【転載】国立天文台・天文ニュース(581)
この天文ニュース(547)でもお知らせしたように、今年の5月に超新星を発見されたアマチュア天文家、山梨県八ケ岳南麓天文台の串田麗樹(くしだれいき)さんが、9月18日(日本時)に撮影した画像から、「エリダヌス座」の北部にある銀河NGC1309に、15.0等の超新星を発見しました。この発見は洲本市の中野主一(なかのしゅいち)さんを通じて国際天文学連合へ報告されました。この超新星は串田さんの発見前に、すでに北京天文台での超新星サーベイでも発見されていましたが、その確認前に串田さんからの報告が寄せられたということで、独立発見として認められました。今回の超新星は2002fkと命名され、串田麗樹さんが発見した超新星としては10個目となります。
この超新星の位置は、
赤経 3時22分05.71秒 赤緯 -15度24分03.2 秒 (2000.0)
で、銀河中心から西に12秒、南に3.5秒の位置にあります。
2002年9月19日 国立天文台・広報普及室