400年前、初めて望遠鏡で宇宙を見たガリレオ・ガリレイの驚きや発見を、多くの人々に追体験してほしい。そんな思いから、世界天文年2009日本委員会は「君もガリレオ」プロジェクトを進めています。
このプロジェクトでは、当時ガリレオが使ったものと同じ口径 (4センチメートル) の組み立て式天体望遠鏡 (注) を紹介すると共に、それを活用した天体観察プログラムを提供しています。観察の対象天体は、木星、金星、月、天の川、アンドロメダ銀河などです。それぞれの観察結果を記入する観察ノートや指導の手引きは、今回独自に作成したもので、今後プロジェクトのウェブページで提供していきます。
現在、この観察プログラムへの参加を、日本国内に留まらず世界各国に呼びかけており、現在15カ国からの参加が明らかになっています。皆さんも、この観察プログラムに参加して、世界中の仲間と一緒にガリレオが体験したような感動や発見を共有しませんか。参加者の年齢や観察の経験は問いません。また、観察に使用する望遠鏡は、プロジェクトが紹介する望遠鏡である必要はありません。
このプロジェクトでは、観察の指導者養成も目指しています。2009年の本格的な観察プログラムの開始に先立ち、興味をお持ちの小・中学校、科学館等の職員、保護者、地域で世界天文年を盛り上げようとお考えの皆さんを対象に、次のとおり指導者向けの説明会を開催する予定です。
○「君もガリレオ」プロジェクト説明会 日時：2008年11月30日 (日) 14時より20時まで 場所：国立天文台三鷹 (東京都三鷹市大沢2-21-1) 解析研究棟大セミナー室およびグラウンド 参加方法：事前のお申し込みが必要です 参加申し込み締め切り：11月21日 (金) 正午 詳細内容や参加申し込み方法については、「君もガリレオ」プロジェクト のウェブページ (http://www-irc.mtk.nao.ac.jp/~webadm/Galileo/) をご覧 ください。 多くの皆さまのご参加をお待ちしております。 ○「君もガリレオ」プロジェクトおよび説明会についてのお問い合わせ先： 世界天文年2009「君もガリレオ」プロジェクト係 メールアドレス：galileoscope @ !nospam!astronomy2009.jp ※メール送信の際は、"@"前後の空白と"!nospam!"を除いたアドレス宛に お送りください
注：このプロジェクトで紹介している望遠鏡は2種類あり、いずれも市販されているものですが、観察プログラムに参加し、且つ観察報告を提出することを条件に、20個以上まとめて購入する場合には、特別価格での入手も可能です。入手方法については、プロジェクトのウェブページの情報(http://www-irc.mtk.nao.ac.jp/~webadm/Galileo/index.php?notice)をご覧ください。
2008年11月12日 国立天文台・広報室