国際天文学連合 (IAU) は、9月20日、これまで仮符号だけがつけられていた土星の衛星4個に対して、固有の名前がつけられたことを国際天文学連合回報(IAUC) に発表しました。
以下が、新しい衛星名の一覧です。
番号 (※1) | 衛星名 | 仮符号 |
---|---|---|
Saturn XLIX (49) | Anthe | = S/2007 S 4 |
Saturn L (50) | Jarnsaxa | = S/2006 S 6 |
Saturn LI (51) | Greip | = S/2006 S 4 |
Saturn LII (52) | Tarqeq | = S/2007 S 1 |
※1:番号は正式にはローマ数字だが、括弧付きで算用数字を補足した。
土星には、63個の衛星 (不確実なもの3個を含む) が発見されており、今回の命名で、そのうちの52個に名前がついたことになります。
なお、今回名前のついた4個の衛星のうち XLIX (49) Anthe は土星探査機カッシーニによる観測から、他の3個はすばる望遠鏡を使用した観測 (他の望遠鏡で確認を行った観測を含む) から発見されたものです。
2007年9月25日 国立天文台・広報室