙船

2003年7月20日

今月にはいって発生した火星の黄雲(砂嵐)について。黄雲は一旦沈静化したが再び発生しやすい状況にあるとのこと。
- Yahoo!News(7月19日): 大接近中の火星に砂嵐　発達すれば観測ピンチ
17日、月と火星が接近しました。この日は火星が捜しやすかったはず。
- asahi.com(7月18日): ６万年ぶり超接近の火星、月と深夜のデート
- Yahoo!News(7月17日): ６万年ぶり地球に大接近の火星、輝き増して月と競演
9月9日にはもっと接近します。
膨大な量のNASDAのコンテンツからおもしろいコンテンツを発掘する「NASDA観光局」。第一回は「手作り」。
- NASDA観光局

2003年7月19日

[Astronomy Picture of the Day] M4に見つかった、最古の惑星を持つ恒星の画像。
- The Planet, the White Dwarf, and the Neutron Star
北九州市の高尾明さんは、7月10日と16日の観測から、「へびつかい座」に新星の可能性のある天体を発見しました。天体のCCD等級は10日に11.4等、16日に11.2等と報告されています。ASAS-3 自動望遠鏡も捉えており、6月15日から検出されはじめ、6月26日に10.6等の極大を迎えたことが明らかになっています。
- VSOLJニュース第107号『高尾さん、へびつかい座に新星らしき天体を発見』
- [星図/PNG] 天体の位置(R.A.=17h19m14s.10, Decl.=-27o22'35".4)
国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中のロシアの宇宙飛行士が、ISSに滞在したまま結婚式を上げるとのこと。実現すれば史上初の宇宙結婚式となる。
- Yahoo!News(7月18日): ロシアの飛行士が来月宇宙で結婚式へ
花嫁は地上にいて、電話または代理人を通して挙式を上げる予定とのこと。
「コズミックカレッジ」参加者募集。
- NASDA: 8月下旬、9月に開催する「コズミックカレッジ」の参加者募集について
- NASDA: 「コズミックカレッジ・エデュケータコース(3日コース)及びアドバンストコース」の概要について
[Web] 夏のイベント一覧。
- Astro Events

2003年7月18日

[Astronomy Picture of the Day] NGC 6334 「猫足星雲」。
- The Cat's Paw Nebula
たしかに肉球がはっきりと。。。
8月1日から7日はスターウィークです。
- 国立天文台・天文ニュース第657号『スター・ウィーク　～星空に親しむ週間～』
伝統的七夕まつり「八重山高原星物語 2003」。8月9日、鹿児島県入来町。
- 国立天文台・天文ニュース第658号『伝統的七夕企画「八重山高原星物語」開催とVERA入来観測局(鹿児島)の施設公開』
｢宇宙から見た地球展｣。8月1日から8月3日、苫小牧市科学センタ－。
- NASDA: ｢宇宙から見た地球展｣のお知らせ
ヨーロッパの火星探査機Mars Expressからの最初の画像がとどきました。地球と月を同一視野に捕えた画像です。
- ESA: Farewell to the Earth and the Moon - ESA's Mars Express successfully tests its instruments
航空宇宙研究所の月刊広報誌「なる」6月号。
- 月刊広報誌「なる」6月号
「第13回教師のための天体観察入門実習」。8月20日～22日、兵庫県立西はりま天文台公園。
- 「第13回教師のための天体観察入門実習」　参加募集要領
米衛星メーカーのLoral社が破産。「ひまわり」の後継気象衛星となる運輸多目的衛星MTSAT-1RはSpace Systems/Loralが組み立てているそうです。

2003年7月17日

7月4日に、メキシコ州ロズウェルで開催された「UFO祭」で、生命が存在する可能性のある5つの惑星系に向けて、電波望遠鏡から9万人のメッセージが送信されたとのこと。
- TPSJメール 7月16日号
受信される可能性はほとんどないが、送信することに意義があると、ある参加者は考えているようです。
130億年前に誕生したとされる最古の惑星系(7月12日)について。この惑星系は中性子星と連星をなしている白色矮星とのこと。
- アストロアーツ: 130億年前に形成された惑星が発見された
[シャトル事故] NASA、シャトルをはじめあらゆるミッションを事前に審査し、打ち上げを停止する権限を持つ「技術安全センター」を新設すると発表。
- asahi.com(7月16日): ＮＡＳＡが安全評価組織を新設　打ち上げ差し止め権限も
[シャトル事故] 宇宙開発事業団による、コロンビア事故調査状況の報告と、7月12日の独立事故調査委員会の記者会見の仮訳。
[シャトル事故] 回収された記録装置などから、コロンビアの乗員は、最期の交信から一分程度生存していた可能性があるとのこと。
- Yahoo!News(7月16日): 最後の交信後１分間は生存　米シャトル事故で調査委
米ボーイング社、デルタIVによる商業衛星打ち上げの販売を、今後停止すると発表。
超新星の発見。(SN 2003gi, gj, gk, gl, gm)

2003年7月16日

ゴッホの描いた「月の出」は、いつの月を描いたものか長らく謎でしたが、このほど、1899年7月13日午後9時8分にあらわれた月であることがわかったとのことです。(7月14日既報)
- 日本惑星協会: 114年前にゴッホが眺めた満月
日本惑星協会トピックス。
*最古の惑星、年令は125億または130億才
*じゃがいもに似た衛星
*114年前にゴッホが眺めた満月
- 日本惑星協会
[Astronomy Picture of the Day] 岩山の穴の間から昇る火星。
- Mars Rising Through Arch Rock
きぼうウィークリーニュース 7/8号。
- [PDF] きぼうウィークリーニュース 7/8号
WINDS(超高速インターネット衛星)のプロジェクトトピックス更新。
- NASDA: WINDS(超高速インターネット衛星)
宇宙電波観測や月軌道以遠に投入される人工天体との通信に影響をおよぼす、第3世代携帯電話や無線LANなどの電波を完全に除去するフィルタを、通信総合研究所が開発したとのこと。
- MYCOM PC WEB: 3Gの電波を除去して高精度な宇宙観測を - 超伝導フィルタ搭載システム開発
すばらしい
[シャトル事故] 今回の事故原因を克服したとしても、今後もさらに重大事故が起こり得るという、民間調査機関の報告書案をニューヨーク・タイムズ紙が報じたとのこと。
- Yahoo!News(7月15日): シャトル、今後も重大事故　報告書案で警告と米紙

2003年7月14日

火星儀とか火星のペーパークラフトとか。
- 火星くるくる(MS-Windows用ソフトウェア)
- アストロアーツオンラインショップ: 火星儀
- 渡辺教具製作所 - 地球儀、星座早見、火星儀などのメーカー。アストロアーツを含め、Webで検索して出てくるほとんどの火星儀が同社製と思われます
- 宇宙開発事業団:サッカーボール型惑星ペーパークラフト
- 星の子館:惑星儀シリーズ
- 山梨県立科学館:火星クラフト
[シャトル事故] 独立事故調査委員会、コロンビアの事故原因に関する、カウントダウン、打ち上げ、再突入の過程のシナリオを公表。打ち上げ時の断熱材衝突によって、コロンビアの左翼前縁部に穴が空いたと推定。また委員会の最終報告書の提出は8月26日になる見込みとのこと。
- Yahoo!News トピックス: コロンビア空中分解事故
- CBS News Coverage of Suttle Mission STS-107
- Columbia Accident Investigation Board - コロンビア独立事故調査委員会
  - Working Scenario
[web] 今更ですが、コロンビア独立事故調査委員会(Columbia Accident Investigation Board: CAIB)のWebサイトです。もちろん英語。
- Columbia Accident Investigation Board
Astro-sleuths crack van Gogh 'Moonrise' caper.
- CNN.com(7月11日): Astro-sleuths crack van Gogh 'Moonrise' caper

2003年7月13日

スターウィーク2003 オリジナルＴシャツが販売されています。今年は2000年版の黒地版とのこと。1着1000円、送料1000円(注文数にかかわりなく)、締切 7月18日。
- [PDF] スターウィーク2003 オリジナルＴシャツ詳細と注文書
- [参考] 2000年版デザイン こっちは注文できません
[シャトル事故] 独立事故調査委員会は、事故原因と考えられる断熱材の脱落と衝突が過去少なくとも7回あったと発表しました。
- asahi.com(7月12日): 米シャトル、断熱材の脱落・衝突は過去７回
ゴーズ9号からの画像が、12日4時から9時まで、一部報道機関や事業者などに届かなかったとのこと。地上でのデータ送信トラブルが原因。
- Yahoo!News(7月12日): 気象画像、一時届かず＝ゴーズ９号、トラブル続き－気象庁
夏にそなえて（？）、主な流星群の一覧。
- 日本流星研究会: 年間に活動する主な流星群
今年のペルセウス座流星群は、ほぼ満月ですね。
夏にそなえて（？）、明るくなりそうな彗星の一覧。
- Visual Comets in the Future (Northern Hemisphere)

2003年7月12日

「さそり座」の球状星団 M4 にふくまれる恒星の１つに木星の２倍強の大きさの惑星が発見されたとのこと。年齢は 130億年で、知られている惑星の中で最古となります。太陽系からの距離は5600光年で、発見された中で最遠ということにもなります。1988年に発見されていましたが、当初は褐色矮星ではないかと見られていました。
国立天文台による、講演会、特別公開、天体観望会の案内。
7月8日に行なわれた第4回宇宙授業のレポート。
- NASDA: 国際宇宙ステーションを利用した第4回宇宙授業～子供たちの夢を星に託して～国際宇宙ステーション交信企画「星に願いを」
宇宙開発事業団フォトライブラリー更新。きぼうの画像を追加。
- NASDA: フォトライブラリー / きぼう(JEM) (5)

2003年7月11日

冥王星の大気は太陽から遠ざかるにつれて広がっている、とのこと?
- Spaceflight Now: Pluto's atmosphere is expanding, researchers say
工藤さん、藤川さんのエドガー・ウィルソン賞受賞について。
- 国立天文台・天文ニュース第652号『工藤さん、藤川さんエドガー・ウィルソン賞を受賞』
「すばる望遠鏡建設記録」DVDの無償配布は、1000部を越えたため締め切られました。
- 国立天文台・天文ニュース第652号『工藤さん、藤川さんエドガー・ウィルソン賞を受賞』 - 末尾を参照
X線観測衛星チャンドラによる、活動銀河 NGC 1068 の観測。
- NGC 1068: Wind and Reflections from a Black Hole
「宇宙学校･たけとよ」、8月2日。
- ISAS: 宇宙学校 in たけとよ
岡山天体物理観測所特別観望会。9月20日。
- 2003年・岡山天体物理観測所特別観望会(9月20日）のご案内

2003年7月10日

宇宙科学研究所一般公開、7月26日。
- ISAS: 宇宙との出会い
日本惑星協会トピックス。
*新たな原始惑星系円盤が発見される
*オポチュニティようやく旅立つ
*７月26日（土）宇宙科学研究所の一般公開
- 日本惑星協会
エドガーウィルソン賞のプレスリリース。
- 2003 Comet Awards Announced
[シャトル事故] 3年前のアトランティスの飛行でも高温ガスが内部に流れ込む現象が起きていたとのこと。
宇宙開発事業団、東大阪市に事務所を新設。
- Yahoo!News(7月9日): ＜宇宙開発事業団＞東大阪に事務所を新設
第4回日仏宇宙協力シンポジウムの報告。
- NASDA: 第4回日仏宇宙協力シンポジウムの結果について (報告)
きぼうウィークリーニュース 7/8号。
- NASDA: きぼうウィークリーニュース 7/8号
米ローウェル天文台で火星を観測するツアー。
- 夏休み火星大接近とアリゾナ大自然の旅

2003年7月9日

火星で、ヘラス盆地周辺から砂嵐が発生しています。
- 国立天文台・天文ニュース第650号『火星に大規模な砂嵐が発生か?』
- IAUC 8162: THE EDGAR WILSON AWARD; 2003gk; MARS; eta Car; 2003gd
IAUC 8162 で報告されてたんですね。。。
火星最接近の時刻は?
- 国立天文台・天文ニュース第651号『火星の大接近の時刻は?』
かなり細かい計算をしているのですが、それだけ細かく質問されているのでしょうか。
北海道・星見人の会 in 大雪、9月6日～9月7日。北海道上川郡美瑛町。
- 北海道・星見人の会 in 大雪のご案内
「おおゆき」と読んでしまいました。いけませんね。
太陽系に似た惑星系を持つ恒星HD70642について。太陽系の木星程度の距離にある巨大惑星の存在は、その内側の惑星に高度な生命を誕生させるのに重要なのだそうです。
- Wired News: 英研究チーム、太陽系にそっくりの恒星系を発見
宇宙開発事業団とフランス国立宇宙研究センター、7月7～8日に開催した第4回日仏宇宙協力シンポジウムにおいて共同声明を採択。
- NASDA: 第4回日仏宇宙協力シンポジウムにおける共同声明の採択について
[シャトル事故] 事故調査委員会は、7日にも7回目の断熱材破片の衝突の再現実験を行ない、打ち上げ時に落下した断熱材破片の左翼への衝突が事故原因であることを確認しました。
- CNN.co.jp(7月8日): シャトル事故再現、断熱材落下が原因と確認
- CNN.com(7月8日): Shuttle investigator: 'We have found the smoking gun' - 写真あり。大穴が空いています。
- Yahoo!News(7月8日): 再現実験で翼に大きな穴　シャトル空中分解事故 - たしかに大穴です。
Mars Rover-B 'Opportunity'が無事に打ち上げられました。

2003年7月8日

今年夏の星まつり情報。たぶんその1。
- 7月26日～27日: 星をもとめて
- 8月10日: ゆのたに銀河祭2003
- 8月22日～24日: 胎内星まつり 2003
日本政府、次の情報収集衛星を、9月10日、H-2Aロケット6号機で打ち上げることに決定。
- Yahoo!News(7月7日): 午前と午後、北朝鮮を監視　偵察衛星９月１０日打ち上げ
野口宇宙飛行士が一時帰国。
- NASDA: 記者会見の模様
[HST] 大マゼラン雲の超新星残骸が花火のように輝いているのをハッブル宇宙望遠鏡がとらえた画像。
- HubbleSite: Celestial Fireworks
- アストロアーツ: 大マゼラン雲の超新星爆発で誕生した宇宙の花火
小惑星 (5381) SEKHMET が連星系であることがわかりました。
- IAUC 8163: (5381); 2003gl; 2003gd
小惑星への命名は今後行なわれなくなるかも。
- asahi.com: 小惑星命名、「総背番号制」に？　発見急増で見直し論議
Mars Rover-B 'Opportunity'の打ち上げは、日本時間では7月8日午前11時35分、または同日午後0時18分です。RealPlayerで打ち上げの様子が見られるようです。
- Launch of NASA's Mars Exploration Rovers

2003年7月7日

七夕です。
- 星の神殿: 七夕伝承・原始七夕伝承
- 横浜こども科学館: 七夕関連のＨＰ集
美星天文台講座。「暮らしの中の星－２１世紀の星ものがたり」。講師：北尾浩一氏、7月20日。
- 美星天文台講座: 「暮らしの中の星－２１世紀の星ものがたり」
昔は暮らしの中に星がありました。
2004年か2005年に次の宇宙観光旅行が行なわれる予定とのこと。
- ロシア宇宙開発ニュースのページ

2003年7月6日 17:15

Mars Rover-B 'Opportunity' の打ち上げは、また一日延期になりました。原因はロケットのバッテリーの不具合のようです。新しい打ち上げ時刻は米東部標準時7月7日22時35分または23時18分です。

2003年7月6日

日本変光星研究会、夏の変光星観測キャンペーンとして「たて座Ｒキャンペーン」を開催。「変光星の初心者向け観測対象としては最適の星」で、学校の自由研究にも活用してもらえるとのこと。キャンペーン期間：2003年7月20日～8月31日。
- 日本変光星研究会
国立天文台、すばる望遠鏡の建設記録「未知への航海」DVDの無償配布を開始。(7月5日既報)
- 国立天文台・天文ニュース第648号『すばる望遠鏡の建設記録「未知への航海」DVD無償配布のお知らせ』
国立天文台、第2回「夏休みジュニア天文教室」を開催。(7月5日既報)
- 国立天文台・天文ニュース第649号『第2回「夏休みジュニア天文教室」開催』

2003年7月5日

メガスターIIの次回公演。「Ancient Stars TALK with 松任谷由実＋毛利衛～人類誕生50万年前の星空を見ながら！」。8月15日、横浜ロイヤルパークホテル。
- メガスターＩＩ、ユーミン＆毛利衛　夢の競演
- YUMING SOUND LIBRARY
これまで発見された中で最も太陽系に似た惑星系の発見です。英米豪の研究者チームが、オ－ストラリアのAnglo-Australian望遠鏡を使った観測で、太陽系から90光年の「とも座」のHD70642という太陽によく似た恒星に、木星の2倍ほどの天体が、太陽系で言えば火星と木星の間ぐらいの位置を6年程度の周期で公転しているのをみつけました。
- CNN.com(7月4日): Solar system similar to ours discovered
- Yahoo!News(7月4日): 太陽系にそっくり？　国際チームが惑星発見
国立天文台、すばる望遠鏡の建設記録DVDを無償配布。
- 「未知への航海－すばる望遠鏡の建設記録－」DVD申込フォ－ム
国立天文台の「夏休みジュニア天文教室」、8月4日～8月8日。
- 夏休みジュニア天文教室
航空宇宙技術研究所の「空の日・宇宙の日」イベント。9月7日。
- 「空の日・宇宙の日」イベント開催のお知らせ
「マイクロラブサット一号機」成果報告会「μ-LabSatワークショップ」。7月14日、日本科学未来館。
- μ-LabSatワークショップ
Mars Rover-Bが打ち上げられるのは7月6日(米東部夏時間)に打ち上げ。
- CNN.com(7月4日): Mars rover set for Sunday launch
- Spaceflight Now: 打ち上げスケジュール
宇宙開発事業団、国際宇宙ステーションを見つけるための情報を携帯向けWebサイトで提供する予定とのこと。提供開始は7月25日。
- Yahoo!News(7月4日): 携帯電話で宇宙を見よう――NASDA が宇宙開発コンテンツを
東大阪宇宙開発協同組合、東大大学院の中須賀真一助教授研究グループと組んで超小型衛星の開発、実用化に乗りだすとのこと。
- Yahoo!News(7月4日): 超小型衛星量産化めざす…東大阪の「宇宙計画」始動
中須加助教授のグループは先日打ち上げられた東大のCubeSatを開発したグループですね。
[シャトル事故] NASA、コロンビアの事故の責任を問い、技術責任者3名を処分。
- Yahoo!News(7月4日): ＮＡＳＡ、シャトル事故で技術責任者３人を処分

2003年7月4日

彗星を発見したアマチュアに贈られるエドガーウィルソン賞、今年は5名が受賞しました。日本では工藤-藤川彗星の工藤哲生さん(熊本県)と藤川繁久さん(香川県)が受賞しました。
- IAUC 8162: THE EDGAR WILSON AWARD; 2003gk; MARS; eta Car; 2003gd
8月2日～3日に石垣島で開催される「南の島の星祭り 2003」について。今年の注目は、「天の川がサンゴ礁の海に映って輝いていた」という情景を取りもどすために一時間だけ行なう全島一斉ライトダウンです。
- 国立天文台・天文ニュース第647号『星文化の宝庫、石垣島で「伝統的七夕」を開催！』
高校生天体観測ネットワークでは地区イベントも各地で開催される予定です。
- 高校生天体観測ネットワーク
NASAの火星探険車の壁紙が公開されています。
- Mission to Mars
日本科学未来館が、火星にスポットをあてた展示やイベントを企画。8月2日～6日。
- マーズウィーク★2003
上空の電離層の状態がリアルタイムでわかる「宇宙天気図」を名古屋大の太陽地球環境研究所が発表。

2003年7月3日

流星電波観測の反射領域に対して眼視、電波、ビデオの各観測者が集中的に流星観測を行なう同時観測キャンペーンが計画されています。実施日は8月2日から3日にかけての夜。ただし天候によっては前後する可能性もあります。
- 眼視・電波・ビデオ・流星痕全国同時観測キャンペーン
できるだけ多くの参加をお願いします。
笹本祐一氏によるモスクワ紀行が、宇宙作家クラブニュース掲示板に掲載されています。
- 宇宙作家クラブニュース掲示板
日本惑星協会トピックス。
*火星の北極に大量の水の氷が存在する可能性
*マーズ・ローバー2号機の打ち上げが遅れる
*日本の実験棟「きぼう」フロリダに到着
- 日本惑星協会
高速飛行実証フェーズII 第1回飛行実験の結果が公開されています。破損した機体の写真も。
- 航空宇宙技術研究所: 高速飛行実証フェーズII 第1回飛行実験結果について(概略)
- NASDA: 高速飛行実証フェーズII 第1回飛行実験の実施結果について
左翼が根元からぽっきりと折れています。
宇宙開発事業団、H-IIAロケット6号機による情報収集衛星の打ち上げにむけて準備中とのこと。
- NASDA: H-IIAロケット6号機打上げの準備状況について
宇宙開発事業団、国際宇宙ステーション塔乗予定の宇宙飛行士にソユーズ宇宙船の運航技術者の資格を取得させるとのこと。
- NASDA: 日本人国際宇宙ステーション搭乗宇宙飛行士のソユーズ訓練参加について
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、宇宙実証衛星1号機(SERVIS-1)を10月8日にロシアから打ち上げることを決定。民生部品・民生技術の宇宙極限環境における技術データを取得・蓄積することが目的です。なお、打ち上げに使われるのは、先日、日本の学生が製作したCubeSatを打ち上げたRockotです。
- NEDO: 宇宙実証衛星1号機(SERVIS-1)打上げ日の決定について
[シャトル事故] 事故調査状況について、宇宙開発事業団が宇宙開発委員会に報告した内容。コロンビア号事故調査委員会はNASAに対して3件目、4件目の勧告を行なったとのこと。3件目は軌道上でシャトルの損傷を点検し緊急修理する機能の開発を行なうこと、4件目は打ち上げの撮影システムの強化を図ること。
- NASDA: スペースシャトル「コロンビア号」の事故調査状況について

2003年7月2日

X線観測衛星チャンドラの観測。「ほ座」パルサーのジェット。
- Vela Pulsar Jet: Firehose-Like Jet Observed In Action
[Astronomy Picture of the Day] Mars Global Surveyorが撮影した、火星の衛星フォボス。
- Martian Moon Phobos from MGS
[Astronomy Picture of the Day] 火星と夏のメシエ天体。
- Messiers and Mars
東大と東工大の学生による2基の小型衛星は無事に軌道にのり、正常に機能していることが確認されました。
XI-IVとCUTE-Iの2基のCubeSatを打ち上げたRockotロケットですが、今回の打ち上げでは、この2基をふくめ合計9基の衛星を打ち上げたそうです。
- ロシア宇宙開発ニュースのページ
- Eurockot社
  - ROCKOT
高速飛行実証フェーズII第1回飛行実験は7月1日に実施され、目的の飛行データを取得。しかし着陸時に機体の一部を破損したとのこと。「大破」との報道も。
[シャトル事故] コロンビアの飛行中、NASAの地上担当者が乗員に対して、断熱材が衝突したが心配はいらない旨のメールを送っていたとのこと。
- CNN.co.jp(7月1日): 「断熱材衝突は心配ない」担当者がメール　シャトル事故
- CNN.com(7月1日): NASA e-mails to shuttle crew on foam: 'Absolutely no concern'
きぼうウィークリーニュース。
- NASDA: 国際宇宙ステーション（ISS）・きぼうウィークリーニュース
「月探査情報ステーション」に火星に関する話題のページ、「火星・赤い星へ」開設。
- 月探査情報ステーション「火星・赤い星へ」
「NASDA NEWS」7月号
- NASDA NEWS No.260
カナダの最初の小さな宇宙望遠鏡 'MOST' が打ち上げられました。
- Tiniest telescope sent into space
H-2Aロケット用の、改良したLE-7Aエンジンの技術データ取得試験一回目は計画通り終了。
- H-2Aロケット
超新星の発見。(SN 2003ge, gf, gg, gh)
LINEARによる彗星の発見。(P/2003 HT_15)
- IAUC 8156: P/2003 HT_15; 2003gf
M31とマゼラン星雲に新星。
- IAUC 8155: NOVAE IN M31; XTE J1814-338; 2003ge; V4745 Sgr
- IAUC 8160: N LMC; eta Car; V4745 Sgr

2003年7月1日

五島プラネタリウムのあった東急文化会館(東京、渋谷)は30日に閉館しました。
- Yahoo!News(6月30日): 渋谷から文化を発信、東急文化会館が４７年の歴史に幕
4月27日に開催された研究会「プラネタリウムの役割と使命を考える」の内容報告が公開されています。
- 研究会「プラネタリウムの役割と使命を考える」内容報告
研究会「プラネタリウムの役割と使命を考える」で進められた議論を深めるべく、掲示板が開設されて、さっそく熱い議論が展開されています。
- 日本プラネタリウム協会
- 掲示板「プラネタリウムの役割と使命を考える」
高速飛行実証フェーズII第1回飛行実験の高層気球放球は7月1日の日本時間13時00分に設定されました。
- NASDA: 高速飛行実証フェーズII 第1回飛行実験の実施について
日本時間6月30日に延期されていた、アメリカの火星探査機 Mars Rover-B 'Opportunity' の打ち上げは、ロケット第一段の断熱材の接着に問題が見つかったため、7月2日以降に延期されました。
- CNN.co.jp(6月30日): ＮＡＳＡの火星探査、２機目の打ち上げ延期　断熱層に問題
- CNN.com(6月30日): Mars rover launch delayed until Wednesday