山形市の板垣公一(いたがきこういち)さんが、自身今年4個目の超新星を発見されました。10個を発見した昨年でさえ、4個目は9月でしたから、今年のペースはたいへんめざましいものがあります。
板垣さんは、4月27.61日(世界時、以下同様)に60cm反射望遠鏡を用いて撮影した画像から、17.5等の超新星に気がつきました。新天体の位置は、
赤経: 13時29分26.48秒 赤緯:+11度00分44.8秒 (2000年分点)
で、おとめ座の渦巻銀河NGC 5174の中心核から東に9秒角、北に16秒角の位置にあたります。中心核の南には明るい前景の星がありますので、混同しないように注意が必要です。
発見の翌日の28.527日には、板垣さん自身によって天体の存在が確認されています(明るさ17.6等)。スペクトル型の判定や、今後の変化の追跡が期待されます。
参考文献:
- CBET 950 (2007 Apr. 28)
2007年4月29日
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