「天の川の流れる頃、あなたの星物語が始まります」のキャッチコピーで知られる「八重山高原星物語」が、今年も8月4日に八重山高原 (鹿児島県薩摩川内市) で開催されます。これは、天体観望会や親子で楽しめる科学実験など、自然の中で科学に親しめるイベントとして始まり、今年で第6回を迎えます。
この日は、国立天文台水沢VERA (ベラ) 観測所・入来観測局の20メートル電波望遠鏡のほか、鹿児島大学理学部宇宙コースの1メートル光赤外線望遠鏡、農学部附属農場入来牧場などの施設公開もされます。
今年は、国立天文台水沢地区および各VERA観測局での特別公開の統一テーマを「惑星研究の最前線」としています。また、VERAの初めての研究成果が発表されたので (国立天文台アストロ・トピックス (308) 参照) 、天文学の最新情報を第一線の研究者らがやさしく解説するミニ講演会やミニシンポジウムも内容豊かに開催されます。
大人気の科学実験コーナーも、鹿児島大学の学生さんたちが工夫を凝らした「磁石にくっつくスライム」「ジャンボしゃぼん玉」などの工作や実験がたくさん用意されています。また、恒例のペットボトルロケット大会も行われるなど、夏休みの自由研究のテーマがいっぱいです。
入場は無料です。売店もあり食事もできます。バスで来られる方のために、入来峠のバス停留所から無料シャトルバスが用意されています。先着1000名様には、天文グッズのプレゼントがあります。ぜひ、多くの皆様のご来場をお待ちしております。
八重山高原星物語2007 日時:2007年8月4日 (土) 12:00より21:00まで 場所:八重山高原 (鹿児島県薩摩川内市入来町・鹿児島大学農学部附属農場入来牧場 国道328号線入来峠より4キロメートル、入来城山ゴルフ倶楽部先) お問い合わせ先: 八重山高原星物語実行委員会 事務局 (電話:0996-44-3111) または、VERA入来観測局 (電話:0996-21-4175)
2007年7月12日 国立天文台・広報室