さる9月30日にたて座に新星を発見されたおひとりである、愛知県豊橋市の長谷田勝美(はせだかつみ)さんが、またもや同じたて座に10.6等級の新星を独立発見されました。この天体は、「2005年たて座第2新星」と呼ばれています。
新星を最初に発見・報告したのは、チリのラス・カンパナス天文台に置かれたASAS-3自動撮像システムです。10月7.055日(世界時、以下同様)の画像では14等(V等級)より明るい天体は見当たらなかったところに、11.026日には12.0等(V)、13.066日には10.4等(V)と、増光した天体を検出しました。長谷田さんは、13.419日に、写真で10.6等になったこの天体を見いだしました。長谷田さんが測定した天体の位置は、
赤経: 18時38分44秒 赤緯:-12度16分25秒 (2000.0年分点)
です。今後の分光観測などが待たれます。
参考文献
- CBET 253 (2005 Oct. 14)
2005年10月15日
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