埼玉県比企郡吉見町にお住いの市村義美(いちむらよしみ)さんは、口径28センチメートルのシュミットカセグレイン式反射式望遠鏡を使って撮った、CCD による、さんかく座の銀河 IC 221 の画像の中に 16.9 等級の超新星を発見しました。この発見は兵庫県の中野主一(なかのしゅいち)さんを通じて国際天文学連合に報告されました。
この超新星は 2005lx と命名されました。
発見日時は市村さんが撮影し、中野さんが測定した画像の取得日時から、12月19.687日(世界時; 日本時間20日1時頃)と思われます。
その画像から求めた超新星の位置は、
赤経: 2時22分38.8秒 赤緯:+28度15分06 秒 (2000年分点)
です。
この天体は IC 221 の中心から、西に27秒角、南に19.5秒角のところにあります。
今後の分光タイプの決定が待たれます。
市村さんは1987年に彗星 C/1987 W1 (Ichimura) を発見されています(IAUC 4494)。
2005年12月21日 国立天文台・広報室
『第4回国立天文台公開講演会 太陽研究最前線 〜「ようこう」から「SOLAR-B」へ〜』参加者募集中 案内ページ http://www.nao.ac.jp/open_lecture/index.html 日時:1月29日(日)午後1時30分〜4時30分 会場:科学技術館サイエンスホール ※参加者には、『2006年版国立天文台特製カレンダー』を差し上げます。