すばる望遠鏡などの運営経費、削減の危機−皆様のご意見を募集します−

 去る11月下旬、我が国の政府は、国のさまざまな事業に対して、いわゆる「事業仕分け」を実施したところです。その結果、すばる望遠鏡の運営費、アルマ計画 (国際協力事業:アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計建設計画) の関連経費および天文広域精測望遠鏡 (VERA) 事業が「縮減」対象となっています。

 この経費については、行政刷新会議の「事業仕分け」ワーキンググループでは、議論が無かったにもかかわらず、委員の採点結果で「縮減」が決定されるという事態となりました。どの程度の「縮減」か、現状では不明ですが、「事業仕分け」での結論がそのまま採用されれば、3割もの縮減との見方も出ています。

 最終的な政府予算は12月20日前後に決まる予定です。「事業仕分け」の結論が反映され、すばる望遠鏡など国立天文台の大型プロジェクトの運営と推進に大きなマイナス影響が出てしまうのかどうか、私たちは、極めて憂慮しています。

 私たちの研究活動は、国民の皆様のご支援が基本です。今回の予算縮減の方向性について、率直なご意見をお寄せください。皆様からのご意見は、ホームページを通じて受け付けております。皆様からのご支援のメッセージをお待ちしております。

参照:

2009年12月11日           国立天文台・広報室

転載:ふくはらなおひと(福原直人)