理科年表編集委員会・自然科学研究機構国立天文台・丸善(株)・(財)天文学振興財団は次のようなシンポジウムを開催いたします。皆さまのご参加をお待ちしております。
科学データに隠れた意外な事実の発見や、統計的な見方の適用などを通して、自然の面白さと奥深さ、科学的思考の楽しさを共感したい。それが、このシンポジウムの目的です。
温暖化と気候変動、地震、火山、生態系、汚染、環境ホルモン、エネルギー・・・・・、 現在と未来の地球・社会・市民生活には、正確で包括的なデータにもとづく自然と科学の理解がますます重要になってきています。市民一人ひとりが科学の知識と考え方・判断力を高めてゆくことが何より大切な時代となりました。
隠れたベストセラーとして教育・産業・文化に広く役立ってきた『理科年表』は今年で通算79回目の発刊を迎え、環境編の発刊に加えてインターネット版など新たな試みも検討中です。日本独自の自然と環境のデータブック『理科年表』のこれからの市民社会における役割とは何なのでしょうか?
このシンポジウムでは、「今まで理科年表なんて読んだことがない」という市民の皆さんにも参加してもらい、新しい時代の『理科年表』のあり方も一緒に考えたいと思います。
日時:12月10日(土) 13時30分 〜 17時30分 (予定) 会場:一橋記念講堂(千代田区一ツ橋、学術総合センタービル) 500名収容 最寄り駅:地下鉄東西線竹橋駅または都営新宿線神保町駅 http://www.nii.ac.jp/map/hitotsubashi-j.html プログラム: 司会: 寺門和夫((株)サイエンスウェブ代表、 「理科年表CD-ROMを楽しむ本」著者) ○挨拶 自然科学研究機構国立天文台長 海部宣男 ○基調講演 「理科年表と市民社会」 立花隆 (ジャーナリスト) ○講演:「理科年表に期待すること」 山根一眞 (ノンフィクション作家) 元村有希子 (毎日新聞「理系白書」取材班キャップ) 浅島誠 (東京大学大学院総合文化研究科前研究科長兼前教養学部長) 石田豊 (ライター) 滝川洋二 (国際基督教大学高等学校教諭) ○理科年表ウェブ版の紹介 丸善(株) ○パネルディスカッション 司会:寺門和夫 パネラー:講演者全員 参加申し込み方法: 国立天文台ウェブページ( http://www.nao.ac.jp )にて募集。 ウェブより入力(電子メールにて回答)、FAX、往復葉書(12/5必着)で 先着順に申し込み可。 詳しくは国立天文台ウェブページをご覧下さい。 問い合わせ先: 〒181-8588 東京都三鷹市大沢2-21-1 国立天文台 普及室 電話:0422-34-3688 (平日:9時〜18時)
2005年10月28日 国立天文台・広報室