【転載】国立天文台・天文ニュース(671)
2003年11月1日(土)に国立天文台と大阪市立科学館の主催で、一般の方々を対象として公開講演会を開催します。
主 催: 国立天文台、大阪市立科学館 後 援: 日本天文学会 日 時: 2003年11月1日(土) 実験と講演の2部構成 実 験: 14時〜16時30分 「実験でさぐる電波望遠鏡のしくみ」 講 演: 17時00分開場 17時30分開会 20時30分閉会(予定) 会 場: 大阪市立科学館 (実験:アトリウム、 講演:サイエンスシアター) 〒530-0005 大阪市北区中之島4-2-1 電話 06(6444)5656 FAX 06(6444)5657 URL http://www.sci-museum.kita.osaka.jp/ 内 容: 第1部 実験でさぐる電波望遠鏡のしくみ (会場:アトリウム) 受信機などALMA関係の技術的なものについての展示と実験、 ALMAの説明ポスター、模型、ビデオなど。 第2部 講演会 (会場:サイエンスシアター) ALMAの経過説明 阪本成一 (国立天文台助教授) 『ビッグバン』はあった 松田卓也 (神戸大学教授) 宇宙の謎にいどむ『アルマ』 福井康雄 (名古屋大学教授) (多くの質問にお答えする時間を設定しています) 参加方法:第2部の講演会に参加される方は申し込みが必要です。 第1部は申し込みの必要ありません。 第2部の講演会に参加希望の方は、2003年10月22日(水)までに往復 ハガキに住所・氏名・年齢・電話番号・一緒に参加希望する人の 氏名・年齢を列記して、下記へ送付してください。 受け付け先:〒530-0005 大阪市北区中之島4-2-1 大阪市立科学館「ALMA公開講演会」係 参加費:無料 定員:300名 対象:主として中学生以上 問い合わせ先: 講演会の内容について: 国立天文台 ALMA計画準備室 電話0422-34-3843、FAX 0422-34-3764 URL http://www.nro.nao.ac.jp/~lmsa/ 参加申し込み・会場などについて:大阪市立科学館 〒530-0005 大阪市北区中之島4-2-1 電話06(6444)5656、FAX 06(6444)5657 URL http://www.sci-museum.kita.osaka.jp/
アルマ(ALMA:Atacama Large Millimeter/submillimeter Array= アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計、愛称アンデス巨大電波望遠鏡)計画は、南米チリのアンデス高原に日本が米国やヨーロッパの国々との国際協力によってミリ波・サブミリ波を観測する電波干渉計を建設する計画です。このアンデス巨大電波望遠鏡計画を一般の方々に紹介したいと考えて公開講演会を企画しました。アンデス巨大電波望遠鏡は、野辺山45メートル電波望遠鏡や野辺山ミリ波干渉計といった従来の観測装置に較べてはるかに高い性能を持ち、0.1秒角から0.01秒角 (1秒角は1度の3600分の1) という高い分解能で、光では見られない天体の諸現象を刻銘に調べることが可能になります。すばる望遠鏡の成果とあわせて、この電波干渉計により、宇宙の進化、星や惑星の形成などを探ることができます。
本講演会では、プラネタリウムで南天の空を再現しながら、アンデス巨大電波望遠鏡によって期待される成果を含めた宇宙の現象について分かり易くお話します。
2003年9月4日 国立天文台・広報普及室