アルマ望遠鏡のウェブサイトがリニューアル

 国立天文台のアルマ望遠鏡ウェブサイトでは、これまでアルマ (注) 計画の最新情報を発信してきました。このたび、このサイトをリニューアルし、より一層充実した情報をお届けしていきます。

 今回のリニューアルでは、アルマ計画の目的や進捗状況の報告だけではなく、アルマ計画についてわかりやすく解説したページを新たに設けました。

 例として、カテゴリ「アルマについて」の内容をご紹介しましょう。

 「アルマ望遠鏡」という解説ページにおいて、日本が推進してきた電波天文学の歴史、観測地である南米チリのアタカマ砂漠の調査の様子、アルマが観測する電波で見た宇宙の姿、といったアルマをとりまく様々な情報を、多くの画像を用いながら詳しく解説しています。

 このほかにも、今後アルマが解き明かしていく宇宙の謎について、アルマ計画に携わる研究者が登場し解説する映像コンテンツ「アルマチャンネル」や、南米チリへの旅を写真でたどるバーチャルツアー「アルマへの旅」といった見どころも多くあります。

 皆さんもぜひ、このウェブサイトを通じて、アルマが明らかにしていく宇宙像に触れてみてください。

 また、アルマ望遠鏡の最新情報は、アルマ・メールマガジンでお届けしています。いち早くアルマの情報を手に入れたい方は、ぜひ、アルマ望遠鏡ウェブサイトよりこのメールマガジンにご登録ください。

 なお、これまでご利用いただいた携帯電話用サイトは終了となりました。今後はパソコンなどからウェブサイトへアクセスくださいますよう、お願いいたします。

注:アルマ (アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計) は、南米チリの標高約5000メートルのアタカマ砂漠に、東アジア、北米、ヨーロッパがチリ共和国と協力して建設を進めている巨大電波望遠鏡で、2012年の本格運用開始を目指している。東アジアでは、国立天文台がこの計画の中心的役割を担っている。

参照:

2010年4月26日            国立天文台・広報室

転載:ふくはらなおひと(福原直人)