海王星の衛星に新しい名前

 国際天文学連合(IAU)は、2月3日、海王星の衛星13個のうち、仮符号だけがつけられていた5個に対して、固有の名前がつけられたことを発表しました。

 このうち、S/2002 N 1 から N 4 までは、ハーバード・スミソニアン天体物理学センターのホールマン (M.Holman) さんらによって2002年8月から9月におこなわれた観測から、S/2003 N 1 はハワイ大学のシェパード (S.S.Sheppard)さんらによってすばる望遠鏡で2003年8月におこなわれた観測から発見されたものです。

 以下が、新しい衛星名などの一覧です。

   番号            衛星名        仮符号
    Neptune IX      Halimede    = S/2002 N 1
    Neptune X       Psamathe    = S/2003 N 1
    Neptune XI      Sao         = S/2002 N 2
    Neptune XII     Laomedeia   = S/2002 N 3
    Neptune XIII    Neso        = S/2002 N 4

 この命名により、海王星の衛星13個すべてに固有の名前がつきました。

参照

 

2007年2月9日             国立天文台・広報室\

転載:ふくはらなおひと(福原直人)