2007年3月に完成した国立天文台三鷹キャンパスの4次元デジタル宇宙 (4D2U)立体ドームシアター (略称:4D2Uドームシアター) は、4次元デジタル宇宙プロジェクトで開発したソフトウェアを用い、地球から宇宙の大規模構造までの莫大なスケールを自由に移動しながら、 天文学の最新の観測データや理論的モデルをリアルタイムに視点を変えて観察したり、天文学者たちが行っている最新のコンピュータシミュレーションを科学的に忠実に映像化した迫力のある立体ムービーをドームスクリーンで鑑賞することができる、日本初のインタラクティブな立体投影設備です。
同年4月より一般向けの定例公開を月1回行ってきましたが、2008年5月からは、定例公開の回数を月2回に増やし、さらに団体向けの公開も実施することになりました。定例公開、団体向け公開ともに観覧にはお申し込みが必要となります。多くの方々のご来場をお待ちしています。
○国立天文台三鷹キャンパス4D2Uドームシアターの公開概要 1.定例公開 開催日程 (2008年度は4月26日 (土) より開始): 1)第2土曜日の前日の金曜日 14時より16時30分まで 2)第4土曜日 14時より16時30分まで 定員:1回あたり20名、計5回 (合計100名) 時間:1回につき約20分 内容: 1)金曜日:映像作品および解説 2)土曜日:研究者による解説 申込方法 (先着順): 1)ウェブページから申し込む 2)往復はがきで申し込む 申込期間: 原則として、4週間前の火曜日より申し込みを開始します 2週間前までに先着順で締め切り、結果を本人あてに通知します (ただし、4月26日分は4月1日より開始) 2.団体向け公開 対象:15名から30名程度の団体 公開日程 (5月より開始): 1)火曜日 14時より16時の間 2)金曜日 10時より12時の間 ただし、1)、2) とも祝日および7月20日-8月31日、12月25日-1月6日、 3月25日-4月6日を除く 内容:定例公開の金曜日の内容に準じます 申込について: 5月1日より申し込みを開始します 申し込み方法についての詳細は後日ウェブページに掲載します お問い合わせ先 (上記1、2とも): 国立天文台天文情報センター 電話 0422-34-3688 (平日9時より18時まで)
公開についての詳細は、ウェブページをご覧ください。
なお、平面スクリーンを用いた4D2Uシアターの公開は、現在、日本科学未来館 (東京都江東区)、やまがた天文台 (山形県山形市)、群馬県生涯学習センター・少年科学館 (群馬県前橋市)、つくばエキスポセンター (茨城県つくば市)、岡山天文博物館 (岡山県浅口市)、ハワイ島にあるイミロア天文学センターで行われています。さらに、4月からは国立天文台水沢VERA観測所内に開館する奥州宇宙遊学館 (岩手県奥州市) でも、公開が始まる予定です。ぜひお近くで行われている公開にも足を運んでみてはいかがでしょうか。
2008年3月27日 国立天文台・広報室