国立天文台、広報普及室を広報室と普及室へ改組

 1994年以来、国立天文台の広報普及事業を担ってきた広報普及室が、この8月1日をもってよりその機能を強化すべく、広報室と普及室とに改組することとなりました。

 広報普及室は、これまで対外的な情報提供を行ったり、記者会見を主催するなどの広報事業と、各種の公開講座や生涯教育・学校教育などに対応する普及教育事業とを一括して行ってきました。しかしながら、発足以来10年を経て、その事業規模も次第に大きく、かつ多様化してきました。

 国立天文台では、法人化を機に台外の識者を含めた委員会を作り、台内の各種の組織の在り方を検討をしてきました。その結果、広報普及室が属する天文情報公開センター全体で、その呼称も含めて改組し、これまで果たしてきた社会的役割をより一層強化すべき、との提言を受け、今回の改組に至ったものです。

 今回の改組により、天文情報公開センター は、新しく『天文情報センター』へ名称を変更しました。また、新天体情報室を廃止し、その機能を新しい広報室が引き継ぐことになりました。センター長は引き続き、福島登志夫(ふくしまとしお)教授が、広報室長には新たに渡部潤一(わたなべじゅんいち)助教授が、普及室長には縣秀彦(あがたひでひこ)助教授・元広報普及室長が、それぞれ就任しました。

 新しい体制となっても、引き続き皆様のご支援ご鞭撻をよろしくお願いします。

参照

2005年8月1日    国立天文台・広報室

転載:ふくはらなおひと(福原直人)