国立天文台が、金城学院大学岩崎研究室(愛知県名古屋市守山区)と共同開発してきたウェッブページの「見学に行こう(野辺山編)」が、2005年8月6日、新潟大学で開催されていたPCカンファレンス(注)のポスターセッション部門において最優秀賞を受賞しました。
「見学に行こう(野辺山編)」は、国立天文台野辺山観測所の施設紹介や研究成果について、中学生・高校生にわかりやすく紹介したウェッブページです。
文章や写真だけではなく、研究者へのインタビュー映像を入れた興味深い内容になっています。
また、ユーザビリティやアクセシビリティにも考慮し、全体的に使いやすく、かつ、親しみ易いデザインになっています。
今回、開発にあたったのは、大学生中心のグループで、研究施設と大学の連携が成功した事例として高く評価されました。
国立天文台と岩崎研究室では、他にも、国立天文台三鷹キャンパスの施設や研究紹介、また、特別公開の広報ウェッブページの開発においても共同開発を行っています。
縣秀彦(あがたひでひこ)国立天文台普及室長は、「今後も最先端の研究を、わかりやすく子供たちに紹介していくにはどうしたら良いのか、という視点で、「科学を身近なものにする」ための試みを進めていきたい」と話しています。
注:コンピュータ利用協議会(CIEC)主催のコンピュータを用いた授業や学習法に関するカンファレンス。
2005年8月18日 国立天文台・広報室