市村義美さん、超新星2007ssを発見

著者 :山岡均(九大理)
連絡先:yamaoka@rc.kyushu-u.ac.jp

埼玉県比企郡吉見町にお住いの市村義美(いちむらよしみ)さんが、自身2個目の超新星2007ssを発見されました。市村さんはこれまでにも、1987年に彗星を、2005年には超新星を発見されているベテラン天体捜索家です。

市村さんは、12月20.78日(世界時、以下同様)に28cmシュミットカセグレン望遠鏡で撮影した画像から、りょうけん座の渦巻銀河NGC 4617に超新星を発見しました。翌21.606日には、山形市の板垣公一(いたがきこういち)さんがこの超新星を確認しています。超新星の明るさは15等台と推定されています。市村さんが測定した超新星の位置は、

赤経: 12時41分06.07秒
赤緯:+50度23分28.7秒  (2000年分点)

で、銀河の中心から2秒角東、8秒角南にあたります。この銀河には、2年前に超新星2005ab(板垣さん発見、VSOLJニュース135)が出現しています。

超新星の分光タイプ決定などが待ち望まれます。

参考文献:

2007年12月22日

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