確認観測によるとこの天体の詳細な位置は
赤経:17時 58分 08.46秒 赤緯:-30度 05分 35.8秒 (2000.0年分点)です。
7月16.97日にはこの天体の分光観測が口径10mの南アフリカ大型望遠鏡(SALT)で行なわれました。その結果、この天体のスペクトルには幅の広い水素のバルマー系列の輝線の他、中性酸素や1階電離した鉄、中性ナトリウムの輝線がみられ、Hα輝線の幅は秒速4500kmにも広がっていることが分かりました。このようなスペクトルの特徴から、この天体が古典新星であることが判明しました。
vsolj-obsなどに報告された観測結果によると、7月17日には10等台まで暗くなったことが報告されました。分光観測の結果からは、新星爆発による膨張速度が大きく、急速に減光するタイプの新星であることが示唆されます。今後の減光の様子が注目されます
2020年7月18日
参考文献
- CBET 4813: NOVA SGR 2020 NO. 3
- Aydi, E., et al., 2020, ATel #13872
新星の画像
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