【転載】VSOLJニュース(101)


著者 :山岡均(九大理)
連絡先:yamaoka@rc.kyushu-u.ac.jp

VSOLJニュース(100)でお伝えした、山形県の板垣公一さんが発見した超新星2003cgは、ヨーロッパとアメリカの分光観測で、25日ころが極大だったIa型であることが判明しました。また、スペクトルの特徴から、典型的なものよりも暗い可能性が指摘されています。母銀河内の星間物質でかなり吸収を受けていることもあり、現在の14等級台半ばより明るくなることはなさそうです。

しかしこの超新星2003cgは、これまで発見されたなかで今年最も明るい超新星です。今後、追跡光度観測を試みられるとよいでしょう。

2003年3月28日

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転載:ふくはらなおひと (福原直人)