来年も、「星の好きな人のための新着情報」と「星の週報」をよろしくお願いします。
[紹介] アストロアーツによる「しぶんぎ座」流星群の解説
今回のハッブル・サービスミッションの一連の経過。松永慎二さんによる。
文部省宇宙科学研究所が2000年2月8日に打ち上げを予定しているX線天文衛星「アストロE」の愛称が一般公募されます。応募期間は2000年1月1日(土)〜1月20日(木)。同研究所Webサイトでも応募可能。
富山市天文台が1メートル望遠鏡でスペースシャトル・ディスカバリーの形がわかる画像を撮影しました。横浜こども科学館宇宙・天文ニュースより。
言われてみればたしかに形があるような感じがします。元映像はもう少しはっきりしているのかな。
それにしてもスペースシャトルの夜間着陸ってなんとなくかっこいいです。
飛行機系はみんなそうかもしれないけど。
リンカーン天文台チームが12月20日(世界時)に発見した小惑星状の天体が彗星であることがわかりました(C/1999Y1)。日本でも観測されています。
1900年代最後の彗星になりそうですね。
VSOLJニュースを転載します。
原文タイトルでは「超新星1999gn」となってましたが、本文およびIAUCから「超新星1999gq」の誤りでしょう。
ハッブル宇宙望遠鏡の修理を終えたスペースシャトル・ディスカバリーは無事にケネディ宇宙センターに帰還しました。
X線観測衛星チャンドラが撮影したカシオペア座Aの画像解析結果。
2000年1月3〜4日にかけて、「りゅう座ι(イオタ)流星群」(しぶんぎ座流星群)が極大を迎えます。ピークの時間が極めて短いので逃さないように。
昼間に極大だったらどうしようもないけど。。。
ハッブル宇宙望遠鏡は修理を完了し、再び軌道に放出されました。
[H2事故] NASDAは、来月、小笠原沖に沈んだH-2ロケットの部品を可能な範囲で回収を試みるようです。
スペースシャトルから見た日の出
[紹介] 西暦2000年の世界各地の初日の出をライブ中継するサイトをあつめたページ。
リック天文台超新星捜索チームが3個の超新星を発見しました。出現銀河は、「エリダヌス座」の NGC 1376 (超新星1999go)、「アンドロメダ座」の UGC 1993(超新星1999gp)、「かみのけ座」の NGC 4523(超新星1999gq)です。
「星の週報」で、発行者の加藤さんから「年末年始も休まないなんてえらい!」と誉められてしまいましたが、1999年末〜2000年始も休まず更新してしまうでしょう。。。。無理しているわけでも暇なわけでもありません。1日2日休んでもわからないだけのこと(笑)。
こぐま座流星群突発出現?(HR10以上)
[H2事故] 小笠原沖海底の2次調査で、24日、第1段ロケットのメインエンジンを発見。
アレシボ天文台の研究者達は2000年問題を恐れる必要はない、なぜならユリウス通日(Julian date)を使っているから。
天文学ではおなじみのユリウス通日や修正ユリウス日ですが、これをきっかけに世間で広く注目されたりして。
故人の遺骨の一部を人工衛星に乗せて打ち上げる「宇宙葬」の3度目の打ち上げが行われました。
テレビニュースで遺族の真摯な思いを聞いて胸を打たれました。この衛星が地上から見えるといいですね。
西暦2000年の初日の出、最も早く見られるのは南極だそうです。アストロアーツより。
ううむ。。。行く?
ハッブル宇宙望遠鏡の修理が始まりました。
[紹介] 主要な人工衛星の現在位置を視覚的にリアルタイムに知ることのできるJavaアプレット。現在飛行中のスペースシャトル「ディスカバリー」もあります。
[紹介] 銀河系の3次元地図を作成する、天文広域精測望遠鏡(VERA)計画が進められています。
[紹介] 2000年1月14日に2度目の宇宙飛行を行う毛利衛さんのページ
2000年問題。。。冒頭の月齢計算は一応対策は取ったつもり。
スペースシャトル「ディスカバリー」が、ようやく打ち上げられました。これでハッブル宇宙望遠鏡もなんとか年内に修理できるようです。
飛行予定を短縮して執念の打ち上げです。
そしてこれが、1900年代最後のシャトル打ち上げとなります(だからどうだというわけでもない)。
VSOLJニュースを転載します。
[H2事故] NASDAの報告
スペースシャトル、また打ち上げ延期。次は12月20日午前9時50分(日本時間)。打ち上げが遅れると、現在観測不能の状態にあるハッブル宇宙望遠鏡の復旧が遅れることになります。
昨日、「日本時間12月19日がラストチャンス」と書いてしまいましたが、まだチャンスはあるようです。すみません。
イタリアの Alessandro Dimai は、12月17日(世界時)の観測から「おとめ座」の M61(NGC 4303) に16等の超新星と思われる天体を発見しました。(超新星1999gn)
スペースシャトル、また打ち上げ延期。次は12月19日午前10時21分(日本時間)。おそらくこれが、今年中に打ち上げるラストチャンス。
リック天文台超新星捜索チームは、12月15日(世界時)の観測から、「うみへび座」の PGC 24106 に、約17.3等の超新星と思われる天体を発見しました。(超新星1999gm)
西暦1900年代最後の満月は12月23日(日本時間)です。その前日の22日(冬至)には月は地球に最接近します。ということで、最後の満月はいつもよりも大きな月が見られます(でも見てもわからないと思う)。
ふたご座流星群のアストロアーツスタッフによる報告。写真入り。
[H2事故] 第1段ロケットの2次調査が行われます。
日本惑星協会が「まぐまぐ」からメールマガジン「TPS/Jメール 」を発行します。
P. Berlind は、12月15日(世界時)、 F.L.Whipple天文台でのスペクトル観測の最中に、「おとめ座」の NGC 4653 に、極大直後のII型超新星を発見しました。(超新星1999gk)
イギリスの Tom Boles は、U.K. Nova/Supernova Patrol における12月14日(世界時)の観測から、「アンドロメダ座」の NGC 317B に、16.2等の超新星を発見しました。(超新星1999gl)
これで土曜の午前がつぶれてしまった。。。お疲れ様>>自分
イギリスとアメリカの研究者が、「うしかい座」タウ星の惑星を光学的に観測した(visual sighting)とのことです。太陽系外惑星では初めてのこと。
国立天文台・天文ニュースを転載します。
逆に一番日の出が遅いのは。。。。アリューシャン列島の西端かな(未確認)
ここしばらく IAUC がありません。ちょっと暇かも。
ふたご座流星群の出現状況の速報。極大日夜半前にピーク?
天気の悪いところが多かったみたいですが。。。福原も外を見たら曇りだった。うまくないね。
X線観測衛星チャンドラが超新星1999emを撮影しています。
マーズ・グローバル・サーベイヤーを使って、行方不明になったマーズ・ポーラー・ランダーを捜索する試みがはじめられています。探査機そのものは見えないだろうけれども、もしもパラシュートが開かれていれば見つけることができるかもしれないそうです。
スペースシャトル打ち上げのカウントダウンが始まっています。
ふたご座流星群はどうでしたか?
しし座流星群関連のテレビ番組がいくつか予定されています。
ヨーロッパ宇宙機構(EUROPEAN SPACE AGENCY; ESA)のX線マルチミラーミッション衛星(XMM)が、アリアンロケットによって12月10日に打ち上げられました。
クリスマスにちなんで。。。
北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)は、今年もサンタクロースの追跡作戦を開始。
24日にはRealPlayerも準備しておくことをお薦めします。
イギリスの Mark Armstrong は、「しし座」の NGC 3251 に超新星を発見しました(超新星1999gj)。12月8日の時点で18等とのことです。
アメリカの Gary Hug と Graham E. Bell は、12月10日(世界時)に、「かに座」に全光度18.8等の彗星を発見しました(P/1999 X1, HUG-BELL彗星)。リンカーン天文台チーム(LINEAR)による発見前観測があり、それらの観測をあわせて求められた軌道要素から、公転周期約7年の周期彗星とわかりました。
火星にかつて海があった事が確かなものになりつつある様子です。
ハッブル宇宙望遠鏡の修理状況が中継される予定。Internet Watchより。
2000年元旦未明に行われる予定のサーチライト・ヨコハマについて、反対の意見表明に協力をお願いするメールを、わかばだい天文同好会(国際ダークスカイ協会日本セクション幹事)の内田さんがアストロメーリングリストに投稿されました。許可を得て転載します。
ただし、内田さんとしては「同様の企画は他の自治体でもあるが、新年を迎えるお祝いとして多くの人が期待するところなので穏やかに意見を述べるようにしている」とのことです。賢明なことだと思います。
オーストラリアにゴルフボール大の隕石が落ちたようです。
山梨県の串田麗樹さんは、12月9日(世界時)の観測から、「おおぐま座」の NGC 3184 に14.5等級の超新星を発見しました。(超新星1999gi)
VSOLJニュース(028)の中で、超新星1999ghの赤経が間違っていたとのことです。
なお、当サイトに転載したVSOLJニュースの本文には訂正を行いました。
X線観測衛星Chandraの最新画像。8億4千万光年離れた銀河の集団「うみへび座A」。可視光線では数百の銀河の集団が捉えられるが、X線で観測すると、銀河団の全体に熱いガス雲が広がっている。そのガス雲は、外側では4千万度、内側では3千5百万度という高温であるとのこと。
スペースシャトルの打ち上げは、更に遅れて、12月16日(日本時間17日)になるそうです。
この決定により、スペースシャトルは初めて軌道上でクリスマスを迎えることになるとか。
国立天文台・天文ニュースを転載します。
[紹介] 宇宙開発事業団の「宇宙の不思議 うそ ほんと」のページ
タイトルからこども向けかと思いきや、使ってる漢字や説明は少なくとも中高生以上?を対象にしていそうな感じです。つまり大人にもためになるということ。
[H2事故] 宇宙開発事業団はH-2ロケットの打ち上げ計画を打ち切り、次期ロケットH-2Aの打ち上げなどの計画も1年遅らせるとのこと。
NASAの最新の火星探査機は2機とも残念な結果でした。でも、まだまだ「のぞみ」を捨ててはいけませんね。
いい名前です。。。
さて、ふたご座流星群です。
わし座新星、高見澤さん発見の超新星1999ghの画像が東亜天文学会のWebサイトで公開されています。
[紹介] 12月7日に紹介した、奈良市の平城宮跡で行われる「星空を見る会」(奈良の星空を守る会主催)のWebページ。
スペースシャトルの打ち上げは1日延期。
NASAは火星探査計画全体を検討。今後の打ち上げは延期になるかも。
スペースシャトル・ディスカバリー号は新しい予定通り11日に打ち上げられそう。
マーズ・ポーラー・ランダー、いよいよ絶望かも。
[H2事故] 宇宙開発事業団の12月7日の発表。
[紹介] いまさらでもありませんが、「新着情報」でよく引用している松永慎二さんのサイト。NASAをはじめとする海外のニュースの翻訳を掲載。宇宙開発・宇宙探査関係が中心。特集ページは詳細で便利。
前にも紹介したかも。
[紹介] 日本惑星協会が発足しました。
新しく発足した「奈良の星空を守る会」が、奈良市の平城宮跡で「星空を見る会」を開きます。1999年12月18日 17:30から。
長野県の高見澤今朝雄さんが、12月3日(世界時)の観測から、「うみへび座」の NGC 2986 に、14.6等の超新星を発見しました。(超新星1999gh)
マーズ・ポーラー・ランダー、いまだ交信回復せず。厳しい状況に。
国立天文台すばる望遠鏡完成記念シンポジウム『「すばる」が明かす大宇宙の謎』 12月9日
太陽観測探査機SOHOの1997年の観測から、彗星が発見されました。(C/1997K2)
わし座新星は増光がピークに達し、減光に入ったようです。
4日はわし座新星見られず。曇られた。。。
火星に着陸したはずのマーズ・ポーラー・ランダーからの信号が届かず、まだ着陸が確認されていない模様。火星到着直前に分離・投下された小型探査機「Deep Space 2」とも交信できず。
米ウィルソン山天文台で、太陽黒点観測記録の提供を募っています。許可を得てメールを転載します。ぜひご協力ください。
[紹介] 上記メールの発信者の Steven L. Renshaw さんは、「日本の天文学という豊かな遺産、天文学史、日本天文学から見た日本文化を西洋に伝えたい」という趣旨のWebサイトを開設されています。
当の日本人が関心を失いかけている日本の星文化を海外に伝えようとする取り組みに福原は敬意を表しています。
[紹介] 「星の週報」もうすぐ創刊1ヶ月記念(笑)、「まぐまぐ」で見つけた天文のメールマガジンを紹介します。
[紹介] メールマガジン・ホームページ・電子出版の3メディアで構成されるデジタル&インターネット天文情報サイトが誕生。メールマガジンについては前項目でも取り上げました。
Webサイトのニュースは、「新着情報」でもよく紹介する松永慎二さんの協力を得ている様子。また、「しし座」流星群関係と同好会、プラネタリウム関係のリンクが充実しています。天文の新メディアとして期待できるか?
V1494 Aql わし座新星の続報
イギリスの Tom Boles は、U.K. Nova/Supernova Patrolにおける11月6日(世界時)の観測から、「ペルセウス座」の MCG +7-8-11 に約16.8等の超新星を発見しました。タイプII型の超新星とのことです。(超新星1999gg)
「わし座」新星に変光星名「V1494 Aql」がつきました。順調に増光を続け、3.7等という報告もあるようです。
宇宙探査計画が多くなって、探査機などとの交信につかう電波の帯域不足で悩まされるようになっているとのこと。
[H2事故] 小笠原沖に沈んだH-IIロケット8号機第1段ロケットの再調査が予定されています。
[しし座流星群] みさと天文台のWebサイトに、しし座群火球の静止画像と動画像(RealVideo)。
スペースシャトルの打ち上げが日本時間12月11日に正式に変更。
「わし座」に肉眼新星が出現しました。
国立天文台・天文ニュースです。
[HST] 大マゼラン雲の中の狭い領域を撮影。だいたい幅130光年ほどの範囲で、この画像の中に1万個以上の恒星が写っている。
スペースシャトルの打ち上げが遅れそう。したがってHSTの復旧も遅れるかも。
マーズ・ポーラー・ランダー、いよいよ着陸へ。日本時間で12月4日午前5時ごろの予定。
あ、誕生日だ。。。
[HST] "A Puzzle of Galactic Evolution is Solved - Massive Gas Clouds Seed the Galaxy with the Stuff of Stars" (11月26日)のアストロアーツによる解説
原文をうまく読めなかったのでアストロアーツを待ってしまった。ちょっと悔しい。
第9回西はりま天文台ワークショップのお知らせ。12月8〜9日
マーズ・ポーラーランダーは12月3日(世界時。日本時間では翌4日未明)に火星に着陸予定。
マウナケア山のケックI望遠鏡を使った観測チームが6個の太陽系外の惑星を発見。うち5つは、それぞれの太陽からの距離が、生命を支えるのにちょうどいいぐらいだそうです。
[H2事故] NASDAの発表文
リック天文台超新星捜索チームは、11月27日(世界時)の観測から、「くじら座」の NGC 309 に約17.2等の超新星 1999ge を、「ろくぶんぎ座」の UGC 5515 に約18.2等の超新星1999gfを発見しました。