【転載】国立天文台・天文ニュース(560)

スター・ウィーク 〜星空に親しむ週間〜


 今年も「スター・ウィーク 〜星空に親しむ週間〜」の季節がやってきました。

 「スター・ウィーク 〜星空に親しむ週間〜」とは、毎年8月1日〜7日の一週間を中心に「子どもから大人まで幅広く星空に親しんでもらおう!」という趣旨のキャンペーンです。1995年から始まり、今年で8年目をむかえます。,/p>

 8月という夏休み期間中に天文イベントを実施することで、普段、夜間には外出しにくい小学生や中学生にも実際の星空を眺めてもらう機会を提供することができます。広い意味での理科教育、生涯教育の一環として、また、普段以上に親子の触れあいをする機会としても意義のある企画ということです。

 スター・ウィーク自体の期間は8月の1日から7日ですが、スター・ウィーク関連のイベントとしては、概ね7月中旬から8月末までの間の夏休み期間中におこなわれます。

 各イベントの詳細はインターネット上のスター・ウィークのページをご覧下さい。お近くの施設や団体がおもしろそうなイベントをやっているかも知れません。

 今年は、スター・ウィークの統一企画がはじめて行われます。

 ひとつは、「地球の大きさを測ろう」です。『「地球は丸いというけれど、ほんとに丸いの?」と疑問に思った人はいませんか? 一人一人だと大変だけど、みんなで力を合わせれば、地球の大きさだってはかることができます。この企画では、北極星を日本各地で観察し、見える高さをはかることによって、地球の大きさを計算します。北極星の見つけ方や星空の動きを体験しながら、日本中の仲間と力を合わせて、地球の大きさをはかってみましょう。また、会場によっては、観察する道具として、手作り望遠鏡の工作も可能です。子供から大人まで、気軽に参加、星空を見上げながら地球の大きさを体験しよう!』というものです。既に会場となる施設の受付は終了していますが、その会場での個別の参加者は受け付けているところがありますので、インターネット上のスター・ウィークのページからこの企画に参加している近くの施設・会場がありましたら、各会場へ直接申し込まれてご参加ください。また、個人でも「地球の大きさを測る」ことが出来ます、インターネット上のスター・ウィーク 2002 統一イベントのページから測り方をご理解いただき、統一イベント実施グループの方へご提出ください。

 もうひとつは、「きいてびっくり? 星見の常識/非常識」です。『「星から連想する歌は?」「あなたの星の思い出は?」「流れ星を見たことがある?」等など、星にまつわる諸々の常識?(非常識?)を探っていくアンケートです。こんなの当たり前、とか、意外に・・・!?、なんてことがたくさん登場するかも?』というものです。インターネット上のスター・ウィーク 2002 統一イベントのページのアンケートに答えていただき、集計をしようというものです。果たして天文の常識はどの程度なのでしょう。

 スター・ウィークの実行委員会事務局は国立天文台の広報普及室内におかれていますが、さまざまな企画や運営は全国各地の有志によっておこなわれています。また、スター・ウィーク自体の問合せ先は実行委員会事務局ですが、各々の施設・会場でのイベント、統一イベントの問合せ先は何れも異なりますのでご注意ください。

参照

2002年7月4日 国立天文台・広報普及室


訂正:「国立天文台・天文ニュース (558)・池谷さん、村上さん、宇都宮さんエドガー・ウィルソン賞を受賞」内で、「村上・シュナイダー彗星 (C/2002 C1)」という記述がございましたが、これは「シュナイダー・村上彗星 (C/2002 E1)の誤りでした。また通し番号は
ご指摘をいただきました皆様にはお礼を申し上げますとともに、お詫びして訂正させていただきます。

また、これまでの国立天文台・天文ニュースで配信メールのヘッダの通し番号がずれておりました。こちらも併せてお詫び申し上げます。


転載: ふくはら なおひと(福原直人) [自己紹介]

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