ほとんどSTS-99特集みたいになってしまいました。ちょっとネガティブな記事もありますが避けて通れません。
[紹介] 超新星捜索者の青木昌勝さんのWebサイト。
[紹介] 超新星1997efの発見者、佐野康男さんのWebサイト。
マーズ・グローバル・サーベイヤー(MGS)のWebサイトでは、MGSが現在火星のどこを移動・撮影しているか、を、5分毎に表示する予定。
[STS-99] NASDAは軌道上の毛利さんと地上の子供達の間を直接音声回線により結んで交信するイベントを実施。
[STS-99] エンデバーの打ち上げがまた延期になる可能性が出てきました。先月打ち上げたディスカバリー号のエンジン内に損傷が見つかり、エンデバー号の同じ部分を検査するためです。
[STS-99] エンデバーを肉眼で観察しようという企画は、エンデバーが日本の上空を通過するのが夜で、機体を肉眼で見るのは難しい、と判明。
[STS-99] ところで、忘れてはいけない、エンデバー号の飛行の目的は、地球の3次元地図の作成(SRTM)とEarthKAMの実施です。
で、次の項目のような問題があったりします。
[STS-99] STS-99で作成される地図をアメリカが軍事利用することについて、日本の科学技術庁長官は「原則に反しない」との見解。
ううむ。。。
イギリスの Tom Boles は、U.K. Nova/Supernova Patrolにおける1月22日と24日(いずれも世界時)の観測から、「アンドロメダ座」の UGC 1767 に、16.2等の超新星と思われる天体を発見しました。(超新星2000D)
G. Valentiniらは、イタリアのRome天文台での1月26日(世界時)の観測で、「ケフェウス座」の NGC 6951 に、超新星を発見しました。(超新星2000E)
なお、NGC 6951 には、昨年10月にも超新星が発見されていて、一つの銀河で同時に2つの超新星が観測できる珍しい状況になっています。
マーズ・ポーラー・ランダーですが、いったん絶望視しながら再び交信を試みているきっかけは、スタンフォード大のアンテナがランダーからの信号を受け取っていた可能性が出てきたからということです。
。。。今読み返してみたら、そういう話が確かにCNNのニュースにも入ってました。気づかなきゃ。
カナダ上空で爆発した流星の燃え滓をNASAが回収したとの事。
アメリカの探査機NEARが2月14日に小惑星エロスとランデブーし、その衛星となります。
南極で隕石を探しているロボットNOMADが、ついに隕石を発見。
国立天文台・天文ニュースを転載します。
カナダ・ホワイトホース上空で爆発した流星の流星痕の写真が公開されています。松永さんのサイトより。
東京大学木曽観測所が、天文学の研究に興味を抱いている高校生を対象に「銀河学校」を開きます。2000年3月27〜29日
[紹介] すばる望遠鏡のWebサイトがリニューアルしました。
マーズ・グローバル・サーベイヤーのサイトで、マーズ・ポーラー・ランダー捜索のために撮影された画像を公開しています。今年に入ってからもさらに捜索を続けている模様。
ピクセル当たり1.5メートルという解像度の画像まで出てきて、ものすごい。
マーズ・ポーラー・ランダーの捜索は続きます。地球へ向けて直接信号を送れという指示が、火曜日にランダーへ向け送信されました。
C/1999 S4リニア彗星は尾が見え始めたそうだ。
[手前味噌] ということで、C/1999 S4 リニア彗星のページを作りました。
SETI@homeクライアント ver 2.0 が公開されています。
UNIX,Windows NT 等のコマンドライン版は先に公開されていましたが、Windows, MacのGUI/スクリーンセーバー版も揃いました。
[HST] 順番が前後しましたが、こっちが復帰後第一号(昨日の銀河団は「第二号」)。エスキモー星雲(NGC 2392)。
X線観測衛星チャンドラが、アンドロメダ銀河(M31)の中心に「冷たい」ブラックホールを見つけた。
冷たいといっても何百万度あるようです。
太陽観測探査機SOHOが、太陽を掠める彗星を発見しました。(C/2000B1)
昨年11月にアウトバーストを起こして長野県の高見沢今朝雄さんに発見された、「おおぐま座」の変光星が、再びアウトバーストを起こしたとのことです。
変光星関係って、新星超新星を除けばほとんど取り上げていませんが、知ってる日本人の名がいっぱい出てきたので(笑)
日本流星研究会がアッシャー論文の勉強会を東京で開催の予定
アッシャー論文って、昨年の「しし座」流星群で注目された論文です。2001年に東アジアで「しし座」流星群が大出現すると予言しています。
[HST] 復活第一号の撮影。宇宙の巨大な虫めがね Abell 2218。「りゅう座」の方向、20億光年離れたところにある、とても重い銀河団で、重力レンズの効果により、さらに遠方の天体を拡大したり明るくしたりしています。画像の中で弧状になって見えている像も、遠方の天体の光が重力レンズによって曲げられたものです。
横浜こども科学館が、リアルタイム太陽画像の試験公開を行っています。
太陽系の中でいま最もホットな人気アトラクション。トム・ハンクスより大きいらしい:)
それどころか曙よりも大きい(笑)
スペインの謎の雪玉落下事件で、初の「犠牲者」。70歳の老婦人が雪玉に当たって気絶したとの事。
ところで見つかった雪玉のうち何個かは偽物だったそうです。
最初の記事で「続報」みたいな紹介の仕方をしてしまいましたが、10日以上前に、スペイン南部で、10数個のバスケットボール大の雪玉が空から降ってきた、という事件が起きました。で、どこから来たのかということで騒動になっているようです。
惑星を探査する自律型ロボットの試作機が、南極での隕石捜索を行っています。
[H2事故] H-2ロケット8号機の第1段エンジンが回収されました。
1月18日(世界時)、カナダ西部ホワイトホース付近の上空で流星が爆発。TNT火薬2,000〜000トン相当のエネルギーだったとか。
マーズ・グローバルサーベイヤーのサイトがリニューアル。
アストロアーツの「デジタルカメラで木星を撮ろう」
本日(1月21日)正午より地球の反対側で起こる、今年最初の皆既月食が、インターネット上でライブ中継されます。
国立天文台・天文ニュースを転載します。
C/1999L3彗星。3月頃まで、11〜12等の明るさで好条件で観測できるとのこと。
スペインに降ったバスケットボール大の雪玉の正体を探るために化学分析が行われている。彗星のかけらかも、という話も。
これに関連しては、次のような記事があります。
イギリスの Steven Foulkes と、イタリアの Marco Migliardi は、「ふたご座」と「やまねこ座」の境界付近にある NGC 2415 に超新星をそれぞれ独立発見しました(超新星2000C)。
コンプトン・ガンマ線観測衛星が落下させられるかもしれない件の日本語の解説
日本の次のX線観測衛星「アストロE」は2月8日打ち上げ予定です。愛称募集は今日で締め切り。
Sky and Telescope誌のWebサイトのニュースから。どう紹介したものか困ったので目に付いたタイトルを。
読んでる暇がないのでほんとに「目に付いた」程度です。あとでゆっくり読みます。
ケックII望遠鏡で、波面補償光学を利用して海王星の赤外線画像を撮影。海王星表面の嵐がわかる。また衛星タイタンの海と陸を分離。
S&Tのニュースの中にもありますね。
ちなみにケックII望遠鏡は、ハワイ島マウナケア山頂の、すばる望遠鏡のお隣さんです。
[STS-99] NASDAの宇宙開発委員会への報告内容
この頃、新天体が発見されても全然わくわくしない。LINEARかLOSSばっかりだもの。
でも、誰が見つけたかなんてことに価値を見出すのは、もうやめにしたほうがいいと思う。
すばる望遠鏡の赤外線分光撮像装置COMICS (COoled Midinfrared Camera and Spectrometer)が12月14日にファーストライトを迎えました。
[STS-99] 毛利さんの乗ったスペースシャトルを肉眼で見よう! というで、スペースシャトルの探し方やいつ見えるかの情報を提供するページが公開されています。要Netscape Navigator/Communicator(Javaを有効にすること)。
混んでいるのか、つながりにくいです。
Pic du Midi天文台の P. Antonini らは、「やまねこ座」の NGC 2320 に、Bedouin 天文台の30センチ望遠鏡による観測で、16.0等の超新星と思われる天体を発見しました(超新星2000B)。
[紹介] 綾部市天文館が、流星の電波観測のデータを準リアルタイム(10分毎更新)で公開しています。
NASAは、マーズ・ポーラー・ランダーの捜索をついにあきらめる。
深いクレーターの底で急斜面で転倒してしまったのでは?などといわれていますが。。。
ブラックホールは、いままで考えられていたよりずっとありふれた存在かも?
宇宙開発事業団が、過去の事故・トラブルの原因について宇宙開発委員会に報告
この一番最後で「共通的な背景要因」として上げられている中の「熟練作業者の作業ミス」、昨年の日本は、まさにこれによって最悪の事故を経験したのでした。
1月21日に皆既月食が起こります。日本からは見れませんが、インターネットライブがあるかも。
NASAの最重量級の人工衛星であるコンプトン・ガンマ線観測衛星が、今春、太平洋に落下させられるかもしれません。
ミールをホテルとして活用しようという人が現れました。
X線観測衛星チャンドラがM82銀河を撮影。
[HST] 「がか座」ベータ星の塵の円盤。
リック天文台超新星捜索チーム(LOSS)は、「かみのけ座」の NGC 4725 に、19.5等の超新星と思われる天体を発見しました。(超新星1999gs)
LOSSは、半年ぐらい、この銀河を観測してなくて、かなり古い超新星と考えられます。他の観測者も気がつかなかったのだろうか。。。。って、季節的に観測は無理でしたね。
月・惑星研究所(Lunar and Planetary Laboratory)の J. Montani は、キット・ピーク天文台のスペースウォッチ望遠鏡による1月12日(世界時)の観測から、「かに座」と「ふたご座」の境界付近に全光度18.9等の新彗星を発見しました(C/2000A1)。今年最初の新彗星です。「ふたご座」の方向へ移動中です。
ヨーロッパ南天天文台(ESO)のグループが、12月29日(世界時)の観測から「ろ座」22等台の超新星2個を発見しました。(超新星1999gt,gu)
1月10日の「近距離銀河の中の星形成領域」のリンク先が誤っていました。再掲載します。
[STS-99] NASAは、スペースシャトル・エンデバー(STS-99, 毛利さん搭乗予定)打ち上げを、日本時間2月1日午前2時47分とすることを発表しました。ただし正式決定は現地時間18日の予定とのこと。
銀河系を取り巻くハロは、たくさんの超新星の爆発によって作られた、と、NASAの紫外線観測衛星 Far Ultraviolet Spectroscopic Explorer(FUSE) の観測により明らかになりました。
[H2事故] 宇宙開発事業団(NASDA)の報告資料
「かわべ天文公園」の研究員が、和歌山県の天文に関する人物や遺跡などを調査している関係で、2名の東亜天文学会関係者の資料を探しているとのこと。
第30回彗星会議が、3月18日〜19日の予定で群馬県で開催されます。
福原が彗星会議に出席したのは何年前のことだったか。。。
国立天文台・天文ニュースを転載します。
みさと天文台のwebサイトで「りゅう座」流星群の動画(MPEG1)による観測画像を公開。
ハッブル宇宙望遠鏡、科学観測に復帰へ。
[HST] 「カシオペア座」のNGC 7635。中心にある太陽の40倍の質量を持つ星から吹き出す激しい粒子の風が泡状の星雲を作っています。
[HST] マイクロ重力レンズ効果によって、星の間を単独で漂っているブラックホールが発見された。セロ・トロロ天文台とハッブル望遠鏡の共同観測。
リンカーン天文台チームが1999年12月7日に「ふたご座」で発見した小惑星状天体が彗星らしいことがわかりました。(C/1999 XS_87)
1ヶ月も前の発見であるのと暗いので、概略星図は省略します。必要な方はMPECの軌道要素と位置推算からご自分で処理してください。
SETI@homeのクライアントソフトがバージョンアップを予定。
ロシアの宇宙ステーション「ミール」は現在無人になっていますが、今年中に、あと一組の乗組員が向かうかもしれません。アメリカの企業が資金提供を約束したそうです。
木星探査機ガリレオは、木星の衛星エウロパの表面の氷の下に液体の海がある新しい証拠を見つけました。
[H2事故] エンジンの確認された海底での3次調査が終了。ビデオ撮影といくつかの部品の回収が行われたとのこと。この次はエンジンそのものの回収を予定。
[STS-99] 毛利さん搭乗予定のSTS-99エンデバーの打ち上げは、日本時間2月1日午前2時47分を目標とのこと。
太陽観測衛星SOHOが昨年末に彗星を発見しました(C/1999 Y2)。
また、SOHOが1998年に発見した彗星の新しい観測と軌道要素がMPECで公開されています。
東亜天文学会のWebサイトが大きくリニューアルしてます。
ペルーに教育用天体望遠鏡を寄贈するための募金は、2月28日で締め切りとなっています。まだ寄付してないけど協力したいという方はぜひ協力してあげてください。
[HST] Fireworks of Star Formation Light Up a Galaxy(1月7日)の日本語による解説
マーズ・ポーラー・ランダーは深い谷の中?
今年期待の C/1999 S4 彗星、ダストの生成が減少している?
ICQ の光度観測は、ほぼ予報に沿った値です。
イギリスの Mark Armstrong は、12月13,15日の U.K. Nova/Supernova Patrol の観測から、「かみのけ座」と「おおぐま座」の境界付近の MCG +5-29-24 に、18.5等の超新星を発見しました。(超新星1999gr)
国立天文台・天文ニュースを転載します。
[HST] 1997年7月に撮影されたものです。「復活の第一報」ではありませんので注意。本調子に戻るにはもう少しかかると、先に報じられていたような。
[H2事故] 第3次調査のために調査船が出航。また、第2次調査で撮影された第1段ロケットのメインエンジン部の写真が公開されています。
いよいよ仕事始めか、多くのWebサイトが更新されていますが、あまりたいした情報もない。。。
Sky and Telescope誌の読者投票で、日本の太陽観測衛星「ようこう」の撮影した写真が、20世紀を代表する天文写真ベストテンの第10位に選ばれていたそうです。日本惑星協会のメールマガジン「TPSJメール」より。
宇宙開発事業団の「2000年春期コズミックカレッジ」。
毛利衛さん搭乗予定のスペースシャトル・エンデバー(STS-99)の打ち上げ、早ければ1月31日にも。まだ検討中のようですが。
木星探査機ガリレオは木星の衛星エウロパのフライバイに成功し、幸先良く新年を迎えました。
スペースシャトルでの2度目の任務につく毛利衛さんへ寄せられた質問のうち14問に毛利さんが答えた回答が公開されています。
今年最初の新天体です。リック天文台超新星捜索チームは、1月1日(世界時)の観測から「ペガスス座」と「うお座」の境界付近にある MCG +1-59-81 に約16.5等の超新星を発見しました(超新星2000A)。
りゅう座ι流星群(しぶんぎ座流星群)、いよいよ3日〜4日に極大です。
マーズ・グローバル・サーベイヤーを使ったマーズ・ポーラー・ランダーの最初の捜索が昨年末に試みられましたが、発見できませんでした。
年頭からあまり面白くないニュースです。
[手前味噌] 「月齢計算のスクリプト」のページに、秀丸エディタ浮動小数点演算バージョン用の月齢計算マクロを追加しました。