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B. J. Boyleらのグループは、2dF QSO Redshift Surveyでの1月23日(世界時)の観測から、「ろくぶんぎ座」の無名銀河に超新星を発見しました。(SN 2001O)
初の宇宙観光客になれるか?で、ロスの大富豪が注目されているとか。
NASAが4月に打ち上げ予定の「マーズ・オデッセイ2001」。
2003年打ち上げの Mars Exploration Rover に自分の名前を載せよう!
[紹介] 大平貴之さんの自作プラネタリウム「メガスター」。170万個という驚異的な数の星を投影することで、メーカ製プラネタリウムを遙かに凌ぐリアルな星空を再現し、圧倒的に高い評価を受けている究極のプラネタリウムです。
X線天文衛星「あすか」回復せず。3月にも落下へ。
これで日本のX先天文学が後退することにならなければいいのですが。
ミール、最後の補給船がドッキング。
落下は3月6日、落下直前に日本上空を通過することがわかっています。
東亜天文学会、「キトラ古墳天文図」を出版。
28日は、水星が東方最大離角、ということで、前後何日間か、水星を探しやすくなります。
探しやすく、と言っても、マイナス0.6等の明るさではあるのですが、高度が低い上に薄明が残っているので探すのはそれなりに大変です。
日没直後の西の空です。月の側にあるのは金星ですのでお間違えなく。もっと低い位置、太陽と金星を結ぶ線を三等分した、太陽側の点に位置します。
リック天文台超新星捜索チームは、1月18日(世界時)の観測から、「コップ座」のMCG -01-30-11に15.4等の超新星を発見しました。(SN 2001L)
リック天文台超新星捜索チームは、1月21日と22日(世界時)の観測から、「うみへび座」のNGC 3240に17.5等の超新星を発見しました。(SN 2001M)
リック天文台超新星捜索チームは更に、1月21日と24日(世界時)の観測から、「こじし座」のNGC 3327に16.2等の超新星を発見しました。(SN 2001N)
SOHOの画像から、昨年から今年にかけて、太陽をかすめた彗星16 個が発見されました。
リンカーン天文台チームは、1月22日(世界時)の観測から、「ろ座」に全光度17.7等の彗星を発見しました。(C/2001 B1, LINEAR彗星)
NEATは、1月24日(世界時)の観測から、「からす座」に15.5等の彗星を発見しました。(C/2001 B2)
NASAのIMAGE(Imager for Magnetopause - to - Aurora Global Exploration)衛星が、目に見えない地球のしっぽを撮影。
国立天文台、天文ニュースを転載します。
宇宙開発事業団、2001年春期コズミックカレッジ参加者を募集。
パイオニア10号、通信途絶える。
1月23日のミール日本上空通過の記事、リンク切れてました。(指摘:吉祥姫さん)
地球外文明のレーザー信号を探す光学望遠鏡の別記事。
宇宙開発事業団、古川聡さんと星出彰彦さんを国際宇宙ステーション搭乗宇宙飛行士として認定。
すばる望遠鏡の「画像の利用許可の申請」の提出先が国立天文台すばる室に。
X線観測衛星チャンドラが、星が生まれている領域 NGC 3603を撮影。
仙台市天文台、移転を検討。
地球外文明のレーザー信号を探す光学望遠鏡がアメリカで建設中とのこと。
スターダストが月を撮影した結果から、まだカメラに異物が付着している模様。
たしかにぼやけてるんで、こんなもんなのかなぁ、と思ってたのですが、まだおかしかったんですね。
落下予定のミール、3月6日夜に日本上空を通過の可能性。
もし人の耳が電波を音として聞くことが出来たら、地球が歌っているのを聞くことが出来るかもしれない。
NEAR Shoemakerのエロス着陸について。
実は着陸計画なんてなくても、もともと「2月に墜落して終わり」だったんですね。
すばる望遠鏡Webサイト、平成12年度すばるユーザーズミーティングの案内を掲載。英語
リンカーン天文台チームは、「かに座」に核光度19.0等の彗星を発見しました。(C/2001 A2, LINEAR彗星)
リック天文台超新星捜索チームは、1月15日、16日(世界時)の観測から、「しし座」に17.5等の超新星と思われる天体を発見しました。(SN 2001J)
北京天文台超新星捜索プロジェクトは、1月15日(世界時)の観測から、「しし座」のIC 677に17.0等の超新星と思われる天体を発見しました。(SN 2001K)
SOHOの公開画像から、さらに1998 年中に太陽をかすめた彗星が4個発見されました。
スターダスト探査機が先頃の地球フライバイの際に撮影した月
美星天文台が、高校生のための科学教育プログラムHOU(Hands-On Universe)の一環である「木星プロジェクト2000」に参加した報告。
河野外相、ミール落下でロシア副首相に情報提供要請
中国が打ち上げと回収に成功した神舟2号に実験動物として犬、猿、ウサギ、カタツムリが搭乗していた事が明らかに。
国立天文台、天文ニュースを転載します。
カリフォルニアの電力危機で、SETI@home のwebサイトで、カリフォルニア在住のユーザに対してSETI@home の自粛を呼びかけ。
火星の表面の長い溝は洪水ではなく氷の流出によって出来た可能性。
ミールの廃棄作業開始。3月6日に落下予定。ところが準備のために打ち上げられる貨物船はいきなり打ち上げ延期。
中国、無人宇宙船「神舟2号」の打ち上げ、着陸に成功。
今年最初の新彗星です。リンカーン天文台チーム(LINEAR)が、1月7日の観測から「おおぐま座」に新彗星を発見しました。(C/2001A1, LINEAR彗星)
H-2Aロケット用のLE-7Aエンジン技術データ取得試験、6回目。
リック天文台超新星捜索チームは、1月15日の観測から「ペルセウス座」の UGC 2836 に17.2等の超新星と思われる天体を発見しました。(SN 2001I)
イギリスの M.Armstrong は、1月8日(世界時)の観測から、「おおぐま座」のMCG +08-17-43に、16.1等の超新星と思われる天体を発見しました。(SN 2001G)
アメリカの B. Holmes は、1月10日(世界時)の観測から、「エリダヌス座」のMCG -01-10-19に、17.5等の超新星と思われる天体を発見しました。(SN 2001H)
SOHOのWeb公開画像から、1997年に太陽をかすめた彗星2個が発見されました。(C/1997 B3, C/1997 S3)
地球をフライバイする予定のスターダスト探査機は、数ヶ月間曇っていたカメラの機能も回復。
[正誤訂正] なんかひたすら間違えていたのですが、「とも座の新星らしき天体」の発見者、金井さんではなく金津さんです。人名を間違えるとは大変失礼な話でした。(ご指摘:L!bさん)
ヴィルト第2彗星から彗星の放出した物質を地球に持ち帰るのを目的としたスターダスト探査機が、1月15日に地球に接近します。
金井さん発見の「とも座の新星らしき天体」に。変光星番号「V445 PUPPIS」がつきました。新星かどうかの判断はまだです。
SETI@home新段階へ。Wired Newsの記事の続き。
NASA-TVでケネディ宇宙センターを24時間中継。
X線観測衛星チャンドラの観測が、パルサーと過去の超新星を関連づける。
X線観測衛星チャンドラが、ブラックホールの周りを取り巻く事象の地平線について新しい証拠を明らかに。
イラストですが、要約すると、ブラックホールも中性子星もガスを吸い寄せるが、ブラックホールの場合、ガスは最終的に事象の地平線を越えて見えなくなる、中性子星の場合、ガスは最終的に星の本体に衝突して明るく輝く、従って、ブラックホール天体の中心付近 ー 事象の地平線の領域 ー は黒く見え、中性子星の中心は輝いて見える、ということのようです。単純ですが、なるほどです。
別の太陽系を新たに2個発見。
ハッブル宇宙望遠鏡の画像。衝突した銀河同士(NGC 1410とNGC 1409)の間を物質が流れる「パイプライン」
ハッブル宇宙望遠鏡は、はくちょう座のXR-1を観測してブラックホールの存在を示す直接の証拠を得ようとしています。
事象の地平線に物質が落ち込んで見えなくなるのを捉えようとしているみたい。チャンドラと似てます。
天文学者は、ハッブル宇宙望遠鏡による近傍銀河の紫外線での観測から、なぜ遠方の銀河か奇妙な形をしているのか突き止めようとしています。
2003年の火星着陸を目指すヨーロッパ宇宙機関(ESA)の火星探査機ビーグル2号。
1号は「進化論」のチャールズ・ダーウィンが乗り組んだ探検船ビーグル号です。
SETI@home、新段階へ。
記事を逆に読むと、地球上で最も強力なスーパーコンピュータと同等の演算速度を得るのに、PCでは130万台も必要、やっぱりスーパーコンピュータはすごいと思ってしまった。コストはSETI@home の方が格安といっても、「PCの購入費を除外すれば」って、除外しなかったらどうなるやら。
コスト面でのSETI@homeの真のメリットは、コストの究極の分散化をはかれたことではないでしょうか。しかも普通の人がSETIに参加できる楽しみはお金でははかれないです。
国立天文台、天文ニュースを転載します。
皆既月食、福原は雲越しに欠けていく月を見ましたが、その後すぐ完全に曇ってしまい、皆既中かどうかもわからなくなったので寝てしまいました。みなさんのところではどうだったでしょうか。
次の皆既月食は2004年5月5日、部分月食は今年の7月5日です。
リック天文台超新星捜索チームは、1月6日(世界時)の観測から、「かみのけ座」の IC 867 に、16.5等の超新星と思われる天体を発見しました。(SN 2001F)
SOHO webサイトで公開されている1998年の画像から9個の彗星が発見されました。
皆既月食はどうでしょうか or どうだったでしょうか。
1月6日の省庁再編、こういうところにも影響がありました。
太陽系外文明との接触を目指してCosmic Callプロジェクトが1999年に太陽系外へ向けて発信したメッセージ。これの二回目が、今年予定されています。
我々の銀河系は約100億年前に他の銀河を飲み込んだ、と天文学者のチームが発表。
X線観測衛星チャンドラが撮影した NGC 6543 キャッツアイ星雲。
X線観測衛星チャンドラが、オリオン星雲内の星の点滅を観測。
NASA、次期宇宙開発ミッション(ディスカバリーミッション)を3提案に絞り込む。
倉敷科学センターによる、1月10日の皆既月食中継。
NEAR Shoemakerのエロスへの着陸について、CNNの日本語の記事。
1月10日の皆既月食を、「インパク」群馬パビリオンでも生中継。月食の時刻や見え方の情報もあり。
晴れたらぜひ自分の眼で。晴れなかったらLIVE! ECLIPSE 2001 Lunarかこちらで。
でも、生でなく録画をしてくれるところはないのかな。
1月10日の皆既月食の観測ガイド。LIVE!ECLIPSE実行委員会による。
1月10日の皆既月食では、皆既中に「ふたご座」のδ星(3.4等)が月に隠される現象が起こります。ぜひ一緒に見てください。急遽、シミュレーションを作りました。要ステラプレイヤー。
天文民俗学で知られる北尾浩一さんの本、「『星と生きる』〜天文民俗学の試み〜」(かもがわ出版、1200円税別)が発行されました。(情報提供:北尾さん、原田さん)
金井さん発見の「とも座の新星らしき天体」、まだ正体不明の様子。
VSOLJニュースを転載します。
さて、2000年中に発見された、木星の衛星ですが、そのうち、先に発見されていた S/2000 J 1 については、11月下旬に、1975年にいったん発見されながら見失われていた、S/1975 J 1 と同定されています。
検索したところ、これについては何も紹介してなかったので、今紹介しました。
ミール、いよいよ処分へ。ロシアのミハイル・カシャノフ首相がミール処分の指示書に署名。
木星に接近中の土星探査機カッシニが、木星から1000万kmの位置で新しい音を収録。
ハワイ大学のS. S. Sheppardらのグループは、2000年11月下旬から12月上旬にかけての観測で、木星の新衛星を10個発見しました。
北京天文台の超新星捜索プロジェクトは1月3日と4日(世界時)の観測から、「きりん座」の IC 391 に15.2等の超新星を発見しました。(SN 2001B)
アメリカのT. Puckettは、1月4日(世界時)の観測から、「やまねこ座」のPGC 19975に、14.7等の超新星と思われる天体を発見しました。(SN 2001C)
国立天文台のWebサイトがリニューアル。
国立天文台公開講座、「宇宙を解き明かす21世紀の電波天文学」。2月3日。中学生以上。土星観望会もあり。
1月10日の皆既月食のライブ中継。LIVE! ECLIPSE実行委員会。
この月食は10日の夜明け前です。時間にご注意ください。
小惑星エロスを周回している探査機NEAR Shoemakerを、2月12日(米国東部時間?)にエロスに着陸させるとのこと。ただし成功確率1パーセント以下。
着陸が目的ではなく、できるだけ低い高度から高解像度の画像を得るのが目的だそうですが。
アーサー・C・クラーク氏は、Team Encounterが計画している、地球上の人々のメッセージや絵や写真やbiological signatures(具体的には髪の毛、要はDNA)を太陽系外へ送り出す宇宙船に自分の髪の毛を載せるとのこと。
この宇宙船は、多くの人から募集したこれらの積み荷を積んで2003年にアリアンVロケットで打ち上げられ、ソーラーセイルを使って13年半で冥王星軌道を通過するという壮大な計画です。自分のメッセージ等を載せるのは、Team EncounterのWebサイトにあるオンラインストアから申し込み可能。
「オンラインストア」?そう、有料です。
宇都宮-ジョーンス彗星、SOHOコロナグラフの視野内を通過。天文観測メーリングリストより。
今年最初の超新星SN 2001A (1月4日)って何座だろう、って思った方。すみません、「おとめ座」です。
[正誤訂正] 2000年12月30日の東亜天文学会の主な天文現象で、10月8日の「木星食」は「土星食」の間違いでした。(東亜天文学会、原田さんより)
私も気づかなかった。
今日はメールマガジン特集です。
メールマガジン「惑星クラブ」
発行する週または月に起こる肉眼で観察可能な天文現象や宇宙に関する注目ニュースを紹介。「ヒーリング系天文マガジン」を目指しているとのこと。
メールマガジン「夜空の星の雑学」
夜空の星を見るのが好きになり、楽しくなるような話を配信。不定期。
携帯対応メールマガジン「星が好き!」。
『星が好き!』でも、望遠鏡を購入してまでは、ちょっとという方を対象にした天文の初心者のためのメールマガジン。肉眼・双眼鏡で十分に楽しめる天文情報を提供とのこと。
メールマガジン「Cosmy☆星空セラピー」
多くの方に星空や自然を楽しんでいただいたり、考えていただくためのマガジン。できるだけ初心者の方に配慮しながら、日々の星空の様子や星座の探し方、自然エッセイなどを配信。週刊〜隔週刊。携帯非対応。
メールマガジン「サクサクつながる『宇宙・天文』関連サイト集」
確実につながる天文サイトのURLを定期的に配信。発行間隔は不定期。
ハッブル宇宙望遠鏡、NGC 6822の星がいくつも生まれつつある現場を撮影。
りゅう座ι流星群(しぶんぎ座流星群)、1月4日未明に活発な活動。また、関東と近畿に同流星群に属する火球。
国立天文台、天文ニュースを転載します。
PUC-Padova Supernova Searchは、12月17日(世界時)の観測から、「うさぎ座」の無名銀河に超新星を発見しました。(SN 2000fp)
D. M. Wittmanらのグループは、12月21日の観測から、「しし座」に超新星を発見しました。(SN 2000fq)
これが、一応、2000年最後の超新星となります。
2001年最初の超新星です。リック天文台超新星捜索チームは、1月1日(世界時)の観測から、「座」のNGC 4261に、18.9等の超新星と思われる天体を発見しました。(SN 2001A)
先に、冥王星に次ぐ最大規模の小惑星として報じられた(2000年12月6日) 2000 WR106、改めて冥王星の半分の大きさという観測結果が出ました。
金津和義さんが発見した新星らしき天体に関するIAUC。
「新星」ではなく「新星らしき天体」ですね。
J. V. Scottiは、スペースウォッチ望遠鏡による12月30日の観測から、「おうし座」に全光度18.9等の彗星を発見しました。その後、LINEARによる発見前観測があり、周期約11.4年の短周期彗星とわかりました。(P/2000 Y3, SCOTTI彗星)
これで「20世紀最後の彗星」が確定、かな。
国際宇宙ステーションは90分で地球を一周するので、理論上は15回も年越ししてるとか。
モノリスはどこ?
そういえば2001年ですよねぇ。
土星探査機カッシニが昨年最後に送ってきた、木星の最新画像。
[Astronomy Picture of the Day] 新千年紀のはじめに。月から見た地球。
毛利衛さん、宇宙開発事業団を退職。